※本日30日目の分も投稿しています、どうぞ併せてご覧ください

どうも、たかしです。

ついに……ついに達成しました!!!!

10月いっぱいを食費1500円で生き延びるチャレンジ、今回は最終日である31日目の様子をお伝えしていきます。

停滞した小屋暮らし生活から脱却するため、自らを追い詰める意味でも半ば達成不可能なんじゃないかと思いつつ始めた「食費月1500円」というめちゃくちゃな目標を掲げ、今日まで30日間四苦八苦しつつ何とか生き延びてきました。

物価高の中、食費1500円は全て調味料代に溶け……
それでも生き延びるため、あらゆる物に手を出しては辛酸をなめる日々……

チャレンジ中は無限にも思えた一ヶ月間も、過ぎてしまえば一瞬の幻のよう……人生とは不思議な物です。

今回は残った食材をフルに使い、最終日にふさわしい宴を開くためこれまでの料理とは全く違ったスペシャルメニューを作成し、食べていった様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①調理の様子

今回宴のために用意する料理は、これまでの料理と比べてはるかに手間暇がかかるのが分かっていため、午前中の速い時間から料理の下ごしらえを始めていきました。

まずは、前日に残しておいたデカサツマイモを捌いていきます。

宴に用意する料理その1は「サツマイモチップス」です。

そのため、デカサツマイモの膨らんだ中央部分を、とにかく薄くスライスしていきます。本当だったらスライサーがあればよかったのですが、そんな便利な調理器具はあいにく持ち合わせておりませんので、包丁で出来る限り薄くカットしていきました。

カットしたイモはアク抜きに水にしばらくさらしておきます。

その間、宴第二の料理に使用する栗の皮をむいていきます。

宴に用意する料理その2は「栗クッキー」です。最初に買いそろえた調味料で薄力粉を選んだ時点からいつかクッキーを作りたいとは思っていたのですが、薄力粉がちゃんとチャレンジ期間中不足しないかどうかが心配だったため、結局クッキーづくりがチャレンジ最終日まで延びてしまいました。

今度は栗を水にさらしてアク抜きをしている間に、今度はアク抜きのすんだサツマイモを1枚1枚水気をとりつつバットにあけて、並べて乾燥させていきます。

この状態でしばらく置いて、乾燥させている間に……

今度はアク抜きの済んだ栗の方を茹でていきます。

栗を茹でるのは、この後の工程でクッキーに練り込む「栗ペースト」に栗を加工していくための下準備です。

栗を茹でている間に薄力粉をふるいに掛けます。

これで残っていた薄力粉100gちょっとを全て使い切りました。お疲れさまでした。

クッキーに入れる砂糖も50gちょっと取り分けておきます。

お菓子を作る時はレシピに忠実に、g単位でちゃんと測らなくてはならないとは良く聞きますが、今回僕が作るクッキーはいろいろなレシピを参考にして寄せ集めた物なので正確な分量などは無く何となくで作っております。菓子職人ブチギレ案件。

そうしている間に、20分ほど茹でてホクホクになった栗をお湯から上げたら……

茹で栗をミキサーにかけてペースト状にしていこうと思ったのですが……

どうやら栗がカッスカス過ぎて、上手くミキサー内で混ざらず偏ってしまってなかなか細かくなっていないようでした。

なので、仕方なく少量水を入れて中をかき混ぜつつ何度もトライすることで……

ようやく栗ペーストまがいのものを作ることができました。

栗ペースは大体90gほどを取り分けまして……

まずは栗ペーストと砂糖を混ぜ、つなぎとして油を大さじ4倍分投入しさらにかき混ぜていきます。

本来クッキーのつなぎとしては、バターだったり卵だったりが普通なのでしょうが、そんな贅沢な食材は手元にありませんので油を使って生地をまとめていきます。

栗ペーストと油と砂糖を練った物を、今度は薄力粉の中に投入し……

ひたすら混ぜ合わせますが、それでも全然全体が上手くなじまなかったので……

さらに油を小さじで取りつつ、順次生地がまとまるまで追加投入し……

もうまどろっこしかったので、手で直接こねくり回した結果……

良い感じに生地がまとまってくれました!

まとまった生地を棒状に形成し、ラップに包んだら……

冷蔵庫に入れて1時間ほど寝かせていきます。

クッキー生地を寝かせている間、サツマイモチップスを完成させていきます。

まずはフライパンに残っている油を一気に全て投入していきます。これで油も全て使い切ってしまいました。お疲れさまでした。

乾燥したサツマイモを油に投入し、カリカリになるまで揚げていき、また引き上げて油を切ります。

この工程を繰り返し全てのサツマイモを揚げていったら……

残った油を捨てるのももったいないので、栗ペースを投入して「揚げ栗ペースト」を作っていくことにしました。

表面がカリカリに上がっていく様は何だかハンバーグみたい。これを「栗バーグ」と名付けることにします。

流石につなぎも何も使っていないのでボロボロ崩れますが、無事全部の油を吸ってくれたので良しとします。一体どんな味がするのだろうか……揚げ栗が美味しいんだから心配はいらないと思いますが。

一旦表面を拭いたフライパンの上に、今度は残った砂糖を全てぶちまけます。これで全ての砂糖を使い切りました。お疲れさまでした。

砂糖が溶けてカラメル色になってきたら……

揚げたサツマイモを全て投入し、しゃにむに砂糖と絡めていきます。

クッキングシートに引き上げたサツマイモを、更に袋に詰め込んで……

塩を一杯ぶち込み、中で降ってまぶしてお皿にあけたら……

自家製サツマイモチップスの完成です。うまそ~。

今すぐ食べたいところですが、宴の開催のため栗クッキーが完成するまで我慢します。

続いて栗クッキーを完成させていきます。

まずは寝かせておいた記事を5mm厚ぐらいにカットしていって……

フライパンの上に並べていきます。

本来だったらオーブンがあると良いのですが、そんな贅沢な調理家電は僕の家にはありません。

ふたを閉めて、焦げないよう弱火で15分ほど焼いていったら……

ひっくり返して、10分ほど焼いてもう片側にも焼き目を付けていったら……

栗クッキーの完成です! 工程が多くて大変でした……。

飲み物にはウメシロップジュースを、こちらも最後の1杯となります。チャレンジ期間中、ずっと食事中の癒し枠でした。お疲れさまでした。

クッキーで絶対に喉が渇くので、柿の葉茶も入れていったら……

最終日の宴準備が全て完了しました! それでは堪能していきたいと思います。

②宴開始

まずはサツマイモチップスからいただいていきます。

あれだけ手間かけただけあり、何とも濃厚なおいしさで舌がしびれるようです。感動です。

やはりスライサーではなく包丁でカットしたせいでちょっと分厚く、油も少なかったので既製品のようなカリッカリとまではいきませんでしたが、それでもまとったカラメルと塩が合わさった甘じょっぱさが大いに下を刺激します。それに加えて油も染み込みまくっているイモですから、何とも体に悪そう。正しく嗜好品ですね。

今回のチャレンジ枠であるところの「栗バーグ」ですが、そのお味はというと……

これは思いがけず、何とも食べやすいプレーンな味わい。油で揚げた表面だけカリカリで、中身は茹で栗のホクホクが維持されており、食べている感じはハッシュドポテトに近かったです。

それでいて栗の甘さと、振りかけた塩コショウのしょっぱさが合わさってこれまた箸がどんどん進む最高の料理になっていました。

余った栗ペーストで何となく作った量でしたがなかなか良かったですね。栗ペースを作る手間が可なり面倒なので、次また作るほどかと言うと微妙ですが……揚げ栗で十分美味しいですからね。

栗バーグとウメシロップジュースの相性の良さを噛み締めつつ……

ここで大本命、栗クッキーをいよいよ食していきます。

もっとも手間をかけた、いつか食べたいと思っていた栗クッキーのお味は……?

まず第一に驚いたのが、思ったのの3倍ぐらいはちゃんとクッキーとして成立していたこと。

サックサクで、噛む度に下にほのかな甘さが広がり、ほろほろな舌触り……そもそもクッキー自体チャレンジ前も含めてもうずいぶん食べていなかったので、何とも懐かしい気持ちになりました。

味の方はと言うと、こちらもびっくりした要素の一つですが、かなり優しい味わいで、ガツンと下にしびれるような甘じょっぱさがあったサツマイモチップスとは何とも対照的でした。

「栗」「クッキー」ですから、めちゃくちゃ校内の水分が持ってかれて、お茶請けとしてはなんとも最適なおやつだと思いました。コーヒーが飲みたくなりますね。

そんなこんなで、全ての料理を無事完食……したかったのですが、全体的にボリュームが多すぎた上、クッキーにあまりにも下の水分を持ってかれてしまったので、クッキー6切れだけは夜ご飯に持ち越すことにしました。

しかし、最高の宴でした。悔いなし!!!!

③まとめ

今回は食費月1500円チャレンジ最終日の宴の様子をお伝えしていきました。

炭水化物ほぼほぼ100%と言うことで、栄養バランスから見たら最低と言っていい料理ではありましたが、1ヶ月の集大成として腹がこれ以上ないぐらい幸せにパンパンになりましたので、たまにはこんな日があっても良いんじゃないかと思います。

今回のチャレンジは、途中メダカ池に生えている草を食いまくったり、3日かけてようやく一食分のクズ豆を採集したり、毒があると言われている藤豆を食べたりと、かなりの無茶をしていくこととなりました。

この反省を生かして、これからの活動は「もし来年同様のチャレンジをしても楽勝で乗り切れるぐらいの環境を作る」と言うことをモットーに開拓を進めていきたいと思います。

これからもどうか生暖かい目で見守っていただければと思います。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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