どうも、たかしです。
土地の石を使って庭に小道を作成する計画、今回はその第2回になります。

前回は裏庭の地面から大量に回収した石材を実際に庭に並べてみて、小道作成のイメージを立てていきました。
しかし、枠を作成した時点で石材の3分の1近くを消費してしまっているということで、全面石材を敷き詰めていくというのは厳しそうということが分かり、そこで「石材+砂利」で道を作成していくことにしました。

砂利はかなり安く大量に仕入れることができる資材なので、これと石材を組み合わせて小道を作成することができれば、資材費をそれほどかけずに済むはずです。
今回からは早速小道を作成していくということで、いきなり全体に着手するのではなくまずは一部分小道を作成してみて、出来栄えはどうなのか、この方法で小道を作っていくことはできそうなのか等々見ていきたいと思います。
それではやっていきましょう。
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①水糸を張る
小道を作成する範囲を明確にするため、水糸を張ってマーキングしていきます。

水糸を張る際の支柱にはおなじみ竹を地面に打ち込んでいきます。
途中カーブになるので、その形に添って糸を曲げられるよう片側5本の両側で計10本の支柱を打っていきました。

水糸をピンと張り、途中途中の竹支柱に巻き付けつつ、ぐるっと一周取り付けていきました。

水糸ってマーキング用というよりはどちらかというと「地面からの高さの目安にする」という使い方が一般的だと思うのですが、今回は高さは割と適当に多少凸凹でも良いと思っているので、完全に範囲を示すだけで使っています。
以前小屋の雨落ちを作成する際のマーキングはビニール製のタフロープを使ったのですが、それよりも水糸の方が柔軟性があってピンと張りやすかったです。

②小道試し作成のようす
1.穴を掘って地盤を固める

今回は試し作成ということで、道の端っこの代替1m四方の範囲を作成していきます。
穴の深さは特に深く考えず、「一番厚い石がすっぽり収まるぐらい」のイメージで掘っていきます。どうせ石ごとの規格が違い過ぎて、繊細な設計なんかやりようがありませんので、そこのところはかなりいい加減です。

掘った穴の底に土地の石を割って作った自前の砕石を敷いていきます。
買い物かご1杯分用意していたのですが、たった1m四方分だけで全て消費してしまいました。
今回の試し作成では、地盤固めの砕石がどのぐらい必要なのかを確認する意図もあったので、正直買い物かご一杯分がこれだけの範囲分にしかならないのは予想以上に消費が激しいと感じました。何せこの量の砕石を作るのだけでも自前だと1時間以上かかってますからね。
あとこの1m四方分が11個分ぐらい小道は続く予定なので、単純計算砕石を作成するためだけでも1日ずっと作業をしても足りないぐらい時間がかかってしまいます。これは流石に現実的じゃありませんね。
砕石も砂利と同じぐらいの値段で調達できるので、ここはもうお金で解決しちゃおうかなと思っています。

穴と掘った時の残土をそのまま少量戻し砕石と混ぜて、うえから転圧機で固めます。
どうせ固めるならその分を元から掘らないでいいような気もしますが、こうしておいた方が後から石の高さ調整の時に便利なので必要な工程です。
2.石を並べる

デカい石を基軸として石を穴の中に並べていきます。
ポイントとしては、中に砂利を流し込む予定なのでその砂利がこぼれてしまわないよう「端っこをきちんと塞いでかつ石が少し高くなるように」並べていきました。

全部並べるとこんな感じです。
中の部分は割とスカスカですが、端っこはぴっちり石同士が隣接するように並べてあります。こうすることで小道の中に砂利を投入する余地を設け、かつ砂利が外に漏れ出ないようになる計画です。
3.石の高さ合わせ

当然、石ごとの厚みが違いますからただ並べただけでは高さが全然違って凸凹しています。

そこでこちらの残土を使い、基本的には高さの低い石を底上げするようにして高さ合わせをしていきます。

石の下に土を流しこんで……

上からハンマーでたたいて地面を固めつつ、周りの石と高さを合わせます。
この時ハンマーで直接叩いたら石が割れてしまいますから、端材の木を噛ませて衝撃を和らげています。

どうしても石そのものが凸凹してますから完全に平らとはいきませんが、大まかな高さ調整が完了しました。
4.砂利を流し込む

高さ調整の際に流し込んだ土で溝が埋まってしまっている箇所は、砂利が入り込むすき間を作るために土を掻きだして置いてから……

砂利を隙間に流し込むようにして投入していきます。

全体に砂利が馴染むように手で均して、砂利と石の小道が完成です!
想像していた物よりも砂利が表面積の多くを占めていて、理想としていた「石と石の間にちょっとだけ砂利が詰まっている」といった形とはかなり異なっていますが、これはこれでアリなような気がします。何かこんな感じの道、和食の店とかにありません?
③次回に続く
今回は庭の小道をまずは試しということで一部分だけを完成させていく様子をお伝えしていきました。
かなり思いつき、かつ行き当たりばったりで作成していきましたが、見た目はそこそこ良い感じになっているんじゃないかと思います。
試しで作成した限りでは恐らく石材は土地から出た物で全体を賄えるような気がしますが、砂利と砕石は相当必要になって来そうです。今回砕石は買い物かご1杯分、砂利は20kg一袋分使いましたから、恐らく両方ともその10倍以上は必要になるんじゃないかと。
とはいえ、どちらもかなり安く大量に仕入れられる資材なので、そこまで費用は掛からないと思います。なんてったって一番高くつくであろう石材は土地から仕入れている訳なので。
今回この1部分を完成させるだけで2~3時間かかっているので、全体を作成するのには結構かかるかもしれません。だんだん慣れてきて早くはなっていくと思いますが、それでも1日では無理そうです。
次回記事で完成まで持っていけたら良いのですが……流石に厳しいかもしれません。とはいえ早く終わらせたいので、日の出から日没までかけて必死に完成まで一気に持っていきたいと思います。
次回、完成まで持っていくことができるのか!? お楽しみに。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の動画でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。