どうも、たかしです。
ある日突然山奥集落の隣人からいただいた物置丸太小屋を設置していくシリーズ、今回は「基礎・土台編」になります。
前回の記事では、そのまま塊のままでは如何ともしがたかった丸太小屋を解体し、刺さったままの釘も全て抜いて、再び組み立てられるように準備を進めて行きました。
今回の記事ではいよいよ丸太小屋の組み立てフェーズへと入って行きます。
しかしここで問題が発生。もともと掘っ立て小屋だった基礎の部分が腐食して使い物にならないという事態が判明しました。
はたしてこの事態をどのように解決するのか? どうやって小屋の基礎と土台を組み立てていくのか?
今回はその作業の様子をお伝えしていきたいと思います。
それではやっていきましょう。
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①基礎の位置決め
小屋の設置場所は、防獣ハウスのすぐ横の空きスペースにしました。
今後この防獣ハウス周りに畑を拡張していく可能性もあるため、あまり防獣ハウスに近すぎるのもどうかなとは思ったのですが、不確定な未来のことより今現在の利便性を優先することにしました。
邪魔な草や枝木は取り除いて掃除しました、
今回、掘っ建ての柱に代わる基礎として、羽子板付きの束石を使用することにしました。
丸太の基礎にするためには若干接地面積が狭いのですが、羽子板越しにビスで基礎と丸太を接合すれば安定性には問題ないはずです。
基礎の位置を決めるため、土台の丸太を地面に置いて幅・奥行がどんなものになるか測っておきます。
一回束石の上に土台丸太を仮置きして……
奥行きの確認もしつつ基礎の位置を微調整していきます。
一回土台を全て仮組してみたら、一見特に問題は無さそうなのですが……
羽子板と土台の丸太が干渉してしまって、ちゃんと奥の方までハマらなくなってしまっていました。
そのため、羽子板の引っかかる部分はノミを使って削り取る必要があり、これがなかなか手間でした。
とはいえ、これで基礎の位置がとりあえず決まりました。
②整地・基礎設置
まずは基礎下の地面を整地していくため、スプレーで基礎の位置をマークしておきます。
マークした部分を軽く掘ったら……
掘った地面に細かい石を埋め込んで地盤を固めていきます。
同じような作業は小屋の基礎を設置する際にも行いましたが、その時はきちんとした市販品の砕石を使ったのに対し、今回は適当に土地内で出てきてこれまで集めてきた細かめの石を使っていきました。
これできちんと地盤が固まるかどうかは微妙ですが、やらないよりかはマシだと思います。特にこの場所は元々田んぼだった地面のため、かなり地盤は緩いことが想定されますからね。
こちらも小屋の基礎下地盤を固めるために使ったDIYタンパーを使ってしっかりと踏み固めていきました。
固めた地盤で特に問題なく土台が組めることを確認したら……
基礎下の地面に防草シートを張っていきます。
これにて基礎の設置と整地が完了しました。
③土台のビス止め
まずは基礎と土台の丸太をビス止めしていきました。
こんな感じで、羽子板を介してしっかりとビス止めをすれば、丸太が転がって基礎から落ちるということは起きないはずです。ビスにはステンレス製の物を使用しました。
続いて土台の丸太と、床の丸太をビス止めしていきました。
使用したのは主に120mmのネジですが、どうしても届かない場所は150mmのネジを使用しました。
150mmの木ネジはかなりレアで、いくつかのホームセンターを回りましたが置いていなかったり、置いてあってもやたら値段が高かったりでなかなか良いのが見つかりませんでした。画像の物はDCMで9本で250円ほどでした。
もともとあった釘穴に差し込む形でビス止めをしていきました。
恐らく新しく打ち込んだ方が強度は上がるのだとは思いますが、何といっても丸太が厚すぎて新規で打ち込もうとするとかなり大変だったので、釘穴を利用することにしました。
それでも一応受け木の方は新しく打ち込むことができているし、もともとログ材で組むだけでもそれなりに固定されるようになっている小屋なので、恐らくこれでも大丈夫なのではないかと思います。
以上で丸太小屋の基礎と土台の設置が完了しました。
④まとめ
今回は隣人からいただいた丸太物置小屋の基礎・土台を設置していく様子をお伝えしていきました。
もう少しスムーズに組み立てていけると思っていたのですが、結構手間がかかって苦戦してしまっています。やはりもともと掘っ立て小屋だったの物を基礎を建てて作り直すのが、既存の丸太小屋の規格に合わせて基礎の位置を決めなくてはならないので、位置から小屋を建てた時とはまた違った難しさがありましたね。
とはいえ、ここから以降は完全に元々の丸太小屋を再建していくだけになりますので、よっぽど基礎が歪んでしまっていない限りそこまで苦戦はしない物と思われます。早いところ屋根まで完成させてしまいたいと思います。
土台まで作って一つ感じたのが、土台は今のところ上に小屋を載せていないから軽くベンチみたいになっているのですが、これが思った以上に快適空間になっていたんですよね。なので、後々自分の土地から入手した自然の素材でベンチを作ってみるというのもなかなかいいんじゃないかと思いました。
今はまだ暑いですけど、秋とか春とか気持ちのいい季節に、ベンチの上でおにぎり食べて昼休憩……みたいな、何かそんなのがあってもいいんじゃないかなと。
ベンチの上ならマダニの心配もいらないですしね。いつか余裕ができたらぜひとも実現したいことの一つとして取っておこうかなと思います。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。