どうも、たかしです。

土地開拓で出た大量の雑草や笹を処分するための焼却炉をドラム缶でDIYしていくシリーズ、今回は第3回になります。

前回の記事では、ロケット焼却炉において非常に重要な機構となる「上げ底網」と「煙突」を、ドリルとタガネを使用してドラム缶に穴をあけて取り付けていきました。

太い穴をあけられるドリルが無いため、細いドリルで穴を連結&タガネで拡張していった
時間はかかったが、何とか問題なく煙突を取り付けることに成功。
上げ底網もバッチリ

ロケット焼却炉に必要な基本的な機構はこれで全て作成完了したので、今回は仕上げとしてディスクグラインダーでカットした投入口と吸気口に、切り出した際に出た破片を利用して開閉可能な蓋を取り付けて完成まで持って行く様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①投入口の丁番&取っ手取り付け

まずは投入口の蓋に丁番を取り付けて、開閉可能な蓋に加工していきます。

場所をピッタリ合わせた後に……

ドリルで下穴をあけていきます。

下穴をあける理由は、そもそも丁番に付属してきたネジがドリルネジでは無かったためそれ単体では鉄板に打ち込むことができないのと、仮にドリルネジだったとしても下穴をあけた方が打ち込む際にずれにくく、丁番取付時に穴がズレて開閉がスムーズにできなくなってしまうと言った事態を避ける意味合いがあります。

下穴をあけた後付属のネジをドライバーでねじ込んで行こうとしたのですが、鉄板が厚すぎるためかスムーズにネジが入って行かず……

一応取り付けることはできましたがガタガタのユルユルになってしまい、不安の残る仕上がりとなってしまいました……

その後取っ手を取り付けるためにドリルで穴をあけて……

タガネで穴を広げるといういつもの方法で取り付けるための穴を空けて、取っ手となる部材を取り付けていったのですが……

こちらもナットの数が足りず、ただ穴にはめ込むだけになってしまい取っ手がユルユルとなる事態が発生してしまいました。

端的に言えば、資材が足りません。そのため、急遽町に下りて資材を買い足すことになってしまいました……。

往復1時間半かけて買ってきた資材その①がこちらのドリルネジです。丁番付属のネジをこちらに付け替えることでより強固に止められるのではないかと考えました。

100個入りの袋しか最寄りのホームセンターに無く、ステンレス製のためこれだけで1000円近くの出費になってしまいました……まあステンレスのドリルネジならまた別の機会でいくらでも使えるでしょうから無駄にはなりませんが。

付属のネジをすべて取り除き、ドリルネジを使って同じ穴に固定していったところ……

付属のネジよりも圧倒的にしっかりとフタを固定することができました。流石はドリルネジ。

そして、街への往復に1時間半もかけてしまったしわ寄せが、ここに来て日没と言う形で表れてしまいました。暗い……

取っ手に関しても、ナット同士で挟み込んで固定できるように追加のナットとワッシャーを購入してきました。

まず取っ手金具を通し、蓋の裏側と表側両方にナットをワッシャーを挟む形で取り付け、それぞれ締まるようにレンチでしっかりと締めこんだら……(画像は明度を加工してあります。それでも暗い)

とっても非常に強固で満足いく仕上がりになりました! 

暗い……

②吸気口の丁番&開閉金具取付

翌朝、今度は吸気口の丁番を取り付けていきました。

ドリルネジはそれ単体で穴を空けて取り付けることもできますが、やはり丁番は慎重に取り付けていきたいため、ドリルで下穴を開けてから取り付けていきました。

蓋に丁番を取り付けたら……

位置に気を付けつつ、本体側にも丁番を取り付けて、開閉できる蓋が完成しました。

ただ、ディスクグラインダーでカットした都合上蓋の方が穴より一回り小さくなってしまっており、このままだと蓋が呼気口を貫通してしまいます。

そのため、貫通するのを防ぎ、かつ開閉できるための取っ手にもなる金具を自作することにしました。

資材には、過去に使ったガリバリウム波板の端材を利用します。

まず適当な長さにカットして……

ハンマーで波を潰して平らな金属板にした後……

こんな感じに折り曲げ加工します。

これを蓋の側面にドリルネジで固定し、引っ掛かりになる部分を作ります。

その後二の側に取っ手兼引っかけにするための金具を同じように波板から作成し取り付けたら……

蓋が貫通しないようロックする取っ手が完成しました!

実際に立てて使用してみると、開けた状態のままにしたくても勝手に蓋が閉じていってしまうことがあったため……

取っ手に針金を取り付け。それを上げ底網の下地丸棒の端に引っかけて開けっ放しにできるようにしておきました。

これにて全てのドラム缶ロケット焼却炉の作成が完了しました!

③次回「実証実験編」へ続く

今回はドラム缶焼却炉に丁番や取っ手などの金具を取り付けて完成させていくまでの様子をお伝えしていきました。

普段のDIY記事であればこれでシリーズは終了となるのですが、今回の焼却炉に関しては「実際に使えるかどうか」を実証しないことには完成とはやはり言えません。

と言う訳で、次回最終回は「実証実験編」ということで、実際に土地にある草や枝を燃やしてみてどのぐらいの火力が出るのかを試していきたいと思います。

ロケット焼却炉は、普通に燃やす場合と比べてどのぐらいの火力が出るのか? DIYした焼却炉でもしっかりと草や枝を燃やすことはできるのか?

次回試していきます。お楽しみに!

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。