※本日はYOUTUBE動画紹介記事も併せて投稿しています

どうも、たかしです。

10月いっぱいを食費1500円で生き延びるチャレンジ、今回は25日目の様子をお伝えしていきます。

……と言いつつ、今回の内容はその前日、24日目の夕方に起きた衝撃の事態から話は始まります。

夕方、メダカの餌やりや畑の様子を見たりなどで農地に出ていたら……

何やら農地の端の地面に、何かの殻のような白い物体が大量に転がっているのを発見したのです。

これは一体……?

実はこれ、アケビの皮です。

アケビとは、10月~11月ごろに旬を迎え、実が熟すとぱっくりと割れて中の趣旨とその周りのゼリー状の果肉があらわになる特徴の果物です。

画像はフリー素材

では、なぜそんな物の皮が農地の地面に転がっているかと言うと……

実は僕の土地の農地に面した木々のすき間にアケビが自生しており、その実が成っているのを僕はチャレンジ前の下調べの段階から確認していたんですよね。

結構高い位置ではありましたが、中には脚立に載って高枝切ばさみを使えば届きそうなものもあったので、「時期的にチャレンジ期間内にワンチャン熟した物を食べられるかも」とこっそり期待していたのですが……

熟した瞬間、鳥に突っつかれまくってあえなく全滅した結果がこの地面の惨状と言う訳です。

いやぁ、まさかこんな一瞬で全て食べられてしまうとは……前日まで何ともないのを確認していただけに唖然としてしまいました。

しかし仕方がありません、自然界の食料は早い者勝ち。熟した期間を僕より先に見抜いた鳥が一歩上手だったというだけのことです。

なので僕は、大人しく残飯を漁りたいと思います。

どうもこちらのアケビ、中の果実以外にも周りの皮を調理して食べることが可能みたいなんですよね。

足はだいぶ速いらしいので、腐ってしまっていては当然食べられないのですが、見たところまだ落ちてから数時間と言った感じで、特に悪臭とかもしていません。アリがたかってはいますが、それは逆に食べられる証拠でもあるはずです。

今回は、前日の下準備も含めて鳥の残飯であるアケビの皮を食べていった結果どうなったかの様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

アク抜きの様子

どうもこのアケビの皮は、苦みと渋みが相当ヤバいらしくかなりしっかりアク抜きをしないと食べられないようです。

なので、これまで食べてきた野草以上に気合を入れてアク抜きをしていきました。ただでさえ鳥の残飯として地面に落っこちていた物ですしね。

まずは拾ってきたアケビの皮を一個ずつ、それはもう丁寧にゴシゴシと鬼洗いしていきます。

表面が茶色っぽくなっているのはおそらく酸化反応でもう身ごと茶色に染まってしまっているようで、どれだけしっかり洗っても取れませんでした。

洗った皮を、よりアク抜きが進みやすいよう小サイズに切り分けたのち……

まずはサッと湯通していきました。

そこまで長く茹でる必要は無いみたいなので、鍋に入る分量を熱湯に入れてはすぐに取り除き、それを全部の皮で行っていったのですが……

そんな感じで、サッと皮を浸けただけのお湯が一瞬でこれだけ茶色く染まってしまいました。

これはとんでもなさそうなアクですね。

とりあえず、小分けにした状態で各容器で水に浸し、アク抜きを行っていったのですが……

1~2時間たっただけで水がどんどん茶色く染まっていってしまいました。

どうやら、アケビの皮はこうやって水が染まるたびに水をとっかえてアク抜きを進めていく必要があるようで……

いちいち皿ごとに水を取り替えるのも面倒だったので、大鍋に全部一気に投入し、水も一新し、とりあえずもうこのまま一晩水に浸してアク抜きを行っていくことにしました。

どれぐらいの長さ水に浸して置いとくのかは、どのぐらい苦みを残しておきたいのかで数時間~一晩ぐらいの間で変わって来るらしく、今回はとにかく苦みを取り切るという目的の元一晩おいておくことにしました。

一晩経って改めて様子を見に行くと、水は茶色に染まって入るもののそこまでどす黒いということも無く、臭いを嗅いでみても特に変な臭いもしなかったのでこれでアク抜きを完了としました。

調理の様子

早速調理……とはいえ流石にいきなり本格的に一食分調理して食べるというのは怖かったので、試食として4切れだけつかっていくことにしました。

特に味付けとかはせず、とにかく油でしっかり炒めます。

炒めた川に塩と胡椒をかけて、朝ご飯として頂いていきました。

食べてみて驚いたのが、その独特な食感です。

物凄くトロトロで、かつ歯ごたえがあってまるで豚トロでも食べているかのようです。素材の手触りはブニブニしている感じだったのでてっきりシイタケとかみたいな食感になるのかと思ったら、何故か脂身感のある食感に仕上がっていました。

ただ問題もあって、ビックリするぐらい味がありません。マジで無味です。

懸念していた苦みや渋みは、一晩たっぷりアク抜きしただけあって全く無くなっていたのですが、それと同時に味もぶっ飛んでしまったかのように何の味も無くなっていたんですよね。

しかし、食感が良いだけでも全然食材としての価値はあるはずなので、ちゃんと調理をして味付けすればめちゃくちゃ輝く可能性が出てきました。

なので、早速お昼ごはんとして、ネットレシピサイトで多く載っていた調理法を実践していくことにしました。

まず一つ目はシンプルに天ぷら。

そしてもう一つがめんつゆ・砂糖・味噌を絡めて徹底的に濃い味に仕上げた味噌炒めです。

天つゆも添えて、アケビの皮の無味っぷりをカバーできないか試みてみたのですが、果たして……。

実食

まずは天ぷらを天つゆにつけてぱくりと頂いたのですが……

やはり、全くの無味。天つゆ程度では全くカバーできませんでした。

少量ならば耐えられたトロトロの無味っぷりも、たくさん食べるとなるとだんだんきつくなってきます。食感もあいまってなんかドロドロの水を食べているような気持になって来るんですよね。

やはり僕がアク抜きをし過ぎたせいなのか、タダ天ぷらにした程度ではアケビの皮は美味しく食べられそうにありませんでした。

しかし、まだ希望は残っています。現在の手持ちで最大級に濃い味に仕上げた味噌炒めならば、アケビの皮の無味っぷりをカバーできるはず……!

と思い、味噌炒めを口にしたのですが……。

これだけ濃い味にしてもなお貫通してくるアケビの皮の無味っぷり……これは流石に厳しいですね。

せっかくの味噌炒めの濃い味が、アケビを噛むたびににじみ出てくる無味の果汁によって薄まってしまい、まるで口の中で味噌味が水で薄められていくような感覚になってしまいます。せっかくの味噌味が……みたいな感じ。

これは……ネットレシピを参考にしたメニューでもダメってことは、やっぱり僕がアク抜きをし過ぎたのが良くなかったのでしょうか。

それとも、地面に落ちてから数時間のうちに皮の発酵が進んでしまっていて、それで苦みと共にうま味が分解されてしまっていたとか?

なんにせよ、これを美味しく調理するのは相当難易度が高そうです。食感が良いだけにもったいないですが……。

次回、26日目以降へ続く

今回は、農地に転がっていた鳥の残飯であるアケビの皮を調理し、何とか美味しく食べられないか色々試していった様子をお伝えしていきました。

アケビの皮が大量に余ったので、大体1食分ラップで包んで冷凍保存しておくことにしたのですが……美味しく食べるためにはしっかりとした調理が必要そうですから、調味料の限られるチャレンジ期間内に食べるかどうかは微妙ですね。

食材はいつでも不足していますから、これだけの量食材が確保出来たらうれしいと思ったのですが……残念です。

何かしら美味しく食べられそうな方法を思いついたら、また試していきたいと思います。冷凍保存なら1ヶ月程度は持つと思うので。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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