どうも、たかしです。

空き家の風呂場を、庭を望める開放的な風呂に改造していくシリーズ。今回はその第8回になります。

前回は、風呂場の排水が地面に垂れ流しにならないよう、排水用の塩ビパイプを加工して取り付けていく様子をお伝えしていきました。

塩ビパイプを雨どい状に加工。排水が流れ込むようにした
パイプをつないで現在の集水場である浴槽に排水されるようにした。

今回は床板を取り付けて、実際に使用する時と全く同じ環境で水を流した際に、きちんと排水パイプを通って排水されていくかどうかをチェックしていきます。

これが完了したら、最大の山場は超えたことになりますが、果たして……。

それではやっていきましょう。

①排水テストの結果……

デッキ材を左右取り付け、実際に風呂場を使用する時と同じ状況をイメージし、蛇口から水を垂れ流しにします。

これで何の問題もなく「左の板」→「右の板」→「排水パイプ」と水が流れて、最終的に浴槽にまで行き着けば排水路の設置が完成するのですが……

どうなったのか、床下から排水パイプの方を覗いてみると……?

んんん??

水滴がめっちゃ内側に寄って零れ落ちてるー!!?

これは……恐らくですが水の表面張力で、端に到達した水がすぐにこぼれるのではなくデッキの底に沿ってしまい内側に流れてしまい、そこから零れ落ちることで排水パイプから外れてしまっているという状況ですね。

失念していました……確かに小屋の屋根でも、雨だれが内側の木に侵食してしまわないよう水切り板金を取り付けて真下に水が落ちるようにしますもんね。

となると……この状況を改善するためには方法は大きく2つあることになります。

1つ目は、先に言った小屋のようにデッキの端に水切り材を何かしらで取り付けること。そうすれば真っ直ぐしずくが落ちて水がこぼれることは無くなるはずです。

2つ目は、受け止めるパイプ側の幅を広げること。今現在は内径40mmのパイプを使用していますが、排水を受け止める部分だけでももっと大きい60mmとか75mm内径の物に挿げ替えれば、大分外れたしずくでも受け止められる可能性があります。

さて、どうしたもんか……ほんっと、スムーズに物事が進まないな!

②水切りを取り付ける

排水パイプを今から取り換えるとなると、当然交換資材分の費用が掛かりますし、それに何より厄介なのが他の部分のパイプも全て40mm径で揃えてしまっているため、全て交換するor異形ソケットを使う等々、ますますややこしいことになってしまいます。

しかもそこまでしても本当に排水がこぼれずに済むかどうかは未知数という……なのでここは水切りを取り付けて解決していくことにしました。

とはいえ、デッキ材にまさか水切り板金を取り付けるわけにもいきません。そんな余裕がデッキ材と排水パイプとの間にそもそもありません。

ではどうすればいいか……ここである方法を閃きました。

まずはぬれてしまっているデッキ材の縁をしっかり拭いて乾かしてから……

アルミテープをデッキ材の縁に、裏側から半分だけアルミテープが飛び出るように貼ります。

そうしたらアルミテープのはみ出た部分を半分で折り返して……

排水がパイプに流れ込むように、折って水切りとします。

これを全体に施して、アルミテープを使った超簡易水切りが完成しました。

……まさかこんな方法で上手く行くとも思えませんでしたが、何せほかに方法が思い浮かびませんでしたので。

さて、結果がどうなったかというと……

なんと上手く行きました。まじかよ。

テープで接着しているだけの超超簡易的な設計ではありますが、それ故に剥がれてしまったらまた取り換えれば良いというお手軽さもあるので、特に問題はなさそうです。

下にこぼれている様子も無し。

もっと大量に水が流れれば少しはこぼれるかもしれませんが、もとよりこの仕組みで完全に排水がこぼれずに済むと思っていないので、あくまでも地面がえぐれてしまいかねないぐらいの大量の水がこぼれるのでなければ、これでOKということにしたいと思います。

③次回「壁ぶち抜き」編へ続く

今回は風呂場の排水パイプが実際に機能しているかをチェックし、こぼれていた排水を治めるため水切りを取り付けていった様子をお伝えしていきました。

これで「土台」「床」「排水路」と風呂場に必要な設備が全て完成したことになりますので、あとはいよいよ半露天浴室の完成目指して仕上げの作業に入って行きます。

まずはなんといっても半露天ですから、今現在周囲を壁に囲まれて暗く・淀んでしまっている浴室の壁をぶち抜いて、開放感あふれる空間にしていくところからですね。

外の光が取り込まれることによって、いったいどれほど雰囲気が変わるのか……今から楽しみです。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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