どうも、たかしです。

前回の記事では、沢水を引いて作ったメダカ池にヤフオクで購入した200匹のヒメダカを放流するまでの様子をお伝えしてきました。

ヤフオクで安く購入した餌用ヒメダカ
水合わせをしてメダカ池に放流。元気に泳ぎ回っている

無事にメダカの放流自体は済んだのですが、しかしここでメダカ池にとある課題が浮上しました。

それは、メダカ池の周囲を囲っているフェンスやネットを潜り抜けて侵入してくるトノサマガエルの存在と……

カエルによってもたらされた、池に繁殖してしまっていたオタマジャクシをどうするか、ということです。

普通であれば、オタマジャクシとカエルを何とか駆除したのち、カエルが二度と侵入してこないよう防御を更に盤石にする……となりますが、しかし僕は考えました。

ピンチはチャンス、むしろこの状況を更に有効活用することはできないかと。

という訳で今回は、メダカ池に繁殖してしまったオタマジャクシがメダカの餌にならないかどうか実際に試してみた結果をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①実際に与えてみた結果

オタマジャクシがメダカの餌になるのかどうかを調べるには、どう考えたって実際に与えてみるのが手っ取り早いでしょう。

なので、実際にメダカ池で繁殖してしまっていたオタマジャクシ数匹をメダカと同じ水槽に入れ、メダカがどのような反応を示すかを見てみることにしました。

実はこの実験自体はメダカの放流時、水合わせをしている時暇だったのでその間にやっていました。

なので、まだ水合わせをしている段階のメダカを数匹水槽に移して実験に付き合ってもらいました。

しかし、メダカとオタマジャクシを数分同じ水槽内に入れて放置してみても、メダカはオタマジャクシを食べないどころか全く姿が見えていないかのように無関心でした。

少なくとも餌として認識しているのなら、顔を向けるだとか追いかけるだとか、突っつくだとかしてもいいもんなのですが……これはダメそうかな?

お腹が空いていないのかと思い、確認するために粉餌(メダカ飼育でよく使われるような乾燥餌)を与えてみたのですが……

こちらにはめちゃくちゃ良い勢いで食いついていました。どうやらお腹が空いていないわけではないようです。

そもそも、餌用メダカとして大量飼育されていて、配送のために狭いビニール袋内で1日以上放置されていてお腹が空いていない訳が無いんですよね……うーん。

このままだと「オタマジャクシはメダカの餌にはならない」という結論になってしまいそうなのですが、正直あまり納得はいきません。

メダカは雑食性で、自然界での主な餌は水生昆虫や動物性プランクトン、後は藻や植物性プランクトンも食べるのですが、基本的には水中で動きのある物だったら何でも餌として認識する性質があると言われています。

そのため、水中でウニョウニョ動くボウフラなんかは非常によく食いつきますし、その性質から同じメダカ同士であってもサイズ差があれば食べてしまうため、自分が産んだ卵から生まれた稚魚でさえ目に付けば食べてしまうのは良く知られています(そのため、繁殖させたい場合は親は卵から隔離するのが基本)。

そんなメダカが、水中であれほど動き回りかつ丁度口に入れやすいサイズのオタマジャクシを食べないなんてことはちょっと不自然なんですよね……。

しかしその後、大量のメダカがひしめく水合わせ中のバケツにオタマジャクシを放り込んでも反応はなく……。

配送されてきたばっかりのメダカたちは弱っていてオタマジャクシを食べられないのかと思い、もともと飼っていてしばらく前からメダカ池に放っているメダカたちで試してみたりもしたのですが……。

いずれの場合でも、メダカはオタマジャクシを餌として認識ているようなそぶりすら見せてはくれませんでした。残念。

②しかし翌日

1日経って、放流したメダカたちが無事に泳いでいるか確認しに行った時、そこでは衝撃の光景が繰り広げられていました。

メダカたちがやけに縁の土手付近に集まっているので、一体何事かと覗いてみたら……

なんと、メダカが次々とオタマジャクシを追っかけまわして捕食しているではありませんか!

オタマジャクシはなぜか池の縁の土手付近にいることが多いので、そこを突っついて飛び出してきたオタマジャクシをメダカが追っかけて捕食しているようです。

やはりメダカは動いている物を積極的に餌として認識するようで、土手でじっとしているオタマジャクシは狙わずに、メダカが土手をつっついた拍子に驚いて出てきたオタマジャクシを追いかけて食べていました。

しかし、なぜ前日まで水槽内で全く反応を示さなかったオタマジャクシに、一日経ってから池の中でこれほどまでに餌として認識するようになったのか……生き物の習性というのは謎です。

③次回「カエルへの対処編」へつづく

今回は、メダカ池に繁殖してしまったオタマジャクシがメダカの餌となるかどうか試していった様子をお伝えしていきました。

結果としてはメダカにとってオタマジャクシは非常に有効な餌となったようで、ものすごい勢いでくらいついていますので何なら数日中には食べ尽くしてしまうのではないかと思えるほどです。

これでオタマジャクシに関しては特に心配はいらなくなった……どころか餌として有用ならばどんどんメダカ池の中で発生してもらって構わないぐらいにまでなったのですが、しかしメダカ池にはもう一つ課題が残っています。

それはオタマジャクシの親であるカエルの存在。

何が心配かって、カエルは逆にメダカを餌として食べてしまう懸念があるということなんですよね。

次回はメダカ池に侵入してきているカエルの対処をしていく様子をお伝えしていきます。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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