どうも、たかしです。

今現在、僕は小屋暮らし予定地に付随してきた空き家の整備を進めています。

before
after

片付けの際に回収した大量の残置物の内、まだ使えそうなものはリサイクルショップに持ち込んで少しでも処分費の足しにしており、以前その中でも高く売れた物をまとめた「高価買取された空き家の残置物ベスト3」という記事を書いたのですが……

ベスト3の結果。かなりしょっぱい

今回はその記事のスピンオフ企画ということで「全く売れなかった空き家の残置物ワースト3」をご紹介していきます。

小屋根ちゃん

ワースト3って……売れなかったなら全部0円でしょ

たかし

ふふふ……それはどうかな?

売れそうなのに売れず、無駄に労力を費やしただけに終わってしまった肩透かしのガッカリ品3選を、そのガッカリエピソードを合わせてご紹介していきます。

それではやっていきましょう。

第三位 「五月人形」……0円

日本の伝統的文化であり誉れ、世界に誇る栄誉ある「五月人形」がまさかのランクインです。

見てください、この立派ないで立ちを。

豪華絢爛な衣装・装備。凛々しい顔立ちに丁寧なショウケースに加えて銘柄的な板付き。どう考えても売れそうでしょ!?

ですが全く売れませんでした。ガチのマジでどこのリサイクルショップも一見すらせずに相次いで買取拒否。

僕「五月人形なんですけど……」  

店員「あ、無理です」  

↑このやり取りを何回やったか!

なぜ五月人形は全く売れないのか? 和物に強い出張買取店「福ちゃん」の査定員のアンチャン曰く

  • 人間国宝が作った物以外の日本人形は市場価値0
  • 顔つきの物は特にダメ
  • 「怖い」「不気味」「髪が伸びそう」などの不評多数で需要ナシ

ということらしいです。何とも嘆かわしい限りですね。

日本人が日本人たる誇りをとうに失ってしまっていることがうかがえるエピソードでした。

僕はお焚き上げ代すら持ち合わせていない弱者男性のため、土下座したのち五月人形は燃えるゴミに出させていただきました。

小屋暮らしの土地引き渡しの時期が延びまくっているのも、もしかしたらこの時の呪いのせいなのかもしれません。怖い。

第二位 「流木」……-138円

何とまさかのマイナス額でのランクイン。「香木」……ではなく「流木」です。

こちらは、空き家の居間にある物置の奥深くから意味深に出てきた品で、その見た目から当初は「香木なのでは!?」と僕は大いなる期待を寄せました。

本当に香木ならば、これ一個で100万買取も夢じゃない……!!

夢と希望を胸に抱き、五月人形の時と同じ「福ちゃん」の査定員のアンチャンに見せた所……っ

「流木っすね」っとバッサリ一言

  • このサイズの香木が出てきたらマジで億
  • 本物の香木は家の外にまで香ってくる
  • てか香木なんてまず出てこないっスwww

と、説教……もといご説明をされてしまう始末。

とはいえ、それなりに立派で形も面白い流木だったので、ヤフオクで一個200円で出品してみることにしました。

つい先日の記事でもお伝えしたように、これが見事に落札され、計400円の売り上げになった……かと思いきや。

そもそもヤフオクでの売り上げはその10%がシステム使用料として引かれます。

さらに梱包のために購入した段ボール、2つの流木を詰め込んだために追加した梱包材、そして段ボールを閉じるための布テープなどの資材費を計算した結果……

362(売上金)-217(段ボール)-110(梱包材)-173(布テープ)=マイナス138円

となり、実は138円損していたという結果に。いやーうっかり。

でも多分200円以上にしてても売れなかったし、落札者から高評価ももらえたから、勉強代だとでも思うことにします。

第一位 「中銀」……-580円

これだけはマジでゴミ。

未だにトラウマとなっている超問題児、「中銀」という名の謎の金属棒がぶっちぎりで1位にランクイン。

もうこの「中銀」単体で、売却するために奔走した記録が記事になっているのでぜひそちらを見ていただきたいのですが……

端的に言ってしまえばこの「中銀」、なんと銀では全くなく、錫と鉛の合金……いわゆる「はんだ」であったことが最終的に判明したのです。

そのため買取額は0円……それどころか!

わざわざ分析装置を設置している買取店に見てもらうために車を走らせ、駅前のコインパーキングに駐車し、査定に2時間もかかり、結果「銀の含有率が低い」との理由で買取してもらえず、駐車場代も出してもらえず、丸々駐車場代400円が僕持ちになったり……。

わざわざ神奈川にある銀専門の買取店に送料180円を払って送って査定してもらい、その結果「銀ではなくはんだ」であることが判明し、「買取できないので処分します」ということで手元に残ることすらなくただただ損しただけだったという……。

もう本当に散々な目にあった、最悪の品でした。

もう二度と胡散臭い貴金属には関わらないと決心するには十分すぎるぐらいの強烈な経験でした。

まとめ

今回は空き家の残置物で全く売れなかったワースト3をご紹介しました。

空き家の整理を進めていって、大量の残置物のリサイクルショップに持ち込む中で、僕の中で一つ生まれた格言があります。

それは、「物を買うということは損をすることと紙一重」ということです。

全ての物は、購入して中古になった時点でその市場価値が著しく落ちます。そのため、新品を購入してしまった時点で、もしもその品を十分に活用できないと、どう頑張っても元値より高く売れることはまずないため、それは損をしたということになってしまうのです。

この「大量生産・大量消費」の世の中で、市場で物を購入するということをついつい当たり前のように何となくしてしまっていましたが、購入するということが損をすることと紙一重な以上、生活に必須なもの以外は購入する時によく考えることが重要なのだと思いました。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。