どうも、たかしです。
土地を購入した際についてきた、道を挟んだ向こう側にある飛び地を開拓していく様子をお伝えしていくシリーズ、今回はその3回目になります。
前回の記事では急きょ購入したエンジン式草刈り機で、長年放置されていた末に太くデカく成長したススキを始めとした強固な雑草群をなぎ倒していきました。
一通り刈り終わったのは良いのですが、雑草の量がヤバすぎて刈ったにもかかわらずまだまだ地形が分かりづらいぐらい草が折り重なってしまいました。
この状態では草刈りをしたところで、今後どのようにこの土地を利用していくかのイメージも持ちづらいため、まずはこの大量の草をどかしていく必要があります。
と言う訳で今回の記事では、大量の草を全て撤去していって土地の形状がどのようになっているのか把握していった様子をお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
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①草撤去の様子
草撤去はいつもの通り、熊手と一輪車を使って農地の奥にあるコンポスト処理場の近くに運んでいきました。
ぱっと見の印象以上に大量の草が折り重なって積みあがっていて、一掻きで大量の草が取れます。
一輪車もすぐにパンパンになってしまいますが、運び出しの手間を少しでも省くため、できるだけたくさん積み重ねてから運んでいきました。
コンポスト処理場は、道を挟んだ農地のその更に奥になるため、一輪車で運び出す作業もかなりの手間になります。
何度か積み重ねただけで、これまでの草刈りで回収した雑草の量を超えてしまいました。
どれだけ草をかき分けても、その下からまた新たな草が出てきていつまで経っても終わりません……これはかなり時間がかかる予感がします。
あっという間に草の山がこんな大きさになってしまいました。これでまだ全体の3分の1も終わってません……これはヤバいぞ。
②途中出てきた物
草の撤去中、やたらこんな感じの草で作られた繭玉みたいなものを見つけました。
どれも草を丸めた握りこぶし台の固まりになっていて、当初はミノムシみたいにサナギ状態で越冬する虫の繭かなんかだと思っていたのですが……
出てきた物をいくらほどいても、中からは何も出てきませんでした。
後から調べてみた所、これはどうやら「カヤネズミ」という文字通り茅やススキの生えているような背の高い草原に住んでいる日本一小さいネズミの巣のようです。
こちらのカヤネズミ、都市化+放棄された稲田の森林化の双方向からの原因によって生息地が急激に減ってきており、絶滅危惧種とは言わずともかなり数が減っている種のようです。
そうすると僕の開拓行為はまた一つカヤネズミの住処を奪ってしまったということですね……やはり開拓と言うのは罪深い行為なのだなと。
このカヤネズミは稲を食害せず、バッタやイナゴなどの昆虫と雑草を食べて生活しており人家に侵入することも無いため、人間にとっては全く害のない生物と言うことなのだそう。申し訳なさが加速する……
カヤネズミが巣を作るほどの草原ということで、当然中からはイナゴも出てきました。
ただ、「この時期に成虫のイナゴ?」と疑問に思い調べてみると、こちらの「ツチイナゴ」は通常のイナゴ・バッタ類と比べて生活サイクルが半年分反転しているらしく、10月ごろに発生する成虫がそのまま越冬する種なのだそうです。
涙のように目の下にある模様がツチイナゴの特徴。
彼らは越冬する際、凍ることの無い暖かい草の中でじっとして過ごすらしく、こちらもまた住処を奪ってしまったということで、恐らく彼らのほとんどはこの冬を乗り切ることはできないでしょう……誠、草刈りは罪深い。
③草撤去ビフォーアフター
うーん、あまり差が分からない。
多少は地形がはっきりするようになりましたが、まだまだ刈り損ねた低い草が地表を覆ってしまっているため、きれいになった感じがしません。
やはりもう一回草刈りをして、しっかり仕上げをしていく必要性がありそうです。
撤去した草はとんでもない山になりました。僕の身長に迫ろうかと言う高さまで積みあがっています。
しかし、こんなに大量の草をどうやって処理した物か……コンポストに混ぜる分には余りにも多すぎます。
ここはやはり野焼きなり、焼却炉を作って燃やすなりして灰にして利用するほか無いかもしれません。
④次回「草刈り仕上げ編」へ続く
想像以上に刈った草を移動させる作業がとてつもなく大変で、1日がかりでやっと作業が完了するほどでした。
次回、飛び地開拓の3日目となる仕上げ編へと続きます。
現時点でもかなりすっきりとして広々しましたが、更にここから細かく草刈りをしていくことでどれほどきれいになるのか? お楽しみに。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。