※今回の記事は全編カビ画像山盛りとなっています。苦手な方は閲覧にはご注意ください。

どうも、たかしです。

山奥の空き家を購入し、引っ越してから早くも3ヶ月が経過しました。

そのたった3ヶ月の間に、僕はあまりにも数多くの刺客と対峙してきました。アナグマ・マダニ・アリ・スズメバチ・ネズミ・トビムシ……

さて、ここに来て何と更に新たな空き家の刺客と僕は対峙することになりました。しかもこれまでの奴らとは全く違った種類の敵。

そう、それはカビです。

以前の記事でもご紹介したように、市街地のアパートから持ち込んだそれなりにお高いベッドフレームが、カビにより見るも無残な有様に変貌してしまっていたのです。

これは今年の猛烈な梅雨に加えて、山奥空き家という湿気モリモリトリプルパンチの影響によるものですが、もちろんカビだらけになってしまった物はこのベッドフレームだけではありません。

というわけで今回の記事では、僕がアパートから持ち込んだ物や新たに購入した物のうち、山奥空き家の湿気にやられてあっと言う間にカビてしまった物をまとめて紹介していきます。

また、今現在行っているカビへの対処や、今後どうやって対処していくかの予定についてもお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①カビてしまった物紹介

1.木製家具全般

まずはベッドフレームの件からも分かる通り、木製家具は全般的にカビにやられてしまいました。

例えばこちらのテレビ台も、化粧加工が施されている部分は多少マシに見えますが、その角のちょっと木の地肌が見えている部分からカビが広がっているのが分かると思います。

またさらにひどいのはその裏側、化粧加工が一切施されていない面で……

この有様です。菌培養器かな?

基本的に気無垢ではなく合板を使用していて、かつ化粧加工が施されていない場所に関してはあっという間にカビに侵されると考えて良さそうです。

逆に、空き家に使われている木材なんかには全くカビが生えていないのを見ると、木無垢の素材であればよっぽど劣悪な環境にない限りはカビるといったことは無いようなので、今後空き家の補修をする際には使用する木材に注意した方が良いかもしれないですね。

そう考えると、キッチンや寝室の床補修に使用した合板もヤバそうですね……。

2.クッション・鞄などの布製品全般

こちらもカビが発生しやすいものとして想像しやすいと思います。布系の製品ですね。

布製品の中でも、特にクッションとバッグに関してはやはり汗や皮脂といったものが付着しやすいためか、正によく肌に触れていたであろう箇所からカビの浸食が始まって行った感じです。

画像にあるニトリのソファなんかは、アパート時代僕が一番よく使用していただけあって、一番最初にカビてしまいましたね。

他にもヘッドライトのゴムバンドだったり、筆箱だったり、ランニング時に使うポーチだったりと、汚れが付着しがちな布製品はことごとくカビていきました。

意外だったのは、衣服類はほぼ全くカビなかったことですね。

やはりカビは汗や皮脂などの栄養が無いと繁殖がしづらいのか、きちんと選択されている物に関してはなかなかカビが出づらくなるみたいです。

3.調理器具類

調理器具もちょくちょくカビにやられているものがありました。

ただ全てがやられたということでは無く、「木べらのような木製器具」だったり「アク取り・ザルのような網目状の器具」などがやられました。

逆にプラスチック製だったり、金属製で網目部分の無いもの何かは被害を免れましたので、こちらもやはり「表面に有機物が残りがち」なものがカビてしまうということなのだと思います。

特にアク取りなんかは、網目部分は洗えてもその接続部部の細かい隙間にゴミが溜まってしまって、それがカビの発生源になってしまったということなのでしょうね。

4.ひげ剃り、バリカンなど

こちらもやはり「髭・髪」という有機物のゴミが残ってしまいがちな物なので、かなりがっつりカビてしまいました。

しかも刃の部分がどうしても細かいギザギザになってしまっているので、洗ったり拭いたりしたつもりでもその部分にどうしても残骸が残ってしまうんですよね。

一回知らずに髭を剃ろうとして「クサッ!!」ってなったので被害は深刻です。

②空き家でのカビ対策色々

今年はとりあえず梅雨が過ぎ去り、一時期のような超深刻な湿気は無くなりましたが、山奥が市街地より圧倒的に湿度が高いのには変わりありません。

そのため、今後は恒常的なカビ対策が必須になってきます。そこで今現在僕が行っているカビ対策をご紹介していきます。

1.窓は基本網戸で全開

この空き家の大きな欠点の一つに「風通しの悪さ」があります。

古民家と言ったら風通しが良くて、夏は涼しいけれど冬は超寒いみたいなことがあると思いますが、この空き家は古い家ではありますが古民家的な部屋の作りは全くしていないので風通しはあまりよくありません。

そのため、それを少しでも補うために現在は窓を全て開け、常に網戸にして風が通るようにしています。

防犯的には終わってしまいますが、そもそも空き家の防犯性なんてカスみたいなもんなので特に問題はありません。来るかどうかわからない泥棒対策より、今確実に存在しているカビ対策の方が重要なのです。

2.熱湯に浸す

カビも生物ですから、熱湯に浸されてしまえば一旦死滅します。

なので、カビに侵された物の中でまだ何とかなりそうなものに関しては熱湯で煮てから洗浄・選択することで再び使用できるようにしています。

アク取りも、熱湯+洗浄したことにより元の姿を取り戻すことができました。

ただ、この対策の欠点としてはあまりに広範囲だったり、熱湯で煮ることができない物に関しては無力ということですね。ベッドフレームはどうにもならないですし、熱に弱い素材を使っている物には使用できません。

3.そもそもカビやすいものは使わない

今回の記事でご紹介したような品々に関してはもう使わない・購入しないというのも一つの対策足り得ると思います。

その製品自体使わないということでは無く、同じ製品でもカビやすい材質ではなくかびにくい材質の物を採用するという考えもあります。

例えば、今現在小屋で使っているベッドフレームは全面スチール製の物を採用していますし、調理器具なんかは木製の物は避けて基本的にプラスチック・鉄製の物を選択していくことになると思います。

商品購入選択の幅が狭まるのはちょっと息苦しくも感じますが、今の世の中どちらかというとプラスチック・鉄製の物の方が多いし安価なのでそこまで大変でもないのかなとも思います。

③まとめ

今回の記事では、梅雨+山奥空き家の湿気によってカビまみれになってしまった品々についてご紹介し、今現在行っている対策についてもお伝えしていきました。

ネットで色々検索してみても、「古民家に移住してみたら湿気が酷くて色々な物がカビてしまった!」といった声は結構あって、古い家だったり田舎の方だったりに移住した際の割とあるあるな感じなのかなとも思いました。

その割にはあまりテレビのニュースとかでは、「地方移住が今盛ん!」みたいな見出しで報じてもあまりこういったネガティブな部分は紹介していないような気がするので、もっとこういったこともどんどん周知していくべきだとは感じますね。

いや、もしかしたら僕が無知すぎて、カビに対して無防備だったというだけのことなのかもしれないですけど……市街地のアパート・マンションでしか過ごして来ていない人の認識ってこんなもんだと思うんですけどね。どうなんでしょうね。

今後もこの山奥で過ごす以上、湿気・カビとの戦いは続いて行くとは思いますが、何かもっと根本的な対策を打ちたいところではありますね。

例えばカビが全く繁殖する隙の無いような保管庫を作るとか、一部屋を丸々カビ対策万全に補修していくとか……じゃないと常にカビに怯えるのもしんどいですからね。

まあ、まだまだ先の話になるとは思いますが、今からでも何となく計画は立てていきたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。