どうも、たかしです。

前回のコンポストトイレ記事でもお伝えしたように、空き家における「トイレ関係」の環境整備がとりあえずとはいえ完了しました。

これにより、現状空き家では人間が生活を維持するために最低限必要である「衣食住」の環境整備が一通り完了したということになります。

さて、最低限生活する環境が整ったとなれば、人間次に進めたいことは当然「より生活を快適にする」ということになってきます。

そのためにしたいことと言えばやはり「小屋の建築」にはなってくるのですが、それよりも先にまずやっておきたいこと……というよりも「やっておかなくてはならないこと」があります。

それは、農地に無造作に生えまくっている超大量の雑草たちの伐採です。

敷地内にある約1000㎡ほどもある広大な農地は、長い間放置されていただけにかなり背の高い草含めて雑草が繁茂してしまっており、土地の形状さえ覚束ないほどになってしまっています。

今回の記事では、この農地に生えている雑草を全て草刈り機で伐採していき、土地の形状はどうなっているのか把握できるぐらいに整備していった様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

動画も作成しました。よろしければ併せてご覧ください

①草刈りをする理由

今回、小屋建築よりも優先して草刈りを進めて行く理由は大きく3つあります。

  • 草刈り機の練習のため
  • マダニ・獣対策のため
  • 土地の状況を把握しておくため

まず第一に、草刈り機に慣れておきたいということがあります。

やはり山奥の集落で生活するにおいて、草刈りというのは一つ超重要な生活する上の作業となります。

なんなら地域で一斉に草刈りをするというような行事さえあるみたいですので、その時に戦力外通告されてしまわないためにも、とにかく草刈り機に日常的に触れておくというのは重要なのではないかと考えています。

そして第二に、マダニ・獣対策のための緩衝区域として農地の草刈りはやっておくべきだと思っています。

今のところ庭地には相変わらずマダニが跋扈し、更には獣がそこそこの頻度で侵入してきているような形跡まであります。

これらの侵入を阻み、庭地含めた生活範囲を完全に確保したいとなると、やはりいきなり「ここからが完全に人間の領域」とするのではなく、獣と人間の「緩衝地域」というものを設ける必要があるのではないかと考えています。

そのため、山林と庭地の間に位置するこの農地を、少しでも人の手を加えて行くことによって獣の出入りを減らし、庭地の安全性を高めたいという狙いがあります。

第三には土地の状況を把握したいということがあります。

今現在草で覆われてしまっていることにより、農地の状況がどうなっているのかイマイチ把握できていません。そして、覆われて隠されている所には往々にして何かしらとんでもない物が残されてしまっている可能性があるのです。

何と言ってもこの小屋暮らし予定地はかつて地面から超大量のゴミが出てきた事もある土地ですので、農地にも何かしらゴミが残されている可能性は十分あります。

そういう意味でも、早いうちに草刈りをして土地の状況を明確に把握しておきたいという事情があるのです。

②作業の様子

装備

今回の草刈り作業の装備は、以前マダニの駆除を行った時と同じ装備で行いました。

素肌には虫よけスプレーを吹き、ツナギを着た上から更にヤッケ、胴付き長靴を装着し万全のマダニ対策をしています。

この装備、マジでクソ熱いのですがマダニには噛まれたくないので仕方がありません。

草刈り作業ということでヘルメットと防護メガネを着用。最初の方はそれに加えて防塵マスクもしていたのですが、眼鏡が曇りまくるので後から外しました。

また、草刈り作業をしたのが5月ということで、いつスズメバチが出没してもおかしく無いため、万が一を考えハチ駆除スプレーも常備しながら作業しました。

前回マダニ駆除の際の草刈りではチップソーが錆びてしまっていたためナイロンカッターを使ったのですが、今回は範囲や草の背丈的にそれでは厳しそうだったので、新たにDCMでチップソーを購入し使用しています。

1日目作業

1日目では2段になっている農地の下1段目を草刈りしていきました。

事前に調べた草刈り機情報によると、草刈り機は主に右から左に振るタイミングで、円形の刃の左上部分でカットしていくのが良いということでしたのでそうしています。

そうすると自然と草刈りした場所の左側に刈った草が溜まっていくため、草刈りする順序としては左側から順番にやっていくと刈りやすい感じでした。

一つ注意したいのがこのような異物の存在ですね。

ただでさえ石や木の枝なんかが落ちているとそこで草刈り機の刃が止まってしまうのに、農地にはやはりゴミが点々と落ちてしまっているので、それでいちいち作業が止まってしまうのがかなり面倒でした。

草刈りの途中で、やはりというかゴミが積み重なっている部分が出てきました。

これは……何でしょうね? 

建築廃材的なトタン板と支柱といった感じですが……まぁ、鉄くずならば業者に買い取ってもらえますから、布クズとかじゃなかっただけまだマシですかね。

ネットなんかは草に絡まっていて、草刈り機ではどうしようもないので枝切ばさみで絡まっている部分をカットして何とか除去しました。

クソ熱い装備の中、一々作業をストップして手作業で伐採しなくてはならないのがかなり大変でしたね。

3時間ほどかかりましたが、何とか庭地までへの道が通る程度には草を刈ることができたので、これで1日目を終了としました。

2日目作業

2日目は上段の草を刈っていきました。

前半は背の低い、まだ柔らかい新緑ばかりでしたから楽々と進んで行きましたが……

後半からは背が高く、茎も太い草が密集していたためなかなか大変な作業となりました。

草刈りしていて感じたコツとしては、一気に進み過ぎないで少しずつ前進し、かつ草刈りのふり幅は大きくしながら刈っていくことですね。

前進を早くして刈ろうとしてしまうと、草刈り機の根元部分に草がすぐに絡まって作業が滞ってしまうので、確実に切ることができる刃の左前部分で刈っていくのを基本とし、少しずつ進んで行くことが求められます。

しかし、そこでふり幅まで小さくしてしまうといつまで経っても作業が進行しないため、歩みは小さくしつつも大きく振って広範囲で刈ることで、作業スピードを速められると感じました。

途中、このような枝が多く落ちていて、それで作業が一々止まるのも大変でした。

強風で折れた枝がここまで飛んできているのでしょうか? それにしても多かったです。

それでも結局上段の方は2時間かからず作業を終えることができました。

やはり草刈り機の扱いに慣れてきた事が大きかったと思います。今後はもっと上達して、一度にきれいに刈れるようになっていきたいですね。

③まとめ

今回は、農地に繁茂している雑草を全て草刈り機で伐採していく様子をお伝えしていきました。

やはり草を全て除去すると圧倒的に広く感じますね。

もちろんこれまでも農地の広さは頭の中で数字としては認知していたのですが、実際にこうやって目の当たりにして、一度中を往復して練り歩いたりするとその広さへの実感がますます強まりました。

これだけの広さの土地を本当に開墾することなんてできるのかかなり怪しいですが……畑にするのは一部だけにして、残りは別の用途で使ってもいいかもしれません。

土地の区分が「農地」なので、それも難しいかもしれませんが……そこに関しても追々調べていきます。

今回草刈り機を実際に数時間使用して感じたことはとにかく暑くて疲れると疲れるということです。

ただでさえエンジンが熱を放っているのに加えて、常に草刈り機を左右に振って、低く刈るために中腰でゆっくり歩きながらの作業というのが想像以上に体力を奪います。

それに加えての現在の重装備ですからね。比較的涼しい午前中に作業をしているというのに、作業後は靴下がビッショビショになってしまうぐらい汗だくになってしまいました。

作業中に適度に休憩をとって、水分補給をしっかりしないと夏場なんか一瞬で熱中症になりそうですね。まだ涼しい時間帯に今回試してみて本当に良かったと思いました。

またゆくゆくは草刈り関連の装備ももう少し充実させていきたいですね。もっと暑くない装備の準備が急がれます。

農地に関してですが、今回の記事で紹介した以上の異物の存在は確認できませんでしたのでホッとしています。

とはいえ、雑草でバキバキに固められた地面を開墾していくのは容易ではなさそうです。なので、やはり当初の予定通りまずはごく小規模の畑を開墾し、色々試しながら農地の運営はやっていこうと考えています。

また農地の開拓について進展がありましたらご報告したいと思いますので、どうかお楽しみに。

今回の記事は以上となります。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。