どうも、たかしです。
今回は、またまたまたまた庭防獣フェンスの更なるアップグレードを施して行った様子をお伝えしていきます。

これまで度重なる庭防獣フェンスの付け足し付け足しで、とうとう庭を一周完全に囲むまでになっているのですが、何とこの期に及んで未だにアナグマが侵入し、庭の各所を掘り返すという事態が継続してしまっています。
今回はアナグマがいい加減侵入してこないよう更なるアップグレードを施して行った様子と、その際に遭遇したこれまで見たことの無かった珍しい、奇妙な虫たちを紹介していきます。
それではやっていきましょう。
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①防獣フェンスアップグレードの様子

今回目を付けたのは、防獣フェンスの下のすき間です。
以前夜中にカメラを回してアナグマ侵入の様子を録画した際、アナグマが防獣フェンスの下の狭い網目をすり抜けていってしまっている様子が確認されたことがありました。

アナグマは一度「自分のナワバリだ」と認識してしまった場所に関して異常な位の執着を見せて、ちょっと入りづらくした程度ではどこかしらからすき間を見つけて侵入してくるようになってしまいます。
そうなってしまったら、物理的にアナグマが侵入できないぐらい完全に隙間を塞ぐしかないわけで……既に庭一周を全て囲んでなお侵入があるということは、どっかしらのすき間を縫って侵入してきているとしか考えられません。
となると、侵入路としてあり得るのはもうここぐらいしかないんですよね……。
じゃあここをどうやって塞いでいくかというと、ロール巻きの防獣フェンス「アニマルフェンス」を切り張りしていくしかもうないかと思います。

こちら、以前の防獣フェンスアップグレードの際に購入してきた物がまだ余っていますので、こちらを地面際のすき間を覆うぐらいの量だけ切り取って、今ある防獣フェンスの下に追加で取り付けていくことで隙間を埋めていきます。

アナグマは地面を掘って突破してこようとするので、ただすき間を埋めるのではなく先にある程度掘っておいて、先が地面に埋まった状態で取り付けることによりより侵入防止効果が高まります。

こんな感じで、必要最低限分だけアニマルフェンスを切り取った物を取り付けて、そこから更に土で埋めていきました。
これで今度こそアナグマが諦めてくれることを後はと祈るだけです……。
②出会った虫たち
もう5月も終わりということで、庭で作業をしているだけで様々な虫たちとの出会いがありました。
今回はその中でも僕が初めて見た面白い虫たちをご紹介していきます。
※当然ながら虫画像(しかもちょっとキツめの)なりますので、閲覧にはご注意ください。
1.ムシヒキアブの幼虫

こちら、土の中から出てきた真っ白く、かつ脚の無いとても奇妙な芋虫です。
脚が無いということで恐らくハエ系の幼虫(要はウジ虫)なんじゃないかと予想は付きましたが、驚くべきはそのデカさです。一般的なウジ虫とは比べ物にならないぐらい巨大(1~2㎝ぐらい)でした。
こちらは「ムシヒキアブ」という肉食性のアブの幼虫で、この幼虫自体土中の甲虫の幼虫(コガネムシの幼虫とか?)を食べているそうです。
2.ババヤスデ

ダンゴムシのような太い体を持つなかなか大きめのヤスデです。体長は10㎝以下ほど。
恐らく「キシャヤスデ」か「ミドリババヤスデ」のどちらかだと思うのですが、確証はありません。
キシャヤスデは数年に一度大発生して線路を覆うほどになることからその名が付いたという特異な虫ですが、庭で見かけたのは1匹だけでしたし……(大量発生以外にももちろん生息しているとは思いますが)
ミドリババヤスデにしては体色が赤っぽ過ぎるし……。
まあ、大量発生せず普通に出てきたキシャヤスデだというのが一番順当な所でしょうか。
余談ですが、こういう「普段見かけない虫が目立つところに急に現れた」時は、大体その個体が死にかけのことが多いですね。このヤスデももう動きがかなり鈍くなってしまっていました。
死にかけになると普段通りの行動ができなくなって、それで目立つところに姿を現さざるを得なくなって発見に至るということなのかもしれません。
3.ゴホントゲザトウムシ

クモっぽくもあり、にしては脚が細すぎるしからだも丸すぎるし……ザトウムシにしては体がデカいしというこの虫は「ゴホントゲザトウムシ」という、何ともストレートな名前のザトウムシの仲間です。

体長はそこまで大きくなく、ちょっと大きめの蜘蛛ぐらいしかありません。

忙しなく動き回って、日陰に入ると途端に落ち着くようになりました。もともと林床にいる虫なので、暗い場所の方が落ち着くのでしょう。
背中に5本のトゲがあるのが特徴ですが、それに加えて赤い小さなダニに寄生されていることが多く、それが目立ってセアカゴケグモと間違えられることがあるようです。
しかしこのゴホントゲザトウムシは、地域によっては準絶滅危惧種に指定されているぐらい分布が限定的な虫みたいなので、どうか見かけても優しく逃がしてあげて欲しいと思います。
③まとめ
今回は更なる庭傍受フェンスアップグレードの様子と、その際に出会った珍しめの虫たちについてお伝えしていきました。
この山奥の土地で暮らしていると、本当にまだまだ僕の知らない・見たことない生き物がうじゃうじゃいるんだということを思い知らされますね。
そして、野生の獣のナワバリに対する異常なまでの執着心も。
こんな経験はやっぱり山奥で小屋暮らしでもしないとなかなか得られない物だと思うので、小屋暮らし1年目過ぎても新しい経験ができるということは喜ばしい限りだと思っています。
とはいえ、もういい加減アナグマには庭に侵入してくるのを諦めて欲しいです……いつまでも防獣フェンスにかまけてはいられないというのもそうですし、庭をもっといろいろいじりたいのに、アナグマに掘り返されるかもと考えるとなかなか踏ん切りが付けられませんので。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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