狩猟免許試験を受けてきました ~当日の様子と手ごたえ~

どうも、たかしです。

農地に入り浸る獣を狩り、その肉を食べることで自給自足をすることを目指すため、狩猟免許を取得することを決めました。

昨年12月に免許試験の申し込みを済ませて以来、猟友会主催の事前講習会に参加したり、テキストを使って自習をしたりと、狩猟免許を取得するための準備を着々と進めてきましたが……

先日、とうとうその狩猟免許試験当日を迎え、試験会場に赴き1日がかりの試験を終えてきました。

今回は、狩猟免許試験の1日がどのような流れだったのかと、実際に試験の手ごたえはどのような物だったのかについてお話していきます。

電気工事士試験の際は、1年目にとんでもないうっかりミスをしてしまい1年の努力が不意になってしまい発狂したこともありましたが……

狩猟免許はそのような事態には陥らなかったのか?

無事に終えることができたのか? お伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①試験1日の流れ

狩猟免許試験に関しては、各都道府県それぞれで行われ、自治体ごとに日時や試験の流れなどに微妙な違いがあるようです。

僕の住む自治体では

  • 9:30~10:00 受付
  • 受付後~10:10 適性試験(視力・聴力・運動能力)
  • 10:10~10:30 オリエンテーション
  • 10:30~12:00 知識試験
  • 13:00頃 知識試験合格発表
  • 13:10~    技能試験 

と言った一日の流れでした。

ただ、以前事前講習に参加した際にも講師の人から話がありましたが、今年は(恐らく)熊問題の影響からか狩猟免許の申し込みが例年の2倍近くまで増加していたため、全体として時間の効率化を図ろうとしている感じや、予定が立て込んで慌ただしくなっている様子が見られました。

如何にその具体例について述べると……

まず受付後に行われる適性試験なのですが、本来は受付が終わった人から流れ作業で順に適性試験を受けて、そこから知識試験の会場に案内されて全員の適性試験終了が10:10に間に合うはずだったのだと思いますが、当日は余りの人数の多さに時間が間に合わず最後の方の人は適性試験を受けずに直接知識試験を受けることになってしまっていました。

じゃあその人は適性試験をいつ受けるのかと言うと、知識試験が終わってから知識試験合格発表までの間に改めて受けることになったようです。

僕は受付開始してから割とすぐ会場に入ったので適性試験も間に合いましたが、それでも既に長蛇の列(100人近くはいたかも)にならばされて、受付が完了するまで結構かかりましたからね。

流石に今年は数が多すぎて異常な事態なのだとは思いますが、適性試験を後回しにしたくない人は早めに会場入りしておいた方が良いかもしれません。

あとは技能試験ですが、13:00頃に知識試験の合格発表がされてその後技能試験に入るのですが、技能試験は一斉に行われるのではなく一人ずつ、一人につき試験官一人ついて最低でも3~4分は掛かるので、順番が後の方の人はかなり待たされることになります。

案内の紙には、「わな猟の受験者は最大18時ごろまでかかる可能性がある」とまで書かれていました。13時に知識試験の合格発表があってそこからすぐに案内が始まるので、最大で5時間待たされる可能性があるということです。恐ろしいですね。

ただ、実際のところは流石に免許試験側も効率よく試験を行うために工夫をしたのか、僕は順番はかなり後の方(僕が呼ばれた段階で部屋に残り4分の1ぐらいしか残っていない)だったのにも関わらず、試験が終わった段階で時刻が15:00だったので、1時間30分ぐらいしか待たされなかったことになります。

運営の努力に感謝ですね。

②各試験の様子

ここからは、適性試験・知識試験・技能試験について、各試験の様子がどんな感じだったかを書いていきます。

1.適性試験

適性試験では、視力・聴力・運動能力の3つの観点から狩猟免許を取得するに値するかどうかを判断していきます。

適正「試験」何て言うと仰々しく感じますが、受付後からの流れ作業で知識試験までの間にさらっと行われるということからも分かる通り、非常に簡易的で最低限度の検査しか行われません。「試験」と言うよりは「測定」「検査」と言った方がイメージには合うでしょうか。

具体的にどうだったかというと……

  • 視力……良くあるランドルト環の検査で、結構大きい奴(視力0.5ぐらい?)のやつを一回だけ当てて終了
  • 聴力……「補聴器とかつけてる?」と聞かれ「いいえ」と答えて終了
  • 運動能力……立って腕を上げ下げ、左右に振る、グーパーする、屈伸する 終了

とまぁこんな感じの、本当に必要最低限と言うか割とおざなりな感じで試験は終わりました。

これがもうちょっとお年を召した、最低基準を満たしているか微妙な人とか相手だったらもう少し厳格に検査するのかもしれませんが、僕ぐらいの年齢の人(30代)とかだったらほとんど流れ作業で形式的に検査するといった感じで終わるみたいです。

2.知識試験

知識試験は、3択式の問題が30問、70点以上を撮れば合格になります。

以前の記事でも触れましたが、基本的には何の問題もありませんでした。

事前講習でもらったテキストの例題集を1周やっておけば基本的にはよっぽど落ちることは無いぐらいの難易度ですし、問題の形式自体もテキストに出ている問題とほぼほぼ一言一句変わらない、何なら選択肢の順番も同じなんじゃないかぐらいのコピー問題が出てきますからね。

これに落ちるのは事前講習を受けずに全くのノー勉で挑んだ人ぐらいじゃないかなと思います。

そんな試験に落ちる人がいるのかと言うと……いるんですよねちょいちょい。

合格発表は古典的な張り紙で行われて、合格する人がほとんどのためか「全受験番号を印刷した張り紙に、落ちた人の番号だけ上から黒テープで隠して掲示する」と言った方法で告示されていたのですが、見た感じ10~20人に1人ぐらいは落ちているようでした。

実際の張り紙、一応モザイク

わな猟の単願であれば、問題も罠猟に関する物しか出ないので、猟銃に関する知識とか網猟に関する知識とかは勉強しておかなくても大丈夫です。問題用紙の表紙にも「わな猟」と書かれていたので、各狩猟種類ごとに問題が分けられているのだと思います。

受験者によっては「網とわな」「わなと第一種銃猟」「網とわなと第一種銃猟」とか色々な形で受けている人がいるのに、それぞれに合わせた問題用紙を準備しているのだと思うと、狩猟免許試験運営側は大変だなと思いました。

あと知識試験に関して強く思ったのは「時間が余り過ぎる」ということです。

試験時間は10:30~12:00に設定されており、その時間は90分。

模擬試験を自習でやっている時から思っていたのですが、3択の問題を30問、しかも既に勉強して対策済みの物を解くのに90分は絶対に掛かりません。どんなにゆっくり時間をかけて見直しとかを2回やっても15分ぐらいで終わります。

まぁ、終わってからも退出できないなんてことは無く、終わった人から当案を提出して一旦会場から出ても良い自由時間になるので、別にそれが問題大ありってわけでは全く無いんですけどね。

技能試験まで2時間以上時間が余るので、その間の時間潰しがちょっと大変ってぐらいですが。僕の場合は最寄りに徒歩圏内でファミレスがあったのでそこで少し早めのお昼ご飯を食べてのんびりできたので特に問題はありませんでしたが、会場がド田舎で車が無いとかだとちょっと大変かなとは思いました。

③技能試験

知識試験の合格発表後に順番に行われる技能試験ですが、自分の順番が来るまでの間は知識試験を行った時の会場で完全待機の時間でした。

基本的には会場から出なければ完全自由。スマホ触っても良いし技能試験の勉強していても良いし、本を読んでたって良い。同じ階内であれば移動もOKで、トイレに行ったりロビーで休憩していても良いので、時間を潰す手段さえ持ち込んでおけば待機時間はそこまで苦にはならないと思います。

順番を呼ばれたら、待機していた会場からは移動して、別階の部屋の前の椅子でまた待ちます。

呼ばれたら入室してそこから技能試験なのですが、イメージと違っていたのが、技能試験には「鳥獣判別」「猟具判別」「わな架設」の3つの内容があるのですが、それを一気に流れで行うのではなく

「猟具判別」→待機→「わな架設」→待機→「鳥獣判別」→終了

と言った感じで、段階ごとに行う場所も試験官も変えつつ行っていったことです。

これはもともとそうなのか、それとも今回の受験者増加を受けての時間を効率的に進めるための措置なのかどうかは分かりませんが、一気に行われるよりは一つ一つ落ち着いてこちらも挑むことができるので個人的には良い感じだと思いました。

試験の内容は、事前講習で教わったのとまったく一緒で、猟具判別に関しては提示される猟具に関してもまったく一緒で

  • ①「イタチ捕獲機(ストッパー無し)」←禁止
  • ②「くくり罠(ストッパー、より戻しアリ)」←法定
  • ③「箱落とし(”さん”なし)」←禁止
  • ④「イタチ捕獲機(ストッパーアリ)」←法定
  • ⑤「箱罠」←法定
  • ⑥「とらばさみ」←禁止

といった流れでした。たぶん。

わな架設に関しては、事前講習で教わった時は「提示された6つの中から自分の好きな物を架設できる」とのことだったのですが、今回は形式が変わった影響か別の場所に用意された箱罠のみとなっていました。

あまりいないとおもいますが「自分は箱罠じゃない罠で架設をやろう」と思っている人には要注意かもしれません。

「鳥獣判別」は、また別の部屋で試験官と1対1で、紙芝居形式で提示される絵を基にそれが「狩猟鳥獣か否か」「狩猟鳥獣の場合はその名前は何か」を1つの絵に対して5秒程度で答えていくといったものでした。

僕はわな猟だったので、恐らくそのために「鳥獣判別」に関しては「鳥類」は全く出ず「獣類」だけで行われました。

判別が終わり次第部屋から退出し、そこからは待機部屋に戻ることも無く解散・帰宅と言った流れで、15時には全ての試験が終了し会場を後にしました。

③不満点

最後に、今回狩猟免許試験を受ける中で感じた「ちょっとこれはどうなん?」と感じた点について触れていきたいと思います。

1.駐車場問題

今回の試験会場の案内には、もはやお決まりとなった「公共交通機関を利用してご来場ください」の一文が添えられていました。

ですが、当然ながら車以外での移動手段を持たない僕は、片道1時間半の会場までの道のり経て会場に付随している24時間1000円上限のコインパーキングに駐車したのです。

1000円の出費は今の僕にとっては痛手でしたが、やむを得ないとはいえ会場案内に従わずに車で乗り付けた訳ですから仕方のない支払いだと諦めていました。

しかし、試験のオリエンテーションの際に耳を疑う一言が試験官から飛び出したのです。

「駐車券をお持ちの方は、認証処理をするので駐車券を机の上に出しておいてください」

いや、タダで駐車させてくれるんかい!!

何と言うかその、有難いですよ? そりゃあ1000円の出費だって痛い僕からしたら、車で乗り付けることができた上に駐車場代まで払わずに済むなんて最高のサービスですけど……。

でも案内を忠実に守って、車の方が便利なのに公共交通機関で来た人が馬鹿を見るような対応はいかがな物かと思う訳ですよ。

だったら初めから「駐車場代は掛かりません」って案内文に書いてくれよと。

まぁでもそうすると今度は逆に全員が車で来ちゃって、それはそれで駐車場がパンクしてしまうのでしょうけれど。だとしたら駐車場代まで出すのはやり過ぎじゃないかな……とか。

駐車場代はもちろん認証してタダにしてもらいました。

2.まさかの「イタチのオスメス判別」問題が出た。

以前の猟友会主催事前講習のレポート記事でも触れた内容なのですが……。

基本的に「イタチのオス(狩猟鳥獣)」と「イタチのメス(非狩猟鳥獣)」を見分けるのって体のサイズ以外ないんですよね(メスの方が一回り以上小さい)。

だから、縮尺も無ければ比較物の提示も無い技能試験の「鳥獣判別」で使われるイラストでは、オスとメスを見分けるのは至難の業になっているんです。

だからこそ、僕は事前講習の時に「どうやってオスメスを見分けるんですか」と質問をした時に

「イラストの背景が青っぽくなっているのがメス」

なんてふざけた答えが返って来た時に「あ、たぶんこれは実際の試験では省かれる部分なんだろうな」と思ったのですが。

なんと出たんですよ、イタチが。しかもオスメス両方。

イラストを出された時に一瞬時が止まりましたからね。「え?出るの???」って。

しかも更に更にとんでもないことに、元のイラストの方だと確かにメスの方の背景が青っぽくなっているんですが、印刷の関係なのか試験で出されたイラストの方は背景が青っぽくなっているかどうか全然判別がつかなかったんですよ。

それに、背景が青っぽくなっているかどうかなんて、両方のイラストを同時に出されたら確かに判別は簡単ですけど、実際の試験がそうだったようにどちらか片方ずつ出されたって分かりにくいじゃないですか。しかも印刷の関係か背景の色が分かりにくくなってるしでもう……。

ふざけんな!!! って、試験が終わってから車の中で3~4分は叫びましたね。

いや、マジで良くないですよこんなの。背景が青色がどうのとかはもはやこの際置いておくとして、受験者の中にはもしかしたら事前講習に参加できなかった(もしくはしなかった)とかで、自分で狩猟鳥獣の特徴とかを調べて試験に臨んだ人とかだっているかもしれないじゃないですか。

そんな人からしたら、イタチのオスメスをイラストだけで見分けるなんていよいよできる訳も無くて、もし仮にそんなことで合格点に足りずに落とされたりしたら本当にひどすぎると思いますよ。

マジで鳥獣判別に使うイラストは、せめてイタチはオスメスがはっきりわかるような何か処置をするか、もう別のイラストや写真に差し替えるか、なんならもうイタチは出題しないことにするかなどなどの変更はすべきだと思います。

もうあまりにひどすぎる。試験として成り立ってないレベルだと個人的には感じた部分でした。

※一応イタチのオスメスは尻尾の長さでも判別できる(メスの方がオスより短い)らしいですが、だったら事前講習の時にもそう教えてもらいたかった……!

④まとめ

今回は、狩猟免許の試験に実際に参加した様子や、その際に思ったこと、感じたことや手ごたえなどをお話していきました。

結果としては、筆記試験には無事合格し、実技試験もイタチのクソ問題以外はおおむね問題なく進行したため、恐らくは合格できているんじゃないかと思います。

もしこれでイタチのせいで落ちてたらマジでクレームの電話とか入れようかなと考えるぐらいには、イタチの問題は大クソでした。

もしもこの記事を見ている狩猟免許試験関係の方がいらっしゃったらマジでお願いします。今後イタチ問題は狩猟免許試験出禁で。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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