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どうも、たかしです。
小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第27回になります。
最近どんどん朝方の気温が下がってきましたね。朝の5時起きで、早朝一時間以上かけて空き家へ通っている僕としてはなかなか厳しい時期になって参りました。いつまで車の暖房無しで耐えられるか、自分との戦いを日々繰り広げております。
この時期もう一つ怖いのはなんと言っても「スズメバチ」ですね。朝は冷え込みますが昼ごろになって日が差してくるとグッと気温が上がってくるので、危機感を感じているハチたちは夏場以上に活動的になっているような気がします。
こちらは空き家近くの藪に巣を作っているオオスズメバチを捉えた映像なのですが……
ハチャメチャに飛び交っております。
最初見た時、知らずに巣を刺激してしまったのかとめちゃくちゃビビりましたからね。11月のハチはそれはもうフィーバーしているようです。ちなみに上記の動画はビビりまくっていたため車内から撮影しております。
空き家周辺がこんな物々しさですから、前回の記事で判明したように引き渡し時期も来年までずれ込んでしまったことですし、もう年をまたぐまで空き家の整備は一旦中止してもイイかなと思うんですけどね。
でもそうするとブログのネタが無くなって毎日更新が厳しくなってしまうんですよね。また河川敷に行って野草を食べるしかないのか……。
たかし
河川敷に生えてるクレソンでも爆食いしようかな
小屋根ちゃん
またコオロギでも食えよ
まあ、これからどうしていくかはまたおいおい考えていくとして……。
今回は空き家に放置されていたマットレスを解体して、中のコイルを鉄くず業者に持ち込んで処分するまでの様子をお伝えしていきます。
こちらは空き家の寝室に放置されていたシングルサイズのマットレスです。なかなかのデカさで、重さ自体は20kgくらいでそこまでだとは思うのですが、このサイズでこの重さとなると自分一人で立たせたりひっくり返したりするのがやっとです。
なのでこれまで処分をどうしようかは後回しにしていたのですが、今回道具を揃えて解体・処分にチャレンジしましたのでその手順についてお伝えしていきたいと思います。
マットレスの処分については結構困っている方もいらっしゃるのではと思いますので、この記事が参考になれば幸いです。
それではやっていきましょう。
シリーズ記事
【土地整備】空き家の整備 ①:納戸の片づけBefore・After
【土地整備】空き家の整備 ②:納戸を片付けて出てきた物を売ってみたら○○円になった
【土地整備】空き家の整備 ③:寝室の片づけBefore・After
【土地整備】空き家の整備 ④:空き家から出てきた衣服を売ったら○○円になった
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑤:寝室から出てきた雑貨を売ったら○○円になった
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑦:オフハウスの店舗間の格差がとんでもなかった話
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑧:キッチン(後半)+風呂場の片づけ+とんでもない事態発生
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑨:オフハウスの店員間の格差がとんでもなかった話
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑩:空き家の使えそうな家具を売ったら○○円になった
【土地整備】空き家の整備 ⑪:空き家から出た粗大ごみを解体する……座椅子・布団編
【土地整備】空き家の整備 ⑫:空き家から出た粗大ごみを解体する……ソファベッド編
【土地整備】空き家の整備 ⑬:空き家から出た粗大ごみを解体する……棚・クローゼット編
【土地整備】空き家の整備 ⑭:空き家から出た粗大ごみを解体する……こたつ・食器棚・竹カーペット編
【土地整備】空き家の整備 ⑮:空き家の蛇口を修理する……蛇口の先からの水漏れの場合
【土地整備】空き家の整備 ⑯:空き家から出たタイヤをどうしたら安く処分できるか考える
【土地整備】空き家の整備 ⑰:空き家から出た廃タイヤのホイールを自分で取り外してみる
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑱:廃タイヤ・ホイール処分&売却したら差し引き〇〇円になった
【土地整備】空き家の整備 ⑲:空き家の蛇口を修理する……蛇口の継ぎ目からの水漏れの場合
【土地整備】空き家の整備 ⑳:居間の片づけBefore・After
【土地整備・検証】 ㉑:ガチンコ買取比較!セカンドストリートvs買取王国(衝撃のラスト)
【土地整備】空き家の整備 ㉒:空き家から出た廃家電を解体して鉄くず業者に売る
【土地整備】空き家の整備 ㉓:物置の片づけBefore・After(ラストにとんでもない品が!?)
【土地整備・検証】 ㉔:空き家から出たお宝(?) を査定してもらったら○○円になった
【土地整備・検証】 ㉕:オフハウスの店員間の格差に直面しました~「居間・物置」から出た雑貨の買取~
①マットレスを粗大ゴミに出すといくらかかる?
マットレスはそのサイズから普通のゴミ袋にはもちろん入りませんし、多層構造のカバーをの下には鉄製のスプリングが入っているという複雑な構造をしています。
そのためほとんどの人が自治体の粗大ゴミに出して処分するかと思いますが、その処分費用は粗大ごみの中でも比較的高く、大体500円~2000円程度掛かってきます。
参考として大阪市の粗大ゴミ処理手数料表を見てみると、マットレスの種類によって値段が分かれているようで、
- 非スプリングマットレス(ウレタンマットレスなど)……200円
- スプリングマットレス:シングル……700円
- スプリングマットレス:ダブル以上……1000円
となっていました。
これがもし自治体の粗大ゴミでなく「不用品回収業者」なんかにお願いするともっと値段が嵩み、5000円~10000円ほどかかってきてしまうようです。
最近だと「トラック一杯分詰め放題○○円!」とか謳っておきながら、実際は「トラックの囲いの高さ以上は追加料金」とか言い出す詐欺まがいの業者もいるみたいですし、不用品回収業者はちょっと胡散臭いので僕は利用したくないですね。
②使用する道具
今回マットレスの解体に使用するのは
- 万能ばさみ
- 金切り鋸
- 防護メガネ
の3点です。
ハサミは普通の物でも解体できないことは無いと思いますが、解体用の大型のハサミがあった方が便利です。
こちらのハサミのように、刃先に角度が付いていた方が布地を切る際には便利ですし、ニッパータイプの方が力が入りやすいのでサクサク解体することができます。
今回、金切り鋸として、神沢「K-402 ハンディソーNo.2」を新たに購入し使用しました。
交換式の刃が付いていて、片面が金属用の細め、もう片面が木材用の荒めになっていて使い分けができるという触れ込みだったのですが……
マットレスの鉄フレームを2本切っただけで刃の山がほとんど潰れてしまい、切れなくなってしまいました……。
僕の使い方が悪かったのか、マットレスのフレームが硬すぎたのかは分かりませんが、どうやらこちらはガツガツと雑に金属を切断できる感じの商品ではなかったようです。
こちらの替え刃に、より頑丈な作りの鉄切断に特化したものがあるようなので、今度使用する時はそちらの刃に交換してまた試してみたいと思います。
こちらがオススメ!
防護メガネは、以前布団の解体をした時に埃がヤバすぎて目が痛くなったので、今回草刈り用の防護メガネを用意しました。
普通のマスクと併用すると眼鏡内がかなり曇ってしまうのがネックではありますが、作業時の快適性は格段にアップしました。
また、金属を切断する時にその破片が目に入ったりしても危険ですし、家具を解体する時に破片が飛んだりする危険性もありますので、今更ではありますが、やはりこういう目を保護する道具は安全のために準備しておいた方が良いと思いました。
③解体の手順
1.外のカバーを外す
まずはシーツを取り外して、そこからさらに一番外側のカバーを切って剥がしていきます。
マットレスは一番外側に布地のカバーがあり、そこから
→スポンジ生地→ワタの層→ヤシ殻の繊維?層→ビニールカバー→コイル
というような多層構造になっていました。
そのため、いきなりコイルを取り出そうとしても、多層構造に阻まれて全然ハサミが入っていきません。マットレスを解体するためには、地道に一枚ずつ層を取り除いて行って、順番に処理していく必要があります。
一番外側のカバーをハサミで切って剥がしたら、その次のスポンジ・ワタ・ヤシの繊維・ビニールカバーの層は順番に手で剥がしていくことが可能です。ただ、全ての層はコイル外側のフレームと多くの箇所でつながっているため、引きちぎるのには結構力が要ります。どうしても剥がれないという場合には、その部分だけハサミで切断するといいと思います。
また、布団の時もそうでしたが、ワタの層はそれ自体が多層構造になっているため、いきなりワタの層を全て剥がそうとしても固くてうまくいきません。一枚ずつ皮を剥がしていくようにすると力を使うことなく処理することができます。
2.コイルのフレームを切って折りたたむ
全てのカバーを取り外し終わりました。
今回のマットレスに入っていたのは「ボンネイルコイル」と呼ばれている物で、画像のように全てのコイルがつながって一つの面を構成して体を支える構造になっています。
マットレスに使用されているコイルにはもう一つ「ポケットコイル」と言うものがあります。これはコイルの一つ一つが独立しているものなのですが、個別のコイルが全て不織布のカバーの中に絡まった状態で納められており、解体するのがめちゃくちゃ大変だそうです。
なので今回ボンネイルコイルだったことに一安心していたのですが、これはこれで問題があって、コイル自体が巨大すぎるのでこのままでは車に収まりません。
なので折りたたむ必要があるのですが、そのままだと一番外側のフレームが強靭すぎて折りたたむことができません。
そのため、一番外側のフレームの一部を切断しフレームの強度を下げることにしました。
フレームは非常に硬い鉄製で、それなりの太さがあるため、鉄を切断する何かしらの工具は必須だと思います。もしもマットレスを折りたためずに運搬できるような、トラックやハイエースのような大型車を持っているなら問題はありませんが、一般の乗用車だとセミシングルのマットレスですらそのままの運搬は厳しいでしょう。
半分に折りたたむことで、何とか車に収まりきるサイズにまで縮めることができます。
より運搬がしやすくなるよう、フレームの端をテープで3カ所とめたのですが、これが運搬中千切れてしまってコイルのフレームが車の天井に思いっ切りぶつかってしまいました。突然のことで死ぬほどビックリしましたし、車の天井に傷が付いてしまいましたので、固定するのであればもっと頑丈な針金とか紐とかで結ぶことをお勧めします。
④鉄くず業者に持ち込んだ結果
さあ、コイルを鉄くず業者に持ち込んだ結果買取価格がどうなったかというと……
360円。うーん、安い。
とはいえ、これは仕方がない結果です。実際コイルが思ったより軽くて、折りたたんだ状態だったら片手で持てちゃうぐらいでしたからね。
マットレス自体はかなり重たいのですが、それは外側のカバーが大いにウェイトを占めていたからということなのでしょう。ヤシの繊維とかワタとかが両面にギチギチに詰められている訳ですから、その中にあるコイル自体は大した重量ではなかったということですね。
恐らくポケットコイルだと重量がもっと下がって買取は安くなるでしょうし、運搬の苦労や解体の手間も考えると、マットレスは鉄くずとしてのうま味はあまりなさそうです。
⑤まとめ
今回はマットレスを自分で解体して、中身のコイルを鉄くず業者に持ち込むまでの様子をお伝えしていきました。
先にも述べたように、マットレスは解体の手間に対して得られる額は大したことなく、単純に鉄くずの回収効率だけを考えた時にはあまりうま味はありませんでした。
ですが、マットレスの処分自体にある程度の費用が掛かってくることを差し引きして考えた場合に、実際に節約できる額は1000円前後にはなります。なので、マットレスを自分で処理することの意義は確かにあるにはあるのですが、その場合でもやはりネックになってくるのが解体と運搬の手間でしょう。
今回解体したマットレスが「ボンネイルコイル」を使用していたのでまだマシでしたが、「ポケットコイル」の場合は本当に日が暮れてしまうレベルで解体に手間がかかるみたいなので、もしも処分したいマットレスがポケットコイルだった場合は一回解体費用とその手間を天秤にかける必要があるでしょう。
それでも解体してみたい・その時間は十分にある、という場合であれば、マットレスの解体自体はそこまで難易度の高い作業ではありませんのでぜひチャレンジしてみてください。
ご自分での解体・処分は厳しそうという方は、自治体の粗大ごみ回収以外にも出張不用品回収業者に依頼してみるのもいいかもしれません。
今回の記事はこれで終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。