当方30歳。周りは結婚・出産ラッシュ
どうも、たかしです。
私、現在休職1年以上になる30歳のおっさんなわけですが……周りは大絶賛結婚・出産ラッシュなわけですよ。
僕と同い年ぐらいの方のお子さんと会う機会も多くて、そのたんびに「かわいい~♥」とか「この子は将来大物になりますね」とか言いつつも、出産・育児なんてのはどうしても自分とは別世界の出来事過ぎて、いつもどこかふわふわしながら赤ちゃんと接していたんですよね。
そんな状態だから、最近ニュースでよく聞く「幼児が窓から落下」みたいなニュースにも完全他人事で、「いやいや、ちゃんと子ども管理しとけや」としか思えなかったんです。
全く、自分でも最低な人間だったと思います。
コオロギを飼育するのは、苦労の連続
そんなこんなで心を病んだ僕は休職に入り、手持ちぶさただったのと将来販売するためと食料にするためとでコオロギを飼い始めたのですが、これがもう大変。
心を休めるために休職に入ったはずなのに、コオロギが死んではブチ切れ、脱走してはブチ切れ、ハエが湧いてはブチ切れで、日々が苦労の連続でした。
しかし、そんな日々だからこそ気付くことができたのです。
「生き物を育てるのは本当に大変」という当たり前の事実に。
赤ちゃん=コオロギ
赤ちゃんもコオロギも、日々爆速で成長していきます。
昨日できなかったことが今日できるようになり、常にこちらの予測を大きく超えてくるのが赤ちゃんであり、コオロギなのです。
昨日まで大丈夫だった高さを次の日のコオロギが脱走してくるように、赤ちゃんが今まで超えられなかった柵をある日突然突破してくることだってあるでしょう。
ならば、それを予測できなかったのは保護者の責任なのでしょうか? コオロギの脱走を想定できなかった僕が悪かったのでしょうか?
確かにそれはそうかもしれません。
ですが、経験の無いことに全て完璧に対応しろと言うのも無理な話だと思うのです。
だから僕は自分を責めません。責めるぐらいだったら、次どうすればいいのか考える方がよっぽど建設的です。
だから、同じように窓から落下してしまった赤ちゃんの保護者を僕は責めません。むしろ「分かる! あいつらってこっちの予想をあっさり超えてくるもんね。どうしようもないよね」と共感すら覚えます。
コオロギが僕を救ってくれた
今まで僕は、出産・育児を経験している人たちのことを、どこか自分とは違う世界に生きている人たちなんだと勝手に自分の中で線を引いてみていました。
ですが、そうではないことに気付きました。赤ちゃんを育てる人たちは、僕がコオロギを育てるのと同じように大変な思いをしており。同じ生き物を育てている同士、貴賤の差など全く無く平等なのです。
つまり赤ちゃん=コオロギなのです。気付かせてくれたのはコオロギでした。
僕は今日もコオロギの佃煮を食べて生きています。
これで今回の記事は終わりです。
意味の分からない記事にここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
もしよろしければ、また次回の記事でお会いしましょう。