どうも、たかしです。

ホース+ポンプの太陽熱温水装置で風呂のお湯を沸かして、浴槽につかる計画。今回は第三回になります。

前回記事では、快適に半露天浴室で風呂に浸かるため、開口部に防虫網を設置していきました。

虫の侵入を遮る物が何も無かった開口部に……
トタン波板とアミ戸の替えアミで防虫アミを設置

今回はネットで注文していた太陽熱温水装置を浴室へとつなげるためのホースが届きましたので、こちらを加工して設置し、浴室でお湯に浸かるための準備を完了させていきます。

配送の手違いで1週間以上待たされました……

それではやっていきましょう。

①延長ホースの加工

今回使用するのは、太陽熱の回収部を作成した時と同じアイリスオーヤマさんの「カットホース:内径15mm」です。

前回の渦巻き部分を作る際には50mだったので、なかなかホームセンターに行っても黒色の物ということもあり全然良いのが無くてこちらのアイリスオーヤマさんの物をネット購入する一択だったのですが、30mでもそれは変わりませんでした。

30mのカットホース自体はわりとホームセンターでも売ってますし、黒色の物も無くはなかったのですが、無駄に高性能で高い物しか無かったんですよね。1巻き8000円以上するとか。

アイリスオーヤマさんのこちらのホースも、30m巻きでも5000円近くと決して安くはないのですが、他に選択肢が見当たらなかったため再度こちらを使っていくことになりました。

前回の50m巻きの物もそうだったのですが、購入してすぐは巻き状になっていたことによる捻じれ癖がめちゃくちゃついていてまともに取り回せないので、まずはひたすらねじれを伸ばす作業を15分ほど延々繰り返しました。

今回はこの30m巻きのホースを「行き↔帰り」で15mずつ使用していくので、ホースを半分に折り曲げておきます。

その後、半分に折り曲げた状態で針金で固定していきます。

渦巻き状の熱回収部同様、ホースそのままだと保温性が低く、熱回収の観点から非効率になってしまうため、透明のビニールで覆って保温層を作っていきます。

長いホースを覆っていくことになるため、細長い傘に使うようなビニールの方が良いかなと思ったのですが、それだとイマイチ厚みに乏しい物しか見つからなかったので、普通のビニール袋を何枚にも渡って繋ぎ合わせて作成していくことにしました。

ビニール袋を半分に切って……

ホースを包み、アルミテープで固定していきます。

それを延々、始端と終端以外の10m以上を同じ作業をして覆っていきました。

この延長ホースの部分は、太陽の当たる熱回収部も兼ねているので、熱を逃がさないようしっかりと全体を覆っていきました。

熱回収部と連結するためのホースアタッチメントも取り付けて、これでホースの加工は完了です。

②ホースを屋根に乗せる

加工した延長ホースを太陽熱回収部と接続したら……

ここからは屋根の上を伝って浴室へとホースを延ばしていきます。

最初は脚立に乗って少しずつ屋根の上に乗せていこうとしたのですが、全然上手く行かず逆に危険だったため、超思い切って屋根の上に乗ってホースを上げていきました。

かつて学生時代の先輩が空き家にやって来た時、軽々屋根の上に乗って見せたことがあったので、乗れることは分かってはいたのですが……マジで超怖かったです。

それに、先輩が乗った時は下に僕が控えていたからまだ最悪の事態にも対応しようがあるってもんですが、今回は完全に僕一人でしたからね。落下したら最悪そのままお陀仏です。

いやぁやっぱり無謀でしたね。今こうして生きているから良いようなものの……でも人手を呼ぶのってだるいんだよなぁ……。

おっかなびっくり、浴室の方まで屋根の上からホースを延ばしていきまして……

屋根伝いに延長ホースが浴室へと繋がりました。

今のところ風にあおられてズリズリと落ちていってしまう……みたいな感じはありませんが、もしズレ落ちるようなことがあったら何かしら固定する方法を考えます。

③ホースを浴室に引き込む

一旦浴室に戻って、ホースを引き込むための穴を空けていきました。

ディスクグラインダーで屋根付近のトタン内壁を切り取って……

ホースが通る穴を空けていきました。

屋根から垂れているホースを穴から中に突っ込んで……

最後に空いた穴に、残置物で取っておいていたタオルを突っ込んで埋めれば、ホースの引き込みが完了しました。

④通水チェック

最後に、ポンプを実際に稼働させて水が循環するかどうかをチェックしていきました。

まずは普通に浴槽に水を張ってポンプを回してみたのですが、明らかに水が引き込まれているような音がせず、そして実際に帰路のホースからも水は出てきませんでした。

これは実はポンプを使った時は結構あるあるで、ホースの内部に空気が溜まっている箇所があったりすると上手くポンプが水を吸い上げることができない時があるんですよね。

そういう時はホースをちょっと動かして中に水が入って行くようにするのですが、今回はホースの規模がデカすぎてそれができません。なので……

帰路の方のホース先から逆に水を流し込んで、一旦ホース内を水で満たしてからポンプを回してはどうかと考えました。

すると、しばらくの間はホース内に溜まっていた空気が水に押し出される形で、ポンプの方からポコポコと出続けていました。

気泡が出なくなるまで待ち、ポンプの方から逆に水が出て来るようになってから改めてポンプを稼働させると……

思った通り、無事ポンプが水を吸い上げられるようになって、帰路のホース先から水が循環するようになりました。

これで延長ホースの取り付け及び実験の準備がすべて整いました!

⑤次回「実験&入浴編」へ続く……梅雨明けには

今回は太陽熱温水装置の延長ホースを浴室まで延ばして、浴室でお湯を沸かす準備を済ませるまでの様子をお伝えしていきました。

後はもうこの装置を起動して、実際にお湯が沸き次第入浴すればこれまでの長い間実現を目指した「空き家での半露天浴室での入浴」が達成されるのですが……

ここに来て雨! 雨! 雨!

いきなり猛暑日が数日続いて「このまま梅雨明けてくれ~」と願ったのをあざ笑うかのように、またしばらくはジメジメとしてまともに日の差さない天気がだらだら続きそうで、お湯を沸かすのはお預けになりそうです……。

また梅雨が明けるか、実験できそうな晴れの日が奇跡的にやって来るまでひたすら待機したいと思います……梅雨早よ明けてくれ~~

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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