どうも、たかしです。
沢水を利用して畑への水やり用のため池を作るシリーズ、今回はその第5回になります。
前回の記事では、沢から水を引いて作るため池の穴と水路を掘って、水路開通の準備を完了させていきました。
今回は長らく続いたため池作成シリーズの最終回と言うことで、実際に水路を開通させてため池に水を引いて行った結果どうなったかをお伝えしていきます。
果たして無事に水を引くことはできたのか?
ため池の様子はどのような物になったのか?
やっていきましょう。
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①水路開通の様子
関としてギリギリの越してあった沢との境目部分を土で掘り、沢とため池へと続く水路を開通します。
地面自体に緩やかな勾配があり、また沢からの水の流れがあるため、まずは問題なく水が取水路へと取り込まれていきました。
水は途中で止まることなくそこそこの勢い水路を進んでいき、そしてついに……
ため池に水が注がれ始めました!
ここまではとりあえず問題なさそうだったので、ここからはひたすら水がため池に注がれていくのを見守るターンに入って行きます。
そのまま放っておいても問題ないとは思うのですが、万が一ため池に溜まった水がスムーズに排水されずに決壊でもしようものなら、周囲が水浸しになってしまいますからね。無事排水されるのが確認できるまでは見守ることにしました。
しかし、これが地獄の始まりだったとは……。
②ため池周辺の整備
水がたまり続けている間、ため池周辺の整備を進めて行きました。
まずはため池と水路周りを一段掘り下げ……
沢の方から回収してきた大小の岩を敷き詰めていきました。
こうすることで沢の一歩外側に囲いができ、うっかりその中に入り込んで崩してしまったり、ため池の中に落ちてしまったりといった事態を防ぐ役割が期待できます。電車ホームの白線のイメージですね。
また、こうやって周囲を岩で固めることにより、ため池や水路が自然に崩れていくことを少しでも緩和できないかなと言う希望的役割もあります。
どのぐらいの効果があるのかは、継続的に経過観察していかないと何とも言えませんが。
③排水されるまでもう少し
だいぶ水が溜まり、あと一歩で排水のラインに届くと言ったところまで来ました……!
ちなみにここまで1時間半以上かかっています。ちょっとかかりすぎとちゃう?
最初の方は勢い良かったんですけどね。やはり上の方に行くにつれて広がっていくすり鉢状になっている訳ですから、全然水面の際が上がっていかずに「あれ? どっかから水漏れてる?」と不安になってしまうぐらいでした。
こんなことなら普通にお昼ご飯食べに行っていればと後悔が襲ってきていましたが(この時点で既に13時半回っている)、でもどうしても「排水が開始される瞬間」というのも映像に取っておきたかったので、場を離れるわけにはいかなかったんですよね。
最近は本当に日が落ちるのが早くて、ただでさえ冬至が近くて日没が早いのに、それに加えて周りが杉山に囲まれているため、位置によっては13時過ぎには日陰になってしまうのがなかなかの辛さです。この日はそれに加えて風も強くて超寒かったので、ため池のそばでうずくまりながら「(水際の高さ)動いて! 動いてよ!!」とシンジ君ばりに必死になりながら待つ羽目になってしまいました。
あ~辛かった。
④そしてついに……!
と、とうとう排水路の方にため池内の水が侵入し始めました! (ちょっと排水ラインの高さを掘って下げたのはナイショ)
やはり一度水が侵入し始めたら、傾斜に乗った水の流れは早く、どんどん沢との合流地点に向かって流れていきます。
そしてとうとう……
排水が完全に沢と合流しました! やったー! 昼めし食えるぅーー!!
ため池の方の様子はと言うと、実は縁の高さが水際ギリギリになってしまっていました。あぶねー。
排水ラインがもう少し高かったら、完全に決壊してこっちの方から水が溢れ出てしまっていたことでしょう。思った以上に排水のラインが高すぎたようです。
これはまた補修しておいた方が良さそうです。
とにもかくにも、これにて全てのため池作成作業が完了しました!
⑤まとめ
今回は沢の水を利用したため池を、DIYで、しかも最終的には人工的な資材を全く使用することなく作成していくことができました。
後はこのため池が本格的に活用される来年の夏野菜栽培まで、獣や自然災害によって破壊されることなく残り続けてくれることを祈るばかりです。
いやマジで、「翌日朝見に行ったらあっさりイノシシのぬた場にされてめちゃくちゃに破壊されていた」なんてこと全然在り得ますからね……そうなったら膝から崩れ落ちそう。
どうなるかは僕の家周辺に住む獣の機嫌次第と言ったところですが……水飲み場とかに使うのは全然良いので、ぬた場として掘り返すのだけはマジで勘弁してほしい。
このため池ですが、実は夏野菜の水やり用以外にも別に用途を見越していたりします。実際にその思い描いている用途で利用する日が来るかどうかは微妙ですが……またその機会が訪れたら、ぜひともこのため池をフルに活用していきたいと思っています。
何の用途なのかは……今のところはナイショで。ご想像にお任せしておきます。
ふふふふふふふふふ……。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。