どうも、たかしです。
小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第61回になります。
今年の10月初めから始まった空き家の整備も、気が付いたらまるまる3ヶ月が経過し、この「空き家の整備シリーズ」も60回を超える超長編規格となってしまいました。
当初の予定では12月初めには土地の引き渡しが行われる予定だったので、空き家の整備も大まかなゴミを片付ける程度で、30回程度で終わるはずだったんですけどね……どうしてこうなった。
ともあれ、記事にして60回以上もかけてきただけあって、空き家の様相も当初と比べて随分と変わってきました。
年内最後の更新記事ということで、今回の記事では特別企画として空き家の当初の様子を今の様子を見比べつつ、かの超有名番組「劇〇ビフォーアフター」風に比較して振り返っていきたいと思います。
ぜひ「なんということでしょう」でおなじみのあの曲と一緒にご覧ください。
それではやっていきましょう。
①玄関 -奥底に潜んでいたペンキ缶-
空き家に入ってすぐ、玄関横に広がる物置スペースには……
大量の荷物が積み重なり、足の踏み場もないほどでした。
その最奥に眠っていたのは、なんと超大量のペンキ缶。しかもそのほとんどが大量に中身が残ったままの状態と、頭を抱えたくなるような状態だったのですが…………
なんということでしょう。すっきりと片付き、雨風に晒されることなくペンキ缶を乾燥させるためのスペースへと生まれ変わりました。
あれだけ大量にあり厄介者でしかなかったペンキ缶も、このスペースで乾燥させることにより鉄くず業者へと売却することができ、むしろ家計を助ける救世主となりました。まるで奇跡のような光景です。
今後このスペースは、濡れたり汚れたりしてしまった物、住居スペース内に持ち込むには気が引けるような物だったり、雨風に晒されることなく乾燥させたいものを置くためのスペースとして大活躍してくれることでしょう。
②居間 -巨大タンス・クローゼットにより圧迫された空間ー
玄関口から入ってすぐの大部屋である居間。一見すると物も少なく整理されているように見えますが、巨大なタンスやクローゼット、ボロボロのコンポなどが配置され、どこか閉じ込められるているような圧迫感を感じる空間でしたが…………
なんということでしょう。全てのタンス・クローゼットが取り去られ、広々とした作業空間が姿を現したではありませんか。
随所にあしらわられた買い物かごや作業机も、この場所で何か作業をしたいという欲求に人を駆り立てさせます。
またタンス・クローゼットが無くなったことにより、小屋づくりをするために必要な木材を一時保管するスペースも確保することができました。
今後このスペースは、木材の一時保管および木材の加工作業を行う場所として大いに活躍してくれることでしょう。
③納戸 -完全なるゴミスペースと化した部屋-
今回の空き家整備で、最も事態が深刻だったのはこの納戸部屋でした。
物がうず高く積み上げられ、当然中に入ることも、何かに利用することすら思いつかないような大惨事でした。この物件を購入しようと内見に来た人でも、この惨状を目の当たりにした瞬間に購入を諦める……そう確信してしまうほどの衝撃がありました。
写真からは分かりませんが、これだけのゴミの下には更に部屋全体を埋め尽くすほどの巨大なソファベッドまで隠れており、これらすべて処分するのにどれだけの手間がかかるのか、どれだけの処分費が必要なのか……そんなことを想像するだけでうんざりしてしまうような魔の空間だった納戸ですが………
なんということでしょう。物一つ残っていない、完璧な空白のスペースになりました。
残っている物といえばわずかな塵と、窓のつっかえに使われていた木の棒だけ。これを奇跡と言わずして何と言うのでしょう。
奇跡の技により再びそのポテンシャルを取り戻したこの空間は、文字通り納戸として再び適切に荷物を保管するためのスペースとして大活躍してくれることと思います。
④キッチン ー狭く、暗く、不安を覚える廊下ー
いくつもの棚に挟まれ、一切の光も入らず、一寸先も見通せないほどただただ狭く暗い空間だったキッチン。足を踏み入れることにすら恐怖感を煽られるほど、侵入しようとするものを拒む雰囲気を漂わせていた長い廊下でしたが…………
なんということでしょう。全ての棚が取り払われ、光が差すようになり、もう足を踏み入れることに全く不安を覚えることは無くなりました。
狭く暗い空間だった廊下が明るく切り開かれたことで、部屋同士の行き来も格段にしやすくなり、空き家自体の風通しも良くなったような気がします。
今後この空間は空き家内の主要動線として、また水回りとして大いに活躍してくれることでしょう。
⑤寝室 ーカビだらけの綿に汚染された部屋ー
たくさんの荷物に囲まれ、特に布類からのカビ臭さが酷く、床からクローゼットからあらゆる物にカビが染みて、中にいるのもキツイぐらいの惨状だった寝室ですが…………
なんということでしょう。こちらもきれいさっぱり布団類が取り払われ、日が差して爽やかな空気が流れ込む空間へと生まれ変わりました。
こちらの部屋は今後「コオロギ飼育部屋」として、南向きの窓からの日差しもあって暖かな空間を提供し、今後数万匹……もしかしたら数億匹にも及ぶコオロギの生命を育んでいってくれることでしょう。
⑥風呂場 ー圧倒的暗黒空間ー
当時装着していたヘッドライトの不甲斐なさに加え、ブログ管理人の圧倒的撮影能力の低さもあり、ただの暗黒空間でしかなかった風呂場でしたが…………
なんということでしょう。より高照射力のヘッドライトを購入したおかげで、風呂場全体の様相が遥々と見通せるようになったではありませんか。
こちらの風呂場空間に関しては、洗濯機を処分した以外特に手は加えていないため、今後の開拓に期待が持たれます。
⑦庭 -産廃としか思えないゴミの数々-
タイヤにドラム缶、奥の方には巨大なロッカーの瓦礫、炭とガラスと土と固化したペンキ塗料の混じったゴミなど、明らかに産廃としか思えないようなとんでもないゴミの数々が並んでいた空き家の庭でしたが…………
なんということでしょう。開かれた空間・山間から降り注ぐ暖かな日差し・広々としたスペースと、なんとも開放的な庭先へと生まれ変わりました。
先人の排せつ物にまみれた便壺のかけらを天日干しすることもでき、今後も様々な汚物をその豊富な日差しで消毒していってくれることでしょう。
⑨トイレ小屋 -まさかの先人の残汚物アリ便壺-
空き家の隣にひっそりとたたずんでいたボロボロのトイレ小屋。内部に残っていた便壺からはまさかの先人の忘れモノが登場するという異常事態に見舞われた、忌まわしき廃屋でしたが……
なんということでしょう。汚物にまみれた忌まわしき記憶と共に、跡形も無くその姿を消滅させたではありませんか。
地面も平らに整地し、広々とした空間が広がるこの場所の利用価値は無限大です。また新しいトイレ小屋を作るもよし、先人の残汚物を利用して畑を作るもよし。
空き家のすぐ横ということもあり、様々な利用法が考えられる最高のスペースへと生まれ変わりました。
⑩まとめ
今回はこれまでの空き家整備の軌跡を、「劇〇ビフォーアフター風」に振り返っていきました。
こうして振り返ってみると、そこまで変化が無いような気がしないでもないですが……僕自身、もうずっと空き家に通い続けていて、どうしても変化には鈍感になっていますのでぜひみなさんの客観的な目線で見てもらいたいと思って今回記事にさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
3か月たった割にはそこまで大きな変化も無いように思えますが、これが個人が通いで行える限界ってところですかね。そこまで根を詰めている訳でもなく、ゆっくり通いながらゆっくり作業を進めていますので、まさしく牛歩の歩みです。
それでも、まだまだ空き家の引き渡し時期までは時間があるのが現状ですので、今後も気長に作業は続けていきますから、長い目で見守っていただけたらと思います。
来年からはいよいよ住めるくらいまできれいにしていくため、空き家の細かい部分の掃除を進めていく予定ですし、土地の売主さんに交渉して傷んでいる所の補修までさせてもらいたいと思っています。そうしたら一回「空き家に泊まってみた」みたいな企画をやってみてもイイかもしれませんね。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
来年も当ブログをよろしくお願いいたします。皆さまどうか良いお年を!