どうも、たかしです。
今現在、空き家の庭を和風庭園っぽくしていく計画が進行中で、これまで石畳を設置したり竹と石で縁台を作成したりとして段々イイ感じになって来たのですが……


今現在の空き家の庭には、和風庭園を語る上で欠かせないとある物がありません。
それは「よく分からないけど置いてある巨石」です。

和風庭園と言えば、そこかしこになぜあるのかは不明な巨大な石が点在しているイメージがありませんか?
昔ながらの有力者の家とか、人の背丈よりもデカい石がなぜか庭の中心にでかでかと置いてあって、その家の権力の強さを象徴している……みたいな。

庭木のあるスペースに丁度いい巨石を設置できそうな場所があるので、ここにドカンと巨石を設置してますます和風庭園感を高めていきたいと思うのですが……
問題はその石をどうやって調達するのかということです。

石のあてはあります。あるのですが……

こちら、ちょっと前に裏庭から掘り出した巨石で、サイズは約短辺30㎝×長辺65㎝×厚み20㎝で、重さは恐らく100kgを超えているとんでもない代物です。
掘り出した際に一輪車に乗せて運ぼうとしましたがどうにもならず、中途半端に運んでここに放置したままになっていました。
今現在土地から得られる最も大きい石がこれなので、何とかして庭まで運べられれば良いのですが……

庭まで運ぶためにはこの急坂を何とかして乗り越えていかなければなりません。
回り道をするルートもあるにはあるのですが……

道路に出てそこから回って庭へとたどり着くルートですが、しかしこちらはこちらで険しい道を乗り越えなければならず、結局道路に出ても坂を登って行かなければならないのは同じことです。

100kgを超えているため、当然持ち上げて運ぶことなどできません。これをどうやって一人で運べと言うのか……。
今回は、この巨石を和風庭園のパーツとするため、どうにかして庭の方へと運搬するために試行錯誤していった様子をお伝えしていきます
それではやっていきましょう。
関連記事
①転がしながら運搬する

100kgある石を持ち上げることはかないませんが、片方を持って立ち上げることは何とかできます。
ということは、起こして倒してと言ったことを繰り返して、地面を転がしていくような形で運搬することは何とか可能ということになります。

当然、坂道を転がして運搬するというのは、そもそも立ち上げること自体どんどん困難になっていきますし、岩が滑ったり、自分に向かって転がってきたりといったリスクと隣り合わせです。
それでも、細心の注意を払いつつどうにか坂を登っていき……

庭のある高さまであと一歩というところまで来ました。
しかし、ここからが本当の困難となります。

写真だと伝わりづらいとは思いますが、最後の1段だけかなりの急坂となっているんですよね。
坂というより壁と言っても良いんじゃないかといってもいいぐらいの、60~70度ぐらいはありどうな坂となっています。
②様々な方法を試す
実は僕、「坂道で重たい物を持ち上げて運ぶ」ということには因縁がありまして……

昔河川敷をバイクで走行中転倒しちゃって、坂の下に転がってしまったバイクを何とか上に持ち上げようとした時にバイクの下敷きになってしまい、その際手首をバキバキに骨折するというとんでもない事態になってしまったことがあります。
今では日常生活には問題ない……というか開拓作業にも耐えられるぐらいの状態には回復している訳ですが、その二の舞にならぬよう、巨石を運ぶのにも細心の注意を払う必要性があります。
そのため、間違っても石の下敷きにならないよう様々な方法で運搬できるかどうか試していきました。
1.網引き方式

まず最初に試したのが、こちらの裏庭に転がっていた網(園芸用? にしては結構太くて頑丈)を使って、石を上から引っ張り上げられないかという方法です。

このように石を包み込むようにして網をセットし、上から引っ張り上げることができれば、絶対に石に押しつぶされることなく安全に運搬できると思ったのですが……

ピクリともしませんでした。
網自体の強度としてはいけそうなポテンシャルを感じはしたのですが、いかんせん腕力だけで100kg藻の重量物を引っ張り上げるという発想に無理がありました。
2.丸太ローラーを敷いて引っ張り上げる

続いては、ロープで引っ張り上げるという発想はそのままに、丸太を石の下にセットして転がるようにして移動させていくという方法を試してみました。
よく歴史の授業とかでも、「古代では巨大な石の下に丸太をいくつも連ねて、丸太を車輪のようにして運んで行った」みたいな図出て来るじゃないですか。それと同じ発想で丸太で動きやすい状態をつくってあげれば今度こそ網で持ち上げられるかなと。
そう思ったのですが……

そもそも石の下に丸太を設置するのが激ムズだし、丸太の上に乗っけられたとしてもその瞬間丸太が転がって下に落ちていってしまうであろうことも明らかだったため、この方法もダメだと分かりました。
まぁそうですよね……石の下を転がりやすい状態にしちゃったら、普通に考えて重力に従って下に落ちていってしまいますよね……。
賢さで古代人に敗北したような気持ちになりました。
3.ズリズリ地道にずらしてあげていく方式

ここで最終手段として、倒した状態で地面に推し付けつつ、右に左にズリズリしながらちょっとずつ持ち上げていく方式で行けないか試していきました。

後半の方になって坂が急になればなるほど石がずり落ちていってしまうため、途中途中でつっかえ棒として杭を打ち付けつつ……

そこを支点として半回転させるようなイメージで少しずつ上にあげていきました。

あともう1mほどで頂点に到達する、と言ったところまで進んだのですが……

ふとした瞬間に石が逆側に持ち上がってしまい……

その勢いのままゴロゴロ転がり出すといった事態が発生してしまいました!!

すんでのところで回避に成功し大事には至りませんでしたが、かなり危険な瞬間でした。
あれだけ石に押しつぶされないよう気を付けるのを心掛けたのに……またバイク事故の時と同じ目に遭う所でした。マジで怖かった……
③次回へ続く
今回、何とか巨石を急坂を乗り越えて運搬できないか色々試していきましたが、人間一人の力では限界があることを思い知らされました……。
では、巨石を庭に設置することは諦めるかというと……そんなことはありません。
今回の経験で、現在の状況ではどう工夫したところで巨石を上にあげることは不可能であることが分かりましたので、次回は本当の本当に最終手段ということで「状況自体を変化させる」という手を使って巨石を運搬できないか試していきたいと思います。お楽しみに!
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
↓ランキングに反映されますので、よろしければクリックお願いします!
