どうも、たかしです。

庭への獣侵入を阻み、同時にマダニを庭から根絶させるため、庭のぐるりを防獣フェンスで囲っていくシリーズ、今回は第7回になります。

前回の記事では観音開きの正門を作成していき、これにて開口部のフェンスの設置が完了しました。

車ごと乗り上げることができるよう、両開きの巨大なゲートを作成
2種類のかんぬきを取り付け、強固にロックができるようにした

後は残すところ全体のフェンスを設置すれば周囲を全て囲むことができるところまで作業が進みましたので、今回は全てのフェンスを本設置していく作業の様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①作業の様子

まずはフェンスを設置する前に、設置個所の草刈りを軽く行っていきました。

理由としては2つあって、まず地面に草が生えた状態だと単純に設置がしづらいということと、この辺りに生えている背の低い笹はシカの主な食料減となっているため、生えたままにしておくとシカを引き寄せてしまうと考えたためです。

フェンス際の笹をできる範囲で伐採していきました。

やはりこういうちょっとした草刈りを行いたい時にバッテリー式の充電器は非常に便利です。エンジン式だとまず燃料を投入するところから始めなくてはならないうえ、この時期は暖機運転まで必要になりますからね。

そういうのがいらず、パッと使ってパッとしまえるバッテリー式充電器はエンジン式とはまた別の便利さがあると、こういう場面ではしみじみ感じます。

そうしたらいよいよフェンスの本設置を行っていきます。

まずは仮設置の位置から微調整しつつ、パイプをかなり深くまでしっかり打ち込んでいきます。

50㎝の深さまで打ち込む必要があるようで、こうやって見るとかなりの深さに思えますが……

思いのほか、そこまで力強く打ち込まなくてもすいすいパイプが入って行きました。

農地で同様のパイプを打ち込んだ際には30㎝でも途中から全然入って行かずにパイプの方が曲がってしまうぐらいだったのと比べると随分な違いです。

作業が楽なのは良いのですが、逆にこの辺の地盤の脆さが心配になる出来事でした。

パイプを打ち込んだら、フェンスと支柱を結束線の針金で固定していきます。

針金の節約のため、一カ所につき2枚のフェンスをまとめて固定していきました。1本の支柱に上・真ん中・下の方で3カ所繋げていくので、それが半分になるだけでかなりの作業量が軽減されます。

その分強度は下がる可能性がありますが……恐らくは問題ないでしょう。

まずは南側のフェンスを全て並べて固定していきました。

続けて入り口側。まずは境目となる太い庭木にフェンスをロープで固定して……

正門との間の中途半端なスペースは扉の端材で補いました。

続いて正門を挟んで洗濯竿のある側の崖付近を取り付けて……

小屋の裏手を回って全てのフェンスの設置完了……と言ったところまできて、とんでもないことに気が付いてしまいました。

こちらの防獣フェンスなのですが、取り付ける際のルールとして「畑に設置する際には支柱が畑側、フェンスが畑の外側になるようにする」という物があるんですよね。

これはつまり「獣が押し込んだ際に針金だけでなく支柱の強度で支えられるように設置する」と言うことを意味しているのですが……ここまで完全に逆にフェンスを設置してしまっていました。

つまりフェンス全部やり直し……マジかよーーーーーーーーー!!!

一旦留めた針金を全部ニッパーで切って取り外し、フェンスを逆側に置いて、また一から結束線で固定していきました。

支柱を設置する手間は無いとはいえ、一度取り付けた針金を取り外して再度取り付けるというのは体力的にも精神的にも超しんどい作業でした……。

ちゃんと取り付ける際に、設置に際してのルールはきちんと読んでいたのにこの体たらくですからね……僕ってこういう所本当抜けてるんですよ。ついつい何となくでやっちゃうというか。

そんで、普通の人の文字通り2倍時間が掛かっちゃうんですよね……働いていた時も同じようなことが結構あって、それもあって「働くの向いてないな」ってなったんですよね。

教員時代もそれで子どもに迷惑かけちゃって、それで嫌われて学級崩壊して……みたいな。

まあ今は無職なんで自分が我慢すればそれで済むわけですから随分マシな環境になったと言えます。……いや~働きたくない。ていうか社会に出たくない。

そんなこと考えながら、くたくたになりながら作業していたらようやく最後の空き家裏手側まで全ての防獣フェンス設置が完了しました!

最後の仕上げとして、これも設置の手順に乗っていたようにフェンス1枚につきアンカーピン1つ打ち込んで固定していこうと思ったのですが……

これがなんかめっちゃユルユルで、正直打ち込んだ意味を全く感じませんでした。

アンカーピンが細すぎるのか短すぎるのか、この土地の地面が柔すぎるのか分かりませんが……

とりあえず手順通り全部のフェンスにアンカーピンを打ち込みはしましたが、もうこの時点で浮いてしまっていて手であっさり引き抜けるものがいくつかありました。

う~~ん……何だか不安が残ってしまいますね。

②次回「最後の仕上げ」編へ続く

今回は庭のぐるりを囲むように防獣フェンスを全て設置していく様子をお伝えしていきました。

さて、これで防獣フェンスの設置は全て完了……では実は無く。

アンカーピンの下りでもそうでしたが、ちょっとこのままの状態ではどうしても地際のガードが獣に対してあまりにも無防備ではないかと言う懸念があるんですよね。

かつて床下に侵入したアナグマなんかはその極みでしたが、基本的に獣と言うのは侵入する際にまずは地面際から攻めてきます。

現在の状態では、土地自体の地面の柔らかさも手伝って、獣が侵入しようとしたらあっさり地面を掘られてフェンスを突破されてしまうんじゃないかとこれまでの獣との戦いの経験からめちゃくちゃ心配になってしまいます。

そこで、次回は防獣フェンス最後の仕上げと言うことで、地際からもぎりこまれて侵入されてしまう可能性を少しでも減らすための対策を打って、今回の庭ぐるり計画を完成させていきたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。