どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第81回になります。

今回は空き家に通っている電気の配線をチェックし、「キッチン」と「風呂場」の電気が断線してしまっている原因を探っていきます。

以前の記事でもお伝えしたように、この空き家には2月の初めごろから僕が契約して電気が通うようになったのですが……

なぜかキッチンと風呂場の電気だけウンともスンとも言わなかったんですよね。

最初は電球が切れているだけかと思い、新品の電球と取り換えたりもしたのですがそれでもダメでした。

電球だけでなく、コンセントのチェックも行ったのですがこちらも通電せず。

間取り図で見ると、空き家の部屋の内北西方面に電気の通じていない場所が集中していることが分かります。

これは何か原因があるに違いないと思い、今回屋根裏を覗き込み、空き家の電気配線をチェックしてみることにしました。

もちろん素人に電気配線をいじることはできませんが、どの部分に問題があるか目検討をしておくことで電気屋さんに依頼を出す際にも検査時間の短縮につながり、費用節約になる可能性もあります。

少しでも空き家補修の支出を減らすため、「恐らくここが原因だ」という想定が建てられるぐらいには配線をチェックしていきたいと思います。

それではやっていきましょう。

①電気配線チェックの様子

1.居間の天井の穴から配線を追っていく

まずはブレーカーから一番ほど近い居間の方から配線を追っていきます。

この空き家に屋根裏点検口なんてものはもちろん無いのですが、幸いにも天井板が落ちていたり穴が開いていたりと言った箇所がいくつかありますので、そこから顔を覗かせて配線をチェックしていきます。

以前goproを突っ込んで天井裏を撮影したことはあったのですが、自分が顔を突っ込むとなるとやはり緊張感が違いますね。何もいないことは分かっているのですが、もしも謎の獣と目が合ってしまったらという想像をしてしまってかなり恐怖です。

配線の様子その①です。

右側からやってきた配線が、真ん中あたりで分岐し、↓に照明として、左に居間のコンセントとして、そして右奥にも続いているのが分かります。

恐らくキッチンへと向かう配線は右奥に延びている物なので、改めてそちらの方を追っていくと……

右奥に延びたコンセントは、一旦部屋の下へと降りているのが分かります。

そのコンセントの先をたどると黒いジョイントボックスがあり、下方向にコンセントとして延び、そしてもう一方はキッチン側に向かって壁の中に延びて行っていました。

2.キッチンの天井穴から配線を追う

つづいてキッチンの天井に空いている穴から、キッチンの屋根裏の配線をチェックしていきます。

ただ、こちらは流石に頭を突っ込むには狭かったので、goproを侵入させて撮影をしました。

こちらはキッチンから居間方向に向けて撮影した画像ですが、居間からやってきた配線がキッチンの右手側奥の方へと続いているのが確認できます。

そのため、その奥を探ろうと次により右方向にカメラを向けて撮影をしてみました。すると……

配線はそのまま右奥へと延び、そこから先はこの穴からでは確認することができませんでした。

手前側に照明用の配線が伸びてきているのが描くにできるので、恐らく右手奥のどこかから分岐してキッチンの各部位に配線が延びているのだとは思うのですが、それをどうやって確認したものか……。

そこで改めて先ほどの間取り図を見ながら考えてみると、とある可能性に行きつきました。

丁度配線の延びていった先に、寝室と居間を隔てる謎の空間(倉庫)があるんですよね。

ここからなら直接天井裏の配線の様子が覗けるのではないかと、移動して天井を見上げてみると……

やはりありました、ジョイントボックスです!

見た所、居間から延びた配線はここで「寝室」「キッチン」「風呂場」など複数の場所に分かれて行っているようです。

このジョイントボックスの中を覗けば、断線の原因が明らかになるのではと思い、カバーを取り外してみることにしました。

中からは何やら複雑な形につなぎ合わされた電線が出てきました。

このうち上方向に延びて行っているのが電気が通っている寝室で、左下に延びて行っているのが断線しているキッチン及び風呂場なのですが……何かしら異常が発生しているようには見えません。

でも恐らくここに断線の原因があると思うんですよね。キッチンも風呂場も、どこか一カ所が通電しないとかではなく全体的に断線していますし、このジョイントボックスを介して配線が通っている寝室は問題なく通電しているということは、もしかするとここのジョイントが風呂場とキッチンだけうまくいっていないのではないかと。

何にせよ、これ以上は配線をたどっていくのが難しいため、一旦調査はここで終了となります。

後は電気屋さんにまずこの場所を見てもらってどうなるかですね。

②まとめ

今回は空き家の屋根裏の配線を覗き、断線の原因をたどっていく様子をお伝えしました。

やはり素人には、ぱっと見でどこで断線しているかのチェックをするのは難しいですね。以前電気を通した際に、業者の人がマジックアームみたいな形の検査機で通電・漏電しているかのチェックをしていたので、最低でもそれを所持していないと原因を断定するのは無理そうです。

まあ、断定出来た所で修理することはできませんし、このクランプメーターもメチャ高(4万円ぐらい)なので、大人しく電気工事の業者さんに依頼した方が良さそうです。

ただ、もしも原因がジョイントボックスではないorジョイントボックスだけではない場合は、検査費用だけでも相当掛かってきそうですし、なにせ点検口という概念の無い家なので修理するのも大変そうです。

そうなってくると工事費用もとんでもない額になってしまう可能性もあるため、最悪キッチンと風呂場の電気は諦めるといった選択肢もあがってきそうです。そこのところはやってきた電気工事の方と相談しながら決めていくしかありませんね。

めちゃくちゃ費用が掛かった挙句、結局通電しませんでしたなんてことだけは無いようにしたいところです。また何か動きがありましたらご報告したいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。