どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第26回になります。

今回は再び空き家から出た廃家電製品を分解し、回収した金属部分を鉄くず回収業者へ持ち込んで買取してもらうまでをお伝えしていきます。

以前廃家電を分解・鉄くず業者へ持ち込みをした際には、「鉄くず」「アルミクズ」「モーター類」「コード類」で合わせて4050円もの買取額となりました。

今回は、以前の解体・持ち込みでは処理しきれなかった残りの廃家電を解体し、再び鉄くず業者に持ち込んで行きます。

また、コード類の買取価格が意外と高かったことを受けて、前回はやらなかった「コードの被覆を剥いて中の銅線を取り出す」ということにもチャレンジしていきたいと思います。

それではやっていきましょう。

シリーズ記事

【土地整備】空き家の整備 ①:納戸の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ②:納戸を片付けて出てきた物を売ってみたら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ③:寝室の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ④:空き家から出てきた衣服を売ったら○○円になった

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑤:寝室から出てきた雑貨を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑥:キッチンの片づけ(前半)

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑦:オフハウスの店舗間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑧:キッチン(後半)+風呂場の片づけ+とんでもない事態発生

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑨:オフハウスの店員間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑩:空き家の使えそうな家具を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑪:空き家から出た粗大ごみを解体する……座椅子・布団編

【土地整備】空き家の整備 ⑫:空き家から出た粗大ごみを解体する……ソファベッド編

【土地整備】空き家の整備 ⑬:空き家から出た粗大ごみを解体する……棚・クローゼット編

【土地整備】空き家の整備 ⑭:空き家から出た粗大ごみを解体する……こたつ・食器棚・竹カーペット編

【土地整備】空き家の整備 ⑮:空き家の蛇口を修理する……蛇口の先からの水漏れの場合

【土地整備】空き家の整備 ⑯:空き家から出たタイヤをどうしたら安く処分できるか考える

【土地整備】空き家の整備 ⑰:空き家から出た廃タイヤのホイールを自分で取り外してみる

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑱:廃タイヤ・ホイール処分&売却したら差し引き〇〇円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑲:空き家の蛇口を修理する……蛇口の継ぎ目からの水漏れの場合

【土地整備】空き家の整備 ⑳:居間の片づけBefore・After

【土地整備・検証】 ㉑:ガチンコ買取比較!セカンドストリートvs買取王国(衝撃のラスト)

【土地整備】空き家の整備 ㉒:空き家から出た廃家電を解体して鉄くず業者に売る

【土地整備】空き家の整備 ㉓:物置の片づけBefore・After(ラストにとんでもない品が!?)

【土地整備・検証】 ㉔:空き家から出たお宝(?) を査定してもらったら○○円になった

【土地整備・検証】 ㉕:オフハウスの店員間の格差に直面しました~「居間・物置」から出た雑貨の買取~(前回)

【土地整備】空き家の整備㉖:空き家から出た廃家電を解体して鉄くず業者に売る②←今ここ

①解体の様子

1.石油ストーブ

空き家にあったファン方式でない石油ストーブです。2台あったのでどちらかは壊れている可能性があります。

暖房としてそのまま利用できるかもとは思いましたが、やはり長年放置されていた石油ストーブを使用するのはちょっと怖いので解体・処分することにしました。

解体時には、タンクの中がしっかりと空であることを確認します。もし中身が残っていたら売れませんし、解体するのも危険すぎます。

幸いなことに、空き家に残っていた全ての石油ストーブは中身が空になっていました。

この空き家の住人は、中身が残ったままの弁当箱やら水筒やらを放置していくような人たちなので若干心配だったのですが……流石に灯油をそのままにしていくほどではなかったようです。物置のポリタンクには思いっ切り残ってましたけどね。

外側のネジをいくつか外すと、外装カバーはあっさり取れました。

ていうか、石油ストーブは基本的にパーツがビス止めされている部分が少なく、ほとんどが鉄板同士が折り曲げられて簡単に固定されているだけだったので、解体は割と簡単に進んで行きました。

中心部の柱なんて置いてあるだけでしたからね。パコっと取れてしまいます。

柱のガラス部も取り除きたかったんですが、強固に固定されていて、無理に取ろうとして割れてしまっても危険なので諦めることにしました。

外装をガンガン分解していき、とうとうストーブの本体部分のみになりました。

これをこのまま鉄くず業者に持ち込んでもいいのですが、どんな構造になっているのか興味もあったのでさらに分解していくことにしました。

最終的に、中心部の中からは灯油がしみ込むワタのようなものが出てきました。

つまり、灯油タンクから注がれた灯油がこの中心部の中を通ってこのワタに染み込み、そこから気化して発生した可燃ガスを燃やして石油ストーブは部屋を暖めているということのようです。

解体時めちゃくちゃ灯油臭かったので燃えたりしないか若干不安だったのですが、調べた限りでは灯油は引火点が40℃以上とあり、よっぽど火に当てたりしない限り燃焼することは無いようです(ガソリンはー43℃以下)。

※引火点とは?

火元に近づけた際、瞬間的に引火する濃度の可燃性ガスを発生させる温度のこと。ガソリンは引火点が常温以下であるため常に濃密な可燃性ガスを発生させており、静電気でも引火するが、灯油は常温では可燃性ガスが濃密ではないため、少しの火元では引火しないということになる。

とはいえ、灯油でもかなり温まってしまっていれば当然引火性の強いガスが発生するわけですし、火元で温められてしまえばあっさりと燃焼するはずですから、石油ストーブの解体は夏場を避け、間違っても火元の近くで行ってはいけませんね。もしやってみたいという方はそこの所を絶対に気を付けてください。

空き家には石油ファンヒーターもありましたので、続けて解体していきます。

ファンヒーターなだけあって、フィンの付いたモーターが背部から出てきました。モーターは鉄くずの2倍の買取額ですのでこれは美味しいです。

また、前面カバーを開けてみても明らかにファンヒーターは通常の石油ストーブよりも複雑な構造をしていることが分かりました。

やはり温度調整機能とかが付いている分複雑な機能が必要なのでしょう。

中にはコイルもありましたので、そこから銅線だけ取り出すことができました。

銅線を1kg集めることができればそれだけで1000円以上しますから、こうして地道なところで少しずつ銅を回収しておきます。

2.コンポ

かなり巨大なコンポです。

ガワのほとんどは木製であるため鉄くずの回収はさほど期待できませんが、どのみち処分する際には解体しなければならないので、ついでに少しでも鉄くずが取れればいいかなと。

分解してみても、やはり内部も基板ばかりあってほとんど鉄くずは取れませんでした。横のスピーカー部分も、スピーカがある以外はスカスカの空洞だったので、これは大した収穫も無いかなと思っていたのですが……。

なんと、電子レンジの時にもとれた「変圧トランス」が出てきました。

これは嬉しい誤算です。トランスは「モーター類」として鉄くずの2倍ほどの価格で買い取ってもらえますし、これ一つで相当な重量になります。恐らくですが、これ一個だけでも3kgぐらいはありますからそれだけで300円ほどの買取になるはずです。

3.コード類

今回はコード類の被覆を剥いて銅線として売れればと思い、被覆剥きにも挑戦してみたのですが、かなり難しく時間ばかりかかってしまうので、残念ですが断念しました。

被覆だけに切れ目を入れて、ペンチで被覆だけを剥こうとしたのですが、どうしても普通のペンチだと内部の銅線ごと掴んでしまってなかなか剥けません。やっと向けたと思ったら内部で銅線がちぎれてしまっていてわずかしか取れていなかったりと、50gほどの銅線を手に入れるのに1時間以上かかってしまいました。これではコスパが悪すぎます。

被覆を剥くための専用の道具もありますが、一番安い物でも1000円以上するので購入しようか迷っているところです。これから先もその道具を使う機会があるならば考えてもいいんですが、流石にコードを剥くためだけの道具って汎用性が無さそうなので、難しいところです。

とりあえずコード類は今回は買取に出さず、保留することにしました。

②.買取に出す金属製品紹介

1.鉄くず

主に石油ストーブ3つを解体して出た物と、後は三脚だったり傘だったりパイプ椅子だったりと空き家にあった鉄製品を分解して集めた鉄くずです。

また、物置から出てきたダンベルも鉄くずとして持っていくことにしました。

この2つだけでも重量は7キロ近くあるはずですから、鉄くずとして買い取ってもらえればそれなりの金額になります。

2.モーター類・バッテリー

廃家電を分解して回収したモーター類と、物置から出てきた裸のバッテリーです。

バッテリーは、この大きさで信じられないぐらい重たいので、買取額の単価によっては結構いい値段するかもしれません。

③買取結果

早速いつもお世話になっている鉄くず回収業者へ持ち込んで計量・査定してもらいました。

ダンベルなんかは鉄くずとして回収してもらえないかもと思いましたが、何の問題も無く計量してもらえました。傘から取り出した鉄フレームなんかは持ち手のプラスチックがそのままついていたりもしたんですが、それについてもノータッチ。このアバウトさが鉄くず回収業者の魅力です。

さあ、肝心の査定結果はと言うと……

2790円買取! やっぱり鉄くず回収業者は神!!

やはりコード類が今回は無かったため前回の査定額を上回ることはありませんでしたが、それでも上々の結果です。

大健闘したのがバッテリー。なんとこれ一つで8kgもあり、単価はモーター類と同じく鉄くずの約2倍!

鉄くず業者は単純に素材としての買取なので、そのバッテリーが壊れているかどうかは関係なく買取をしてもらえるのも魅力です。もし家に使えなくなってしまったバッテリーがある方は一度鉄くず回収業者に持ち込んでみてはいかがでしょうか?

④まとめ

廃家電を解体して鉄くず業者に持ち込んだ結果、今回もなかなかの買取結果となりました。

ストーブなんかはそのほとんどが鉄製であり、業者によっては解体していなくても買取をしてくれる場合があるみたいです。今回僕は全部分解して持ち込みましたが、ファンヒーターじゃないただの石油ストーブの場合鉄くずより高く売れる部品なんかも特にありませんでしたので、解体せずそのまま持ち込むのもアリかと思います。

業者にもよるかとは思いますが、大量に持ち込めば多少のプラスチック部分なんかにはかなり目をつむってもらえるので、そこまで細かく解体をしなくても鉄くずとして買取してもらうことができます。壊れた傘やパイプ椅子なんかも、軽く分解してできるだけ鉄部分にすれば買い取ってもらうことが可能です。

ただ、重量がある程度ないと無料での引き取りになってしまうこともあるようなので、持ち込む際にはある程度ため込んでから一気に持っていくのが良いと思います。普段からアルミ缶とか壊れた家電とか、家の中に余裕があればため込んでおいて、溜まったところで一気に持ち込めばなかなかの収入につながりますので、少しでもお小遣いを貯めたい方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。