どうも、たかしです。
小屋暮らし予定地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第14回になります。
前回から引き続き、空き家から出てきた木製家具の解体の様子をお伝えしていきます。
1日目では、いくつかの棚とクローゼットを解体したところで体力の限界が来てしまったため、二日目となる今回の記事では残りの「こたつ」「食器棚」「竹カーペット」の解体・処分の様子をお伝えしていきます。
前回脱水症状手前まで行ってしまった反省を生かし、今回はきちんと水筒も持ってきて準備は万端!
たかし
空き家にトイレは無いから、尿意には注意しないとね
小屋根ちゃん
ボトラー、ダメ、ゼッタイ
それではやっていきましょう。
シリーズ記事
【土地整備】空き家の整備 ①:納戸の片づけBefore・After
【土地整備】空き家の整備 ②:納戸を片付けて出てきた物を売ってみたら○○円になった
【土地整備】空き家の整備 ③:寝室の片づけBefore・After
【土地整備】空き家の整備 ④:空き家から出てきた衣服を売ったら○○円になった
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑤:寝室から出てきた雑貨を売ったら○○円になった
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑦:オフハウスの店舗間の格差がとんでもなかった話
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑧:キッチン(後半)+風呂場の片づけ+とんでもない事態発生
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑨:オフハウスの店員間の格差がとんでもなかった話
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑩:空き家の使えそうな家具を売ったら○○円になった
【土地整備】空き家の整備 ⑪:空き家から出た粗大ごみを解体する……座椅子・布団編
【土地整備】空き家の整備 ⑫:空き家から出た粗大ごみを解体する……ソファベッド編
①解体の様子
1.食器棚
かなり大きくて立派な食器棚です。
きれいな状態だったらリサイクルショップに持ち込む予定だったのですが、磨いているうちに外の塗装が剥げてしまったり、そもそもガラス戸が一枚足りていなかったりで状態が悪く、破棄することになりました。
まずはガラス戸なり外側のカバーなり、手で外せる部分を外していきます。
前回解体した棚と同じく、側面のネジを取り外して解体していこうと思ったのですが、かなり錆が酷くてネジが回らず、2個しかとることができませんでした。
ノコギリで解体していってもいいのですが、かなり大きい棚なのでそれでは時間も労力もかかってしまいます。
ですので……
力ずくで粉砕することにしました。
これだけ立派な棚でも、やはり棚を構成するパネルはベニヤ+フレーム材となっているため、長い間放置されて腐っているのもあって力ずくで破壊することが十分可能でした。
踵落しなんてめっちゃ久しぶりにやりましたね。なかなか人生において棚を破壊するために踵落としをする機会なんて無いと思いますので、良い体験ができました。
かなり疲れはしますが、ストレス発散にはうってつけだと思うので、家に廃棄予定の棚がある人はぜひ安全に気を付けたうえで踵落しで破壊してみてはいかがでしょうか。棚をムカつく上司に見立ててぜひ。
さて、力ずくで棚を破壊していると、とある驚きの光景に出会いました。
なんと、パネル板を構成するのベニヤ材の間に、ゴキブリのコロニー跡を発見したのです。
※ゴキブリ画像注意!
ちなみに全員死んでいます。
ベニヤ板を剥がしてこれを発見した時は本当にビックリしました。こちらの空き家、掃除しているとゴキブリの卵は頻繁に見かけるのですが、ゴキブリの死骸自体はあまり出てこなかったんですよね。まさかこんなところに固まっていたとは。
棚自体が古くなっているので、木材の割れ目の僅かな隙間から侵入したのだとは思いますが……何だかこれを見てるとわが家の家具も本当に大丈夫なのか不安になってきてしまいます。
皆さんも、古い木製家具が家にある方はお気をつけください。その木材の中はゴキブリのコロニーとなっているのかも……。
たかし
恐ろしすぎる……ガクブル
小屋根ちゃん
ていうか、こんなん売ろうとしてたのかよ
リサイクルショップで家具を買うのはやめようと、そっと心に決めた瞬間でした……。
2.こたつ
こたつは天板と土台に分かれているので、まずは天板から解体していきます。
空き家から出てきたこたつは大きいものが多く、天板も相応に立派で頑丈そうなものだったのでノコギリで解体できるのか不安だったのですが……
流石はゼットソー、あっさりと刃を入れていくことができました。
こちらの「ゼットソー硬木250」は、木材であれば大概の物は切り出すことが可能な素晴らしいノコギリです。粗大ごみの解体にはうってつけですので、家具を解体する時にはぜひ採用をご検討ください。
両端から、大体3分の1程度まで切り込みを入れたら……
思いっ切り蹴り込むことで真っ二つに割ることができます。
この際、折れてきた天板で足を打たないよう注意しましょう。
天板の断面図です。中身は厚い段ボールのような構造になっていました。
てっきり中身まで丸ごと木の繊維が詰まっているのかと思いましたが、このような構造になっていたとはしりませんでした。確かにこの方が材料は少なくて済みますし、かつ頑丈に作ることができます。製作者の工夫が見えて面白い部分ですね。
さらにもう半分に切って4等分にしていくと……
ゴミ袋に収まるサイズにまで切り出すことができました。
かなり重たいので、天板1つにゴミ袋1つが必要になる感じです。袋がやぶれないよう注意しましょう。
続いて土台の方も解体していきます。
まずは真ん中のヒーター部分を取り外します。簡素なネジで止められているだけなのですぐに取り外すことができます。
こちらのヒーター部分は鉄くず回収業者の方に回します。
土台の木材は、4隅が金具で固定されているため、ドライバーとレンチを使って取り外していきます。
この中心のネジがレンチでもドライバーでも取り外せるようになっていて、とても親切な作りだと感じました。全部のネジをこうしてくれたらいいのに……。
金具を外すと、脚とフレームの木材を取り外すことができます。
4隅の脚を取り外すことができました。
こうなると、残りのフレーム木材は全て簡易的に取り付けられているだけですので、割と簡単に解体することができます。
踏んだり蹴ったり、手でねじ切ることでここまでバラバラにすることができます。
後は長くてゴミ袋に収まらないパーツだけノコギリで切り出せば、全て燃えるごみで処分することができます。
空き家にあったこたつの中には、周りのフレームや脚がプラスチックでできているこたつもありましたが、基本的な解体のやり方は変わりませんでした。
脚はボルトで固定してあるので、レンチで簡単に取り外すことができます。
次に木製の中心部を周りのフレームから取り外したいのですが……
なんとこちら、簡単なストッパーを取り外すことで中心部を取り出せるようになっていました。随分と解体しやすい作りになっています。
木材部分は、やはり簡易的に接合してあるだけなので手でも簡単にねじ切ることが可能です。
問題はこちらの外側フレームです。
このままではゴミ袋に収まらないため切り出したいのですが、プラスチックでできているため木材用のノコギリを使用することができません。
そのため、かなり力がいりましたが万能ばさみで各部位に切り込みを入れてねじり切ることで……
何とか割って分解することができました。
ただ、破片が飛ぶとかなり危険だと感じましたので、用意できるのであればプラスチック用の糸ノコのようなものがあるといいかと思いました。
3.竹カーペット
かなり巨大な竹カーペットです。
ノコギリを使用して細かく切り出そうとしたのですが、やはり木材と竹では勝手が異なるのか上手く刃が入っていきませんでした。
そのため、カーペットが丸まる方向とは垂直に無理やり折り曲げ、竹の繊維を破壊しつつ、袋に入るサイズまで折り曲げることで処分しました。
竹を割るのは結構大変ですが、成人男性であれば体重を乗せて曲げることで何とか破壊することができました。竹を切断する用のノコギリがあればもっと簡単に処分することができるとは思います。
②金具の処分
2日間かけて家具を解体したことにより、金具やパイプ、こたつのヒーター部などそれなりに鉄の廃棄物が出ました。
また、キッチンを片付けした時の鉄製の調理器具類も結構たまってきていたので、今回まとめて「鉄くず回収業者」に持ち込んで処分することにしました。
鉄くず業者に持ち込むことで、本来であれば燃えないゴミ袋に収まらず切断しなけらばならなかったり、粗大ゴミとして処分費用が掛かる物であっても、そのまま無料で引き取ってもらうことができます。
更に言うと、ワンチャン「鉄資源として重量での買取」をしてもらえるのではないかと期待しつつ、個人での持ち込みも受け入れている鉄くず回収業者に持ち込んだのですが、その結果は……
ろ、630円買取!!?
小屋根ちゃん
は、始まってる……
たかし
これが現代の錬金術なのか!?
これは……近いうちに「鉄スクラップを持ち込んだら○○円になった」の記事を書かなくてはなりませんね。
何と言ってもこの空き家、庭にも屋内にも超大量の鉄製品が眠っています。
目指すは1万円越えです。ご期待ください。
③まとめ
今回、2日間かけて空き家にある家具を解体し、可燃ごみとして処分できるようにしていきました。
大阪市の粗大ゴミ処理手数料表を参考に、今回解体した家具を全て粗大ゴミに出した場合を計算すると
- 棚・食器棚……400円×5=2000円
- クローゼット……700円
- こたつ……200円×3=600円
- カーペット……400円
- いす……200円
なので、合計金額はなんと3900円にもなります。それが今回全て燃えるゴミで出せるようになった訳ですから、処分費用を大幅に節約することができました。
ですが、だからといって全ての場合において家具を解体して処分した方がお得かと言うと、そうでもありません。
家具を解体するのにも、工具が必要なものとそうで無いものがあります。必要な場合、使う工具はドライバーとレンチ、そしてノコギリです。その他にはペンチや潤滑オイルなんかもあると便利です。
ドライバーならともかく、ノコギリ・レンチは家庭によっては置いていないところがあると思いますし、家具の解体のためだけにノコギリや必要なサイズのレンチだけを購入するというのはあまり経済的とは言えません。
なので、家具を粗大ゴミに出す費用を節約したい場合には、まずその家具が解体に工具が必要なのかどうか、必要な場合はその工具が手元にあるかどうかを判断する必要があります。また、別途工具を買い足す場合には粗大ごみの処理費用と相談しながら考えないと、結果的に解体して余計に費用や労力がかかってしまったという事態になりかねません。
大型の家具を解体する場合にはそれなりの作業スペースが必要になりますし、当然危険性も高まります。
以上のことも考慮に踏まえつつ、環境が整っている方であれば家具の解体にぜひチャレンジしてみてください。
家具を自分で解体して処分することで、処理費用の節約、延いては破砕に必要なエネルギーの節約にもつながり、地球に優しい生き方をすることができますよ。
レッツSDGs!
たかし
当ブログは地球環境にも配慮しております!
小屋根ちゃん
取ってつけた感がすごい
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。