どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第46回になります。

これまで3記事に渡って「家電リサイクル法」対象品である「洗濯機」「液晶テレビ」を自分で解体・処分をしてきました。

「家電リサイクル法」対象品は自治体による粗大ごみの回収をしておらず、処分するためには「リサイクル券」を支払い、小売店や業者に引き取りを依頼するか自分で指定引き取り場所まで搬入する必要があります。

しかし、自分で解体・分別することによって上記の一切の費用を掛けずに家電リサイクル法対象品を処分することができます。

今回の記事では、「洗濯機」「液晶テレビ」を解体して回収した鉄くず類を業者に持ち込んで買い取ってもらい、リサイクル量と合わせて差し引きどのぐらいの節約をすることができたのかを計算していきます。

回収した鉄くずは一体どのぐらいの額で買取されたのか!?

差し引きして考えた場合に一体どの程度の額を節約することに成功したのか!?

やっていきましょう。

①持ち込んだ品紹介

1.鉄くず

洗濯機の外装や洗濯槽、その他鉄板などの鉄くずです。

こまごまとしたものも含めて結構な量があります。缶の中にはこれまでの様々な家電や家具を解体した時に回収した小さな鉄パーツを寄せ集めてあります。

2.モーターくず

洗濯槽の底から回収したモーターです。中に太い銅線が巻かれていて、それなりの重さがあり、鉄くずの約2倍の価格で買取してもらえます。

3.コード類

以前銅線を取り出して売った時とはまた別の、様々な家電品を解体して回収した電気コード類です。

コード類の中でも、中の銅線が細くて回収しづらかったり、被覆が太すぎて剥いてしまうと重量が極端に下がってしまったりするものが寄せ集めてあります。

4.基盤

様々な家電製品を解体した際に出た基盤です。

基盤によっては1kg1000円以上の高値で取引されることもあるということで今回初めて鉄くず業者に持ち込んでみるのですが、果たして買取額はいくらになるのでしょうか。

②買取結果

以上の品に、少量のアルミくずも付け加えて鉄くず業者へと持ち込みました。

その買取結果は……

2510円買取となりました。

やはり鉄くずの重さが圧倒的でした。恐らくですが洗濯機だけで25kgぐらいはあったのではないでしょうか。それだけで1000円は超えていますから、洗濯機の解体は大変ですが鉄くずを回収する方法としては割と効率的です。

あと、家に帰ってから気付いたんですけどなぜか基盤が計量されていません。一体どういうことなのでしょうか。軽量漏れか、それとも「こんな物買い取れません」ってことだったのか……もしくは鉄くずとしてまとめて軽量されているかですかね。

気付かずに帰ってきてしまったのでもう何とも分かりませんね。鉄くず業者の買取って本当アバウトなので、それが有難いときもあるのですがこういう時はモヤっとします。

③節約できた額計算

それでは、今回の買取結果を加味しつつ「家電リサイクル法」対象品である「洗濯機」「液晶テレビ」を自分で解体して処分した結果どのぐらいの節約になったのかを計算していきます。

1.計算方法

どのぐらい節約できたのかの額は、以下の計算方法により導き出します。

節約できた額=(鉄くず買取額+リサイクル料)-自力解体処分にかかった経費

今回節約できた額とは、「本来普通に処分していたのであれば支出していたであろう金額」と「鉄くずを売却して得た金額」を合わせた額とします運搬料も合わせるかどうかは微妙な部分でしたが、どのみちリサイクル券を購入したとしても自分で運搬することになっていたとは思いますので今回は含めないことにしました。

また、今回洗濯機を解体するにあたり新たに工具を購入していたため、その分は「かかった経費」として「節約できた額」からは差し引くことにしました。後に工具が残るとはいえ、洗濯槽用のレンチは他に用途が思いつかないためほとんど使い捨てみたいなものですからね。

2.節約できた額計算

まず、今回解体したもののリサイクル料を上記表に当てはめます。

洗濯機:2530円+液晶テレビ:2970円=5500円

そこに鉄くずの買取額を足し合わせると

5500円+2510円=8010円

そして最後に経費として洗濯槽用38mmメガネレンチの購入費を差し引くと

8010円-1780円=6230円

ということで、今回自分で「洗濯機」「液晶テレビ」を解体・処分したことにより節約できた額は6230円と言う結果になりました!

④まとめ

今回は4つの記事に渡って「洗濯機」「液晶テレビ」という2つの「家電リサイクル法対象品」の解体・処分を行ってきましたがいかがでしたでしょうか。

家電リサイクル法は、確かに必要な法律だとは思うのですが、その品目のほとんどはそのリサイクル料が本当にリサイクル処分する際の手間暇に釣り合っているのか僕個人としてはかなり疑問でした。なので今回、自分で処分することにより6000円以上もの節約になったのも、やはり家電リサイクル法の定めるリサイクル料が割高過ぎるのではないかと言う疑問をより強める結果となりました。

こちらの動画で紹介されている「エアコン」の事例なんかもっと酷いです。

動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=XLzkIY1Cblc

リサイクル料金を払って処分する場合は一台900円支払わなくてはならないのに、鉄くず業者に持ち込んだら1台当たり7000円以上で売れるちゃいますからね。家電リサイクル法に従って処分料を払うのなんて馬鹿馬鹿しくなってきますよね。

正直言って、現在の家電リサイクル法は「鉄くず買取相場の知識がなく、自分で処分するために解体や搬入する時間的余裕のない人からお金をふんだくることで成立している」と言っても過言ではないのではないかと思います。

せめてリサイクル料金が適正なものになるよう、今後金属製品の買取相場に関する知識が広まってくれたらなと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。