どうも、たかしです。

今回は、今年2025年の初めに「達成したい事3選」記事で発表した内の1つを達成していくシリーズになります。

即ち「庭のぐるりを防獣フェンスで囲む計画」です!

僕の住む山奥集落には日常的にシカやイノシシなどの獣が出没しており、夜間に帰宅した時なんかは体感30%ぐらいの確率で何かしらの獣と遭遇しますし、しょっちゅう山の中から何かしらの生物の鳴き声が聞こえてきます。

我が物顔で道路を闊歩するイノシシの集団

去年の6月には空き家床下にアナグマが侵入してしまいましたし、地面が掘られていたり糞が落ちていたり、夜間に獣が侵入している形跡はいたるところにあります。

日が落ちてからどうしても空き家に用事ができて小屋から出る時なんか、いつ獣と出くわすかビクビクせざるを得ません。闇の中からこっちを覗く瞳と目が合ったこともあります。

そして何より問題なのがそれら獣が庭にマダニを運んでくることです。

この冬の間はマダニも休眠していたのかずっと見かけなかったのですが、とうとう1月終わりの気温が異常に上がった日に再び姿を現してしまいました。

マダニ自身は運動能力に乏しく、自分から庭に侵入してくるということはないのですが、獣が体にマダニを引っ付けた状態で侵入してくることで、庭でマダニが繁殖してしまうのです。

実際、去年の4月~10月辺りまではちょっと地面や草に触れただけでもマダニが引っ付いてくるという悲惨な状況でした。

そこで今回、空き家の庭という日常生活圏だけでもマダニの脅威から守るため、庭のぐるりを防獣フェンスで囲っていき、間接的にマダニを庭から一掃しようという計画を、マダニが再び活発になり始める春に入る前にスタートさせることにしました。

第一回となる今回は、防獣フェンスに用いる資材の紹介と、庭のぐるりを防獣フェンスで囲むとどのぐらいの設置費用が掛かるのかの試算を実際に計測しながら行っていったので、その様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①使用する予定の資材

今回防獣フェンスとして使用する資材はこちらの「いのしし君」です。

4.0mmという非常に太く頑丈なスチール製のフェンスとなっており、以前アナグマ侵入対策として使用した「アニマルフェンス」の太さが2.1mmなので、いかに頑丈なフェンスかがよく分かります。

フェンス1枚の規格が幅2m×高さ120㎝。建築用で使われる構造用合板の規格182㎝×91㎝よりも一回り以上大きく、1枚1200円もするのも納得の重量感のあるフェンスです。

こちらの防獣フェンス、基本どこのホームセンターにも売っておらず、ネットで購入しようとしても100m単位での販売しか無かったり、送料だけでもかなりかかってしまったりと、ずっと使いたいと思いつつも現実的には無理だと考えていたんですよね。

それが、何と最近になって最寄りのホームセンターで入荷されまして、しかも1枚単位で購入できるという神っぷり。サイズがデカすぎて、合板ですらギリギリだった愛車フィットで運ぶのは無理なのですが、レンタルトラックサービスを利用して自己搬入できてしまうという最高の条件下と言う合わせ技。

これはもう、やるっきゃないっしょ!!

ということで、本来なら今年の年末当たりにやろうかな~とぼんやり思っていた位の「庭のぐるりを防獣フェンスで囲む計画」を急きょ実行に移すことにしたのです。

ちなみに、似たような資材でコンクリートの下地として使用するようなスチールメッシュがありまして、こちらは同じぐらいのサイズ感で値段もイノシシ君より相当安いので防獣フェンスに活用する事例も良くあるのですが、メッシュ目が粗すぎて恐らくアナグマやタヌキだったらあっさり通過してしまい意味をなさないと考え、今回はスルーしました。

②事前計測

防獣フェンスを模した、小屋づくりの端材である2m長の角材2本を使って、実際に設置予定の場所に並べていって、防獣フェンスが何枚必要になるかを計測していきました。

まずは裏庭との仕切りになる位置に、フェンスを1枚ずつ計2枚設置します。

完全に閉じると裏庭への行き来ができなくなってしまうため、こちらは開閉可能のフェンスに加工していく予定です。

本当を言えば裏庭も含めてぐるっと囲みたかったのですが、そうすると範囲が広くなりすぎるし、池周りのフェンス設置形状が複雑になりすぎるので、今回は断念しました。

いつか裏庭も含めて囲みたい……

そこから庭木の裏を周りつつ玄関側へとフェンスを連ねていき……

一旦ユズの木のある位までの位置を端とします。ここまででフェンスは計11枚必要でした。

ここから先は結構な高さの崖となっているので、流石にここから侵入してくる獣はいないだろうとの判断です。全部囲むよりは節約になりますしね。

もしもここを登ってくるようなことがあったら改めて設置せざるを得ませんが……流石にそこまでして侵入してくるだけの価値が我が家の庭にあるとは思えませんしね。

庭への出入り口となる部分には、庭で一番太い木の辺りを境目として道を横断するようにしてフェンスを設置していきます。

当然、完全に塞いでしまったら行き来ができなくなってしまうので、こちらも開閉可能なフェンスに加工するつもりです。時折車ごと上がってくることを考慮すれば、両開きの門のように設置するのが良いと思います。

道を横断したら、そこから洗濯竿の置いてある崖の方へとフェンスを連ねていきます。

こちらの崖は洗濯物を掛ける際に落下の危険性がある場所なので、防獣フェンスが落下防止フェンスとしても機能することとなり一石二鳥です。

とはいえ、目的は防獣なので侵入の心配がなくなるぐらいの高さ地点までをフェンスの設置範囲とします。

ここまでで計17枚フェンスが必要となります。

最後に農地との境です。

農地へと続く道の画像右側は崖となっているので、その際までフェンスを設置すれば獣の侵入を防げるはずです。当然ここも開閉可能にする予定です。

電柱の支えとなっているワイヤーが邪魔ですが……仕方ないですねこれは。

そうして終端は、空き家の裏手と繋げる形で隙間なくフェンスを設置できるはずです。

今現在生えている竹や植木はかなり邪魔ですし、春夏は頻繁にスズメバチが飛んできて危険なので全部伐採するかもしれません。

ここまでで計21枚のフェンス、そして24本の支柱が必要なことが計測により分かりました。

③設置費用ザックリ試算

フェンスと支柱、そしてその他必要な資材費をザックリ計算すると……

  • フェンス費……1200円×21=2万5200円
  • 支柱費……500円×24=1万2000円
  • その他結束線等資材費もザックリ計算すると……4万8000円ほど

と言った感じで、恐らく5万円行かないぐらいで庭を囲むことができるのではないかと言う結果が出ました。

なかなかの出費ではありますが、5万円でマダニとおさらばできるのであれば僕は絶対に払いますから、そう考えたら全然高くは無いでしょう。むしろ安いぐらいかと。

④まとめ

今回は「庭のぐるりを防獣フェンスで囲む計画」第一回ということで、庭の設置範囲を計測して費用を試算する様子をお伝えしていきました。

実際に庭のぐるりを計測し、必要な枚数や費用が大体把握できたことにより、いよいよ防獣フェンスで庭を囲むイメージが現実的になって来たと思います。

恐らくですが、この防獣フェンス設置が今年度最後の大掛かりな開拓作業となることでしょう。

過去のアナグマとの戦いの経験から、防獣フェンスの設置は生半可な厳しさで無いことは分かっていますが、これを達成して真に安心な小屋暮らしの実現を目指して、何とかこの開拓を達成していきたいと思います。

次回は実際のフェンスと支柱を使って「仮の仮設置」を行い、慎重に計画を進めていく予定です。お楽しみに!

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。