どうも、たかしです。
今回は、前回の記事で解体した空き家に残されていた流し台を、シンク部分をDIYでリサイクルして新しく簡易流し台を作成していきます。
目指すは「簡易的で扱いやすく、軽くて丈夫で広い流し台」です。
こちらが設計図になります。
構造はシンプルに、細い板材を金具で接合して組み立てていきます。
既製品の流し台が大体1万円行かないぐらいなので、材料費はこれ以下で抑えたいところです。
果たして使用に耐えうる簡易流し台を、DIYで節約しつつ作成していくことはできるのか!?
それではやっていきましょう。
①材料紹介
ホワイトウッド 厚さ15mm 幅45mm 長さ6ft(1820mm)……9本
計 2745円
今回木材には2×4材と同じ材質であるホワイトウッドの板材を採用しました。
採用理由としてはやはり圧倒的に安いこと(1本305円)、それとシンクの枠にはまる15mm厚さの木材の選択肢があまりなかったということがあります。
- 木ネジ 2.4mm径 長さ16mm 28本入り ……4個
- 木ネジ 2.1mm径 長さ10mm 30本入り ……1個
- 一文字金具 4本セット ……2個
- T字金具 ……4個
- 金折 20本セット ……1個
計 3306円
- ドリルビット +1サイズ
- 錆び取りサンダーディスク
計 643円
木ネジは厚さ15mmの木材を貫通しないように長さのごく短い物を追加で購入しています。小さなネジ穴に対応できるよう、インパクトドライバーのドリルビットも買っておきました。
今回組み立てには全て金物を使用するということで、金物の量はかなり多くなっています。一つ一つは大した値段はしませんが、これだけたくさん購入すると費用はかなりかかり、結果として木材以上に費用がかかってしまいました。
合計金額は6694円。一応目標が既製品の流し台の半額近くだったので、思いのほか費用が嵩んでしまった印象です。
ですが、これで上手くいけばサイズ的には遥かに既製品よりも大きい、かつ安い流し台が手に入ることになります。後は上手くいくことを祈るばかりです。
②製作の様子
1.木材の切り出し
まずは木材を切り出していきます。
設計図通りに切り出して簡単にハマればありがたいのですが、どうしても計画通りにとはいきません。想定していたようにシンクと木材が当てはまらないことも多く、現物合わせを要所要所で繰り返しつつ切り出していく必要があります。
少し長めに切り出しては、シンクに当てはめて、うまくはまらなかったら微調整してを繰り返しながら、失敗しないよう慎重に切り出していきました。
2.シンクの加工
一部分、シンクの角が折れ曲がっていてどうしても木材がハマらない部分があったので、やむを得ずこの部分をディスクグラインダで切断することにしました。
めちゃくちゃ火花が散って恐ろしかったですし、かなり長い部分をカットしたのでそれなりに大変でした。
やはり摩擦でカットしているため、この写真では普通に持っていますがかなり熱くなっていたらしく、皮手袋を後から見たらちょっと焦げていました。恐ろしい……。
3.仮組み→立ち上げ
ひっくり返した状態で木材をはめ込んだら、まずは金折で仮組みしていきます。
隅を金折で固定していくわけですが、失敗して後から取り外すことになっても楽に済むように6カ所中3カ所だけを止めておきました。
この状態でまずは強度やバランスに問題がないか立ち上げてみると……
問題なく立ち上がりました!
4.本組み
立ち上がった状態のまま本組みを進めていきます。
金折の全部のカ所と、シンクと木材のビス止めもします。
足元にもシンク部分と同じように木材を組み込んでいきます。
こうすることによって単純に強度や安定性が増す以外にも、脚の木材が垂直に保たれたり、木材自身のねじれが強制されたりと色々メリットがあります。
枠組みを全て組み終わりましたが、やはりこれだけだと斜め方向への力に対して非常に弱く、グラグラします。
これを解消するためには、面に板材を貼るか、筋交いを入れるかといった方法が一番なのですが、そうするとネックになるのが費用が掛かり過ぎることです。
これだけの面を覆うベニヤを購入するとなると確実に2000円以上しますし、筋交いに関しても1000円近くは追加で掛かってきます。
どうしようか結構迷ったのですが……
当初から予定していた真ん中部分の補強材を組み込んだ結果、かなりぐらつきが収まりました。
強度的な面で言えば板材や筋交いを入れる方が絶対良いのだとは思いますが、そこまでシンクに重い物を載せる予定も無いので、とりあえずこれで良しとすることにします。
ついでに側面にも端材を使って補強材を組んでおきました。
これで土台部分は完成です。
5.錆び取り→完成
仕上げとして、ディスクグラインダの錆び取りサンダーでシンク部分の錆びを取っておきました。
目に付く部分の錆を取り除いたことで、ぱっと見の印象はかなり良くなったのではないかと思います。
これにて「リサイクルDIY簡易流し台」の完成です!
③感想・まとめ
今回は空き家に残されていた流し台のシンクをリサイクルし、DIYで簡易流し台を製作する様子をお伝えしました。
結果的には、既製品の簡易流し台を購入するよりも安く、かつ広くて使いやすい流し台を作ることができたのではないかと思います。
上記画像は、キッチンの補修が済むまで一旦寝室に置いておこうと思い移動させてから撮った写真なのですが、やはり簡易流し台の際たるメリットはこうやって一人でも簡単に持ち上げて移動させることができてしまうことですね。
シンク部分をリサイクルしてDIYした感想としては、もともとサイズの定まっている物に上手くはまるように資材を加工していくのはかなり大変だったという所が大きかったですね。0から作るとなったら自由がきくし、材料もいろいろなものが検討できるのですが、今回はシンクにハマる木材ということで厚さが15mmに限定されたり、そのために金物を多く使用しなくてはならなかったりと、制限が多くて面倒でした。
またリサイクルじゃなくて0から何かを作るってなった時は、前回の記事でも紹介したアルミパイプ系の素材も使ってみたいですね。
後は実際に使用してみて、利便性だとか耐久性だとかを見てみないことには何とも言えませんね。もしかしたら木材が早々に駄目になってしまったり、使用しているうちに壊れてしまったりなんてことがあるかもしれないので、また何かありましたらご報告したいと思います。
今回の記事は以上となります。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。