どうも、たかしです。
土地中に降り積もっている落ち葉を燃料に木炭を精製することができるかどうか実験をするシリーズ、今回はその第三回になります。
前回は超大量の落ち葉を土地中から回収した後、薪を一斗缶に詰めて、焼却炉を庭に運んで全ての準備を完了させていきました。



翌日、無事朝から綺麗に晴れたので、いよいよ落ち葉を使った薪作りの実験を始めていきました。

今回はその実験の結果、果たして落ち葉を燃料に木炭を作ることが可能だったのかどうか、その実験の様子と共にお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
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①着火まで

薪の入った一斗缶を焼却炉にまず投入し……

一斗缶の周りを囲うように落ち葉をギュウギュウに詰めていきます。

一応の消火設備としてシャワーホースを近くにセットし、ガスバーナーで直接落ち葉に着火します。

流石にカラッカラに乾いている落ち葉なだけあって、ちょっとガスバーナーを当てただけであっさり火が広がっていきました。

一旦火が付いたら、ロケット焼却炉のおかげもあってか放っておいてもドンドン火が燃え広がっていきます。

そうしたらあとは、全体に火が回って炉内温度が上昇し、火力が安定するまで行ったん蓋を閉じて放置しておくことにしました。

焼却炉に火が回った段階で、時刻は8時21分。
後はここからどのぐらいかかるかが勝負ですね。僕の予想では早くても3時間とか掛かりそうな気がしますが……。
火力は十分だと思うので、燃料の落ち葉がそれだけ耐えられるかが問題になって来そうです。
②落ち葉を次々と追加

数分放置して煙も減ってきて、十分火力が安定してきたので追加の燃料落ち葉を投入していきます。

ただ、やはり落ち葉なだけあって火力が上がった焼却炉に投入すると一瞬で火が大きく燃え広がり、そうしてすぐに燃え尽きてしまいます。

こうなると十分な火力を維持するためには次々と落ち葉を絶え間なく投入する必要があり、これが結構な重労働でした。

12月の朝だというのに、何度も落ち葉の山と焼却炉間を往復運動する上に焼却炉自体の熱もあって、汗だくになってしまうぐらいしんどい作業です。
これが落ち葉を燃料にする際の面倒くささですね。
そうしてしばらくの間絶え間なく落ち葉を追加投入し続けていった結果……

焼却炉内の火の様子がちょっと変わってきました。
一見普通に炎が上がっているように見えますが、よくみると一斗缶の蓋の穴から噴き出すようにして火が出ているのが分かります。

これは恐らく、一斗缶内で炭化の工程が進み、薪の中の不純物が蒸発して可燃性のガスとなって噴き出ている状態だと思われます。
竹炭を作った時も同じことがありましたので、これは順調に炭化行程が進んでいると考えていいでしょう。

この時点でまだ火入れをしてから30分も経っていません。
これなら結構短い時間で炭作りが終わる可能性が出てきました。

ただ、絶え間なく落ち葉を投入し続けているため、ものすごい勢いで落ち葉の山も減ってきています。
この調子だととても何時間も火を灯し続けることはできません。やはり落ち葉で炭作りをするのは無理があったのか……。
と思いかけた頃、思わぬ事態が発生しました。
③炭ができた……?

時刻は9時26分、火入れをしてから1時間ちょっとしか経っていないのですが……

なんと、一斗缶から噴き出るガスが止まりました。
最初は焼却炉内の火力が弱くなったから炭化反応が止まったのかと思ったのですが、どうも様子が変です。
これは……まさかもう炭化が完了した?

いやいや、まさか。だってまだ1時間しか経っておらず落ち葉だって全然残っているのに。
まさか……そんなはずは。

とはいえ、この状態でいつまでも火をともし続けるのもナンセンスなので、一旦一斗缶を取り出して中身をあらためることとしました。
果たしてその中身は……?

な、な、何と、炭が完成しています!!
信じられません。僅か1時間で完成するなんて……。

そのまま空気に晒し続けると炭が燃焼を始めてしまうため、蓋を閉じて炭が冷めるまで放置することにしました。
冷めたらもう一度確認して、芯まで全部ちゃんと隅になっていたら実験は成功と言うことになります。
④実験結果

冷ましている間暇だったので、長時間を想定していたので準備しておいたカップラーメンを焼却炉の残り火でお湯を沸かして食べて待つことにしました。

外で食べる、火で沸かしたお湯で作ったカップラーメンはどうしてこんなにおいしいのでしょうか。
さて、数時間放置してすっかり冷めきった一斗缶の中身をあらためてチェックすると……

やはり、完全に炭になっていました。実験は完璧に成功です!
にしても、めちゃくちゃ脆いし超軽いのですが、何だか僕のイメージする炭とだいぶ違うような。

重さをはかると、何と元の薪5kgと比べて炭化後は1kgちょっとしかありません!
一斗缶の重さを引くと。元の薪は4kgほどで、炭は300~400gほどと言うことになりますね。約10分の1にまで軽くなっています。
ネットで調べても、どうも炭にするとそのぐらい軽くなるのはあるあるみたいです。備長炭とかはもっとがっしりしているイメージですが、あれはやはり製法が全然違うのと、元の薪となる木もめちゃくちゃ重厚な「ウバメガシ」と言う木を使っているからみたいですね。
なんにせよ、実験が無事成功して今回は大満足の結果となりました。マインクラフトが嘘をついていないことが分かって一安心です。
⑤まとめ
今回は、土地中の落ち葉を掻き集めてそれを燃料に木炭を精製することが可能なのか実験を行っていった様子をお伝えしていきました。
結果、実験は無事成功と言うことで、山盛りの落ち葉の大体半分ぐらいを消費して、約400gほどの木炭を精製することができました。

木炭は段ボールに詰めて、せっかくなのでこれを使ってその内ソロBBQでもやろうかなと思います。

落ち葉もだいぶ残ったので、またその内焼却炉を使って焼きいもでも作る時の燃料にしようかなと思っています。
その様子もブログや動画なんかでお伝えしていく予定なのでぜひお楽しみに。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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