どうも、たかしです。

庭への獣侵入を阻み、同時にマダニを庭から根絶させるため、庭のぐるりを防獣フェンスで囲っていくシリーズ、今回は第3回になります。

前回の記事では、全ての資材を調達していく前に、フェンス2枚と支柱3本だけでお試しで設置してみる「仮・仮設置」を行っていきました。

2枚のフェンスだけで実際に設置する際のイメージを固める
正門ゲートのお試しもしてみた

実際のフェンスを使ってみたことによりイメージが固まり、特に問題なく施工できそうなことが分かりましたので、今回いよいよ全ての資材を揃えて仮設置の方を行っていきます。

締めて21枚のフェンスと24本の支柱です! 合計約4万8000円とかなりの出費。

ここまで慎重に準備してきたので恐らくこれで庭のぐるりをピッタリと囲むことができるはず。

もし万が一足りないなんてことになったら……再び往復1時間半の自己搬入が待っています。恐ろしすぎる、絶対にヤダ。

それではやっていきましょう。

①仮設置の様子

仮設置をする際には、フェンスを杭には固定せず、杭も深くは打ち込まないようにして、設置予定場所に「置くだけ」のようなイメージで並べていきます。

実際に設置する際には杭をなんと50㎝(上記画像のペンでの目印の位置まで)も打ち込む必要があるみたいですが、仮設置時には後から簡単に抜くことができるよう20㎝ぐらいで留めておきます。

まずは勝手口へと続く通路のフェンス扉から。

仮・仮設置の際にはもう少し奥側に設置するように予定していましたが。もっと手前に持ってきて作業小屋の壁に重なるように設置してより侵入しづらくなるようにしました。

扉の開閉機構は、本設置の際に作ることにしてとりあえずこんな感じで設置していきます。

こちらは裏庭へと続くもう一つの道の方。

こちらも作業小屋に面するように設置することで、裏庭から獣が侵入できる道を完全に封鎖していきます。

表側の方へとどんどん連ねていき……

予定通り、ユズの木のすぐ裏側のところまで設置して端とします。ここまでで予定通りフェンス11枚と支柱14本を消費しました。

その先はこのように、背の低い笹が繁茂した崖っぷちになっているので獣の侵入はされないはずです。

猿とかだったら登って来れるかもしれませんが……流石にそこまではカバーしきれませんね。猿だったら柵自体が無力ですし。

まだ仮設置の段階でしか無く、強度的には全くダメダメなのですが、それでもこうやって囲まれている安心感が出てくるから不思議です。

これまで漠然としていた「庭と森の境目」がフェンスによってはっきりしたことにより、自分の中でだいぶ庭に対する意識が変化したのを感じます。何だか庭の整備をしたくなってきました。

続いて入り口側のフェンスを設置していきます。

太い庭木を境にして、ついでに支柱代わりにもしていきます。

支柱を一つ飛びにして門を設置。

微妙に隙間の空いている部分は目地4つ分なので、後々裏庭へと続くフェンス扉の長さ調整をした際の端材で賄えるはずです。

門から続いて洗濯竿の方向へ。ここまでで予定通りフェンスを17枚、支柱を20本使用しました。

最後に農地へと続く道のフェンスを設置していきます。

農地には恐らく頻繁にシカが出入りしているのですが、シカはこの位のフェンスだったら軽々飛び越えるはずなので、もしも今後シカ侵入の形跡が見られるようだったらこのフェンスも高く改良する必要性が出てくることでしょう。

最後に空き家の裏手へと続く形でフェンスを設置し、庭のぐるりを取り囲み終わりました。

ここまででフェンスが21枚、支柱が24本消費され、完全に計画通り資材を使い切ることができました。やったぜ。

②問題点

このまま本設置に移る前に、いくつか解決しておかなくてはならない問題があります。

仮・仮設置の時から分かっていたことですが、ところどころ土の形状が窪んでしまっており、フェンスの下に隙間ができてしまっている箇所があるため、これの改善をしなくてはなりません。

作業小屋の方の、排水路のある部分が一つと……

入り口側の、洗濯竿のある当たりの地面がもう一つです。

土で隙間を埋めるか、空いている部分に追加のフェンスを設置する必要性がありますが……まずは土で埋められるかどうかを試してみたいと思います。

そしてもう一つ、やはり小屋の裏手に当たる部分の竹や草木が超邪魔だったので、こちらの伐採も進めていく必要性がありそうです。

あまり草木を伐採すると、逆に獣が行き来しやすくなって侵入されてしまうような気もするのでできるだけ伐採はしたくなかったんですけどね。流石に邪魔すぎました。

③次回、問題の改善編へと続く

今回はとうとう全ての資材を調達し、実際に仮設置してフェンスを並べてみた様子をお伝えしていきました。

設置自体は特に問題なく行うことができそうではあるのですが、ちゃんと獣が侵入できないようなきちんとしたフェンスにするためには、ただフェンスを並べるだけでは意味がありません。そのため次回は、今回仮設置で改めて浮き彫りになった庭の現環境の問題点を修繕していきます。

地面を固めて均し、草木を伐採し、何の憂いも無くフェンスを設置できるコンディションにしていきたいと思います。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。