どうも、たかしです。
前回の記事では当ブログのヘビーユーザーM先輩から差し入れでいただいた石油ストーブを解体していきました。
今回は、前回の記事に引き続き差し入れでいただいた家電を解体していき、その様子をお伝えしていきます。
今回解体する家電は家庭用コピー機です。
こちらは、兄夫婦の家から引き取ってきた、元々は実家で使用していたコピー機になります。
実はこのコピー機、僕の取っ手は非常になじみ深い物でして、何を隠そうこれは親の補助を受けつつ僕が購入した物なんですよね。
型番から検索してみると、このコピー機の製造年は2011年。既に発売してから10年以上が警戒しています。
コピー機の寿命は大体5年程度ということで、購入当時は最新式だったこのコピー機もすっかりロートルです。
僕が実家で使用していたころからたまに起動するとセッティングまで20分近くかかって、しかもモノクロ印刷ができなくなっていましたからね。
スキャナー機能もついています。
当時漫画家を目指していた僕が、アナログで描いた漫画をネット上にアップするために使用していたこの機能ですが、今や僕は完全デジタル派。もう全く使用する機会はありません。
昔から慣れ親しんだ家電ということで、解体することに若干の侘しさを感じますが、誰も使用しない以上このコピー機はただただスペースを占領する厄介者でしかありません。
せめて購入者である僕自身の手で、介錯をつかまらせていただきたいと思います。
それではやっていきましょう。
①表カバーを解体する
ぱっと見、解体の足掛かりになるビスが外側に見当たらなかったので、スキャナーカバーを外して内部を覗いてみたいのですが……
こちらにも外側カバーを外せるようなビスが見当たりません。
どうしようもないので、とりあえず上部カバー裏のビスから取り外していくことにしました。
一通りビスを外したのにカバーが解体できなかったので、カバー裏についている白いマットのようなものをめくったら下から追加のビスが出てきました。
こちらの方も外してようやく上部カバーを解体してみると……
中から基盤が出てきました。
上部カバーには操作用のボタンだったり液晶パネルだったりが付いているため、それを動かすための基盤だと思われます。
取り出してみましたが、基板にほとんど付属部品が付いておらずめちゃくちゃショボいです。これは全く価値が無さそうですね。
以上のように、上部カバーからは全く鉄くずが回収できませんでした。
②本体底部
上部カバーを解体したら、またしても足掛かりになるビスが見当たらなくなってしまったので、一旦コピー機をひっくり返して底部のビスを外してみることにしました。
すると……
用紙トレーが外れました。
その下からはビスらしきものは確認できず、解体はここで打ち止めです。うーん……テンポが悪い。
一応一本だけ、何かしらのカバー部品っぽい鉄部品が回収できました。コピー機の解体を始めてから初の鉄くずになります。
ちょっと嫌な予感がしてきましたぞ……。
③スキャナー部の解体
外側から確認できるビスはもうスキャナー部裏の物だけだったので、本体よりも先にスキャナー部の解体をすることにしました。
回収できたのはガラスと……
小さな基盤&鉄パネルと……
小さなモーターだけ……微妙ー。
スキャナーの透明部分がガラスだったのもガッカリポイントの一つです。ガラスが結構重たいので、コピー機全体の重量の鉄比率が下がってしまうことになってしまいますからね。取り外すときもやたら割れて危なかったですし。
モーターが回収できたのはせめてもの救いですが……それにしても小さい……。
④本体部分の解体
ここからいよいよ本体の解体に入っていくのですが……
まず外側のカバーを剥がすのが大変でした。
何が大変かって、ビス止めしてある他にもプラスチックのパーツ同士でパズルみたいに組んであるところが多くて、きれいに解体するのが難しく、力づくで破壊しなくてはならない部分が多かったことですね。
上記画像も側面カバーが取り外してありますが、マイナスドライバーでバキバキと破壊しながら無理やり引きはがしてますからね。僕の場合は処分するだけだから破壊するのは何の問題も無いんですけど、もしこれが修理のための解体とかだったらこうはいきませんから、コピー機を自分で修理するのはかなり難易度が高そうだと感じました。
かと思うと、画像のような基盤周りは大量のビスで止められていて、どこにビスがあるのか、どのようにどの位置でビス止めさられているのかを探すのが大変でした。
インクジェットの部分ですが、ここが一番鉄くずの量が多かったですね。
それでも一つ一つの鉄部品が小さくて薄いので、全てかき集めても大した量にはなりませんでしたが……。
これ全部プラスチックパーツですからね。とにかくコピー機はプラスチックの部品が多くて、解体するうま味はかなり少ないなと感じました。
前回解体した石油ファンヒーターなんか外側カバー・内部部品のほとんどが鉄製だったのと比べたら、解体自体大変だし、鉄製部品がほとんどないしで、解体対象としての魅力は雲泥の差でした。
⑤解体結果
コピー機を解体した結果、少量の鉄くず・モーター・雑線・基盤が回収できました。
鉄くずは主にインクジェット部のカバー部品と、インクやスキャナーをスクロールするための鉄芯です。
重量を測ってみましたが、カゴ含めてぎりぎり1kgといったところです。少ないですね。
コピー機自体の重量は約9kgあったはずなのに……ほとんどがプラスチック部品の重さだったということですね。
内部で稼働する機構が多いためか、小さなモーターがたくさん回収できました。
しかし、それでも重量は1kgには足りません。
1kgって結構な量が集まらないと意外と達成できないんですよね。石油ファンヒーターから回収できたモーターと合わせて1kgあるといいんですが……。
⑥まとめ
今回は、差し入れでいただいたコピー機を解体する様子をお伝えしていきました。
生地全体通してのテンションの低さでお分かりかと思いますが、コピー機の解体は僕としてはオススメできないと感じました。とにかく構造が複雑で面倒くさいのと、プラスチックごみが多すぎる……。
解体には2時間ぐらいかかりましたからね。かなり不毛な時間でした。
コピー機を粗大ゴミに出すのであれば、大阪市の粗大ゴミ処理手数料表を参考にした場合400円の処分費がかかるみたいなので、それを浮かせることができたと考えることもできますけどね。
ただ、恐らくコピー機であればハードオフとかのリサイクルショップで無料で引き取ってもらえる場合が多いと思いますので、2時間もかけて解体して処分するのはやはり割に合わないですね。
もしもプリンターを処分したい時には解体するよりもまずは近所のリサイクルショップに持っていくことを強くお勧めします。それが今回得た僕の教訓です。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。