どうも、たかしです。

10月いっぱいを食費1500円で生き延びるチャレンジ、今回は21日目の様子をお伝えしていきます。

僕は以前、どうしても不足しがちなたんぱく質分を補うため、庭に蔓延っているクズのさやからとれる極小のクズ豆を掻き集めていき、どうにかしてクズ豆でお腹いっぱいになろうという無茶な試みをしていきましたが……

一粒たったこれだけのクズ豆を……
3日間かけて大量採取して食べた

実はもう一つ、土地に生えていて採集可能なマメ科の植物がありまして……

それがこちら、紫の綺麗な花を咲かせることで有名なです。

一般的に、藤から垂れさがる大きなさやに入っている藤豆には毒があり、大量に摂取すると吐き気やめまいを催すと言われているのですが、よくよく調べてみるとどうやら食べられるかのような記事や動画もちょくちょく見かけるんですよね。

チャレンジも残すところ11日間となり、土地から取れる食材も煮詰まってきましたが、ここでもし藤豆がめちゃくちゃ美味しくて何の問題も無く食べられるとなればまた選択肢が広がることになります。

なので今回は、実際に藤豆を回収し少量の味見をしていった様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

藤豆の採集

我が土地のフジは良い感じに手の届くところには生えておらず、どれもかなり上空の木に絡まるようにしてさやが垂れ下がっています。

最も地上に近い部分でさえ小屋の屋根よりさらに上なので、採集には梯子に加えて高枝切ばさみを使っていきます。

しかも厄介なことに、藤さやは空き家と電柱間をつなぐ電線に絡まるようにしてぶら下がっています。万一にも電線をハサミで切ってしまったりしてはマジでヤバいので、採集にはかなり気を使いました。

軒によりかかるようにかけた梯子に上り、そこかから更に高枝切ばさみを使ってさやをどんどん下に落としていきます。

ずっと首を上にもたげた姿勢で、肩を挙げての作業になるので、めちゃくちゃ疲れました。首つるかと思った。

地上に落としたさやを回収していって……

とりあえずこれだけのさやを採集していきました。

先述したように、藤豆は大量摂取すると中毒症状があるとされており、どうせ大量には食べることはできませんのでこの位で十分でしょう。

さやは気軽に割ることはできないぐらいカッチカチなので、作業小屋に場を映してハサミやドライバーを使ってさやを割っていきました。

取れた豆一粒はこんな感じ。さやの大きさの割には小ぶりでひらぺったいですが、クズ豆と比べたら雲泥の差です。体積で言うなら100倍ぐらいはありそう。

回収していて感じたのは、想像以上に虫食いにやられているさやの数が多かったことです。

同じ時期に、やたら茶色っぽくなっているのとまだまだ若い緑色しているのが混在しているのが気になってはいたのですが、それはどうやら茶色は熟しているということではなく、虫食いにやられて中身が腐ってしまっているからと言うことみたいです。

上記写真のように、ちょっとでもさやに穴が空いて一部が変色している物を開けてみると……

※芋虫と糞の画像注意

このように中身が種から芋虫の糞にすっかり入れ替わってしまっている惨状が現れます。

これが結構な頻度で、体感では回収したさやの内2つに1つぐらいは虫が入り込んでいました。あんな空中にぶら下がっている物にこれだけの虫食いが発生してしまっているというのはかなり意外でしたね。

とはいえ、さやひとつで平均3~4粒は入っていたので、全てのさやから豆を回収した結果それなりの数の藤豆が集まりました。

味見してみる

早速採集した藤豆の内、5粒を素揚げにして味見してみることにしました。

藤豆を食べる際に注意すべきことは

  • 大量に食べ過ぎないこと
  • 必ず火を通すこと

の2点のようなので、油でしっかり火を通して少量頂いていきます。

この「大量」というのが具体的に何粒だとか何グラムだとかいう記述は見当たらなくて、大体5~10粒ぐらい食べて平気だった、という記事が多いように感じたので僕もそれに倣いまずは5粒としています。

また、火を通す方法として「炒る」という選択している人が多い印象でしたが、確実に火を通すならばやっぱり「揚げる」のが最強だし、他の人の記事と差別化出来て良いんじゃないかと思い、油でしっかり揚げていきました。

本日のお昼ごはん、「レンジ焼きいも」と「栗と藤豆の素揚げ」「梅シロップジュース」です。

早速藤豆をパクりといただいていきました。

味に特に毒っぽい感じはなく、揚げただけあって外側の殻は香ばしく、中身はマメっぽくホロホロパサパサとした食感でした。

他の方の記事ではソラマメっぽいという表現がよく使われていたのですが、僕はソラマメを食べたことが無いのでよく分かりません。

なので枝豆と比べてみるしかないのですが……枝豆よりは甘みがそこまで無くて、なぜだかフルーティーな鼻から抜ける香りが気になる感じでした。本当に何とも言えない、甘さとも違うような、えぐみとも苦みともいえないようなクセを感じました。

美味しいかと問われると……不味くはない、けどずば抜けて美味いという訳でもない、本当に可もなく不可もなくって感じでした。

一緒に食べたのが栗の素揚げだったのでどうしても比べてしまっているのかもしれませんが……少なくとも毒の危険性をおしてでも食べたいほどの味では無かったです。

フルーティな香り、と言いましたがこれも個体差があるのか、一個だけまるでぶどうジュースでも飲んだ後かのような酸味が鼻に突き抜ける豆があって、これはちょっとビビりました。もしかしたら半分腐っていたのかも???

ちなみに、今回調味料節約のため初めてやってみたレンジ焼きいもですが、普通にホクホクで美味しかったです。調味料が無くなったら最終手段はこれですね。

22日目に続く

今回は新たな食材を求めて、藤豆を採集して味見していった21日目の様子をお伝えしていきました。

今回は味見と言うことで、ただ揚げて少量食べるだけでしたが、これで特に問題が出ないようであれば今度はもっとちゃんと調理して、もう少し量を増やして食べていきたいと思います。さぁ、体調がどう出るか。

吐いたり下痢になったりしたら流石に止めようかなと思います。チャレンジ達成にかなり支障が出てしまうので。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

↓ランキングに反映されますので、よろしければクリックお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村