どうも、たかしです。

先日動画化もしつつ投稿した「農地の草全部刈る」の記事なのですが、そのYOUTUBEコメントで「草刈り後の草はどうするのか?」といった旨のコメントが来ていました。

そのコメントに僕は「そのまま乾燥するのを待って燃えるゴミに出す」との返信をしたんですよね。

実際そうするつもりでしたし、その時点では特に深く考えずそのように返信したのですが、これってよく考えたらこれって結構重要な事柄だったんじゃないかなと後から気になって色々調べてみたんです。

そうすると「草刈り後の草をそのままにしておくと、また根付いたり悪臭を放って近隣に迷惑になったりするので、穴を掘って埋める・ブルーシートなどの上に広げて乾燥させるなどした方が良い」との記述をネット上で散見しまして……

これはイカン! とおもって慌てて今回草刈り後の処分をしようと動いたわけですが……そこで一般的な感覚と小屋暮らし予定地のある山奥集落との感覚差というものを実感する出来事がありました。

という訳で今回の記事では、農地草刈り後の草処分を進めて行く様子を、小屋暮らし予定地の集落がどのような感覚で草刈りの後始末を捉えているのか実感したエピソードを交えてお伝えしていきます。

山奥小屋暮らしを目指している方にとっては避けては通れないであろう話題である「草刈り」に関して、この記事がご参考になればと思います。

それではやっていきましょう。

①草処分の様子

まずはどのように草処分を行っていったかをお伝えしていきます。

こちらは草刈りしてから3日ほどたった農地の様子です。

元々ほとんどの草は刈れている状態だったため、今年の初春に出てきた手前側の草だけが緑色で残っています。

草刈りしてから3日間はずっと晴れだったため、軽く乾燥してきていますがまだ完全に枯れている様子ではありませんでした。

臭いはどうかというと、確かに若干腐ってきているような臭いは漂ってきていました。例えるなら「濃くて腐ったようなお茶の臭い」といった感じでしょうか。お茶自体草を発酵させた物から抽出する物なので、腐った葉はどこかお茶っぽい臭いがする物なのだともいます。

作業小屋の中に熊手があったので、今回はこちらを使用して草をかき集めていきました。

やはり農地を刈った後の草はかなりの量で、熊手で軽くかき集めただけで草が山盛りになってしまいます。

ちなみに当然ながら作業中はマダニが大量に取りついてきますので、「胴付き長靴・ヤッケ・手袋二重・虫よけスプレー」の完全装備は欠かせません。この日はかなり涼しい曇りの日の午前中を狙って作業しているのですが、それでもべったり汗をかく過酷な作業です。

「こんなに大量の草本当に全部捨てられるだろうか……」と若干弱気になりかけたのですが、思いのほか嵩があるように見えた草はゴミ袋に詰め込むとそうでも無くて、農地の1段目1/4ぐらいの量の草が40Lのゴミ袋4袋分に収まってしまいました。

単純計算で農地全ての草を処分するのにゴミ袋30~40ぐらいあれば足りるということになるため、そこまで非現実的な数字ではなさそうです。

このように、もともと背の高かった葦系の草はかき集めるとかなりの嵩になって圧倒されてしまいますが……

ゴミ袋にギュウギュウに詰め込めば3袋程度で足りてしまいます。

葦系に関しては元からパリパリに枯れてしまっていることもあり、これなら何とかなりそうだと考えていた矢先のこと……

同じ集落に住む方が一人、軽トラックに乗って横を通り際に声を掛けてきました。

②集落の方との会話

この日話をした集落の方は既に面識のある人で、既に僕も挨拶に伺っていたこともあって、気安い感じで声を掛けていただきました。

以下その時の会話の抜粋です。

住人

朝早いね~! 何してるの?

たかし

ちょっと草刈りの後処分をしてて

住人

え~? そんな刈ってすぐじゃなくてしばらく

置いといて腐らせないと大変じゃない?

たかし

やっぱそうですかね? ネットだと

街中では草刈り後そのままだと臭いがダメだとか

書いてあったので……

住人

そんなのここらで気にする人はいないよ!

たかし君の土地は集落でも奥の方だし

大丈夫じゃないかな

住人

土地をすぐに耕して使いたいとかじゃなければ

1年ぐらいは置いといて腐らせてから捨てるよ

葉っぱとか土とか乗せとくともっと早いし

という感じでした。

まあ、もちろんこの方の入っていること全てをそのまま受け取っていいかはまた別問題だとは思いますが、何せ集落内は僕含め5~6世帯ほどしかありませんから、全体の20%近い人の意見と考えれば相当参考にはなるかなと。

それに、僕自身集落内の草刈りの様子をこれまで見ていて、ネット上の草刈り後の始末に関する記事との内容の剥離を感じてはいたんですよね。

この集落内ではほぼ毎日誰かしらの草刈り音がしているぐらい頻繁に草刈りが行われているのですが、刈った後の草を捨てたりだとか埋めたりだとか、ブルーシートの上で乾燥させるだとか何て光景一回も見たことなかったので。

考えてみれば、街中の公園だとか庭だとかだったら草刈り自体も小規模で、かつ住宅が密集している条件だからこそ「草刈り後の草はしかるべき処分を。でないとご近所トラブルにつながる」なんて発想が出てくるわけで……

対して山奥集落では常に大規模の草刈りで、かつ住宅間隔がかなり離れているような環境では、「草刈り後の草は自然処理。臭いなんて気にならないし、虫なんてそうじゃなくてもどこにでもいる」となる方が自然だとは思います。

なかなか興味深い話を聞かせていただきました。

③今後の草処分の計画

結局この日は、10袋分の草を回収して作業を終了することにしました。

10人の方から急いで処分する必要は無いというお話は頂きましたが、とはいえ僕も早いうちに農地に小規模な畑は作りたいと考えているので、草はやっぱり処分する必要があるんですよね。

ただ、全ての草を処分する必要は無いため、今後は農地の1段目の草だけを少しずつ回収・処分していく方向で作業を進めて行くことにしました。

2段目に関しては今のところ畑にする予定は無いのと、そこまで全部草を処分しようとすると大変だしということで、一旦しばらくはそのまま置いておいて様子を見ようと思います。

もしネットの記述通り根が張ってしまったり、臭すぎたり、その他問題が起きたら処分しようと思いますが、そうでないなら住人の方が言うように腐りきって処分しやすくなるのを待とうかなと考えています。

④まとめ

今回は農地の草刈り後の草処分の様子と、集落住人の方から地域の草刈りに関する話を聞いて興味深かった内容を合わせてお伝えしていきました。

やはり地域の感覚というのは、その地域ごとにかなり個性があり、ネットの内容よりもそこの住人の方に話を聞かないと分からないものだなと実感しましたね。

そういう意味でも、こういったごく小規模の集落の場合は特に、ご近所の方と最低限でもやり取りをしておくことは重要だと思いました。

近年トレンドになっている地方・田舎移住の話で「ご近所トラブル」に関する話題というのは結構よくありますが、やはりその原因というのは今回記事で取り上げたような「感覚の違い」という所に大いにあるのではないかと思います。

僕の今回の出来事の場合はその感覚の違いがむしろ僕にとってプラスに働いた事例ではあるのですが、これがいつマイナスの方に触れるのかは分かりませんからね。

今回の出来事のことを「やっぱり山奥の人々は大らか」「細かいことなんて気にしないんだ」などといった感じで一面的に捉えてしまったら、それはそれで危険なような気がします。

大事なのは地域の人との関りを最低限でもいいから保って、「地域の人がどのような感覚でいるのか」「どんな部分が大らかで、どんな部分に気を付ける必要があるのか」といった意識を持つことではないかなと。

そんなことを改めて感じた興味深い出来事でした。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。