どうも、たかしです。
今回の記事は去年の6月に立ち上げた「タニシ・メダカビオトープ」の、久々の現状報告になります。
ビオトープのことについて触れた最後の記事が2023年12月3日になるのですが、なぜそれから今日まで約5か月ほど記事にしなかったかというと、冬の間はメダカもタニシも冬眠状態でほとんど動きが無かったからなんですよね。
それが、4月に入ってようやく気温も上がり、メダカ・タニシにも動きが出てくるようになりました。
現在空き家への引っ越し期間中ということで、もうそろそろこのビオトープも移動させる準備を始めなくてはなりません。
という訳で、アパートでのビオトープの記録を最後に取っておこうと思い、今回久しぶりに記事を書くことになりました。
一冬を超えてビオトープにはどのような変化があったのか? 無事にメダカやタニシは冬を越すことができたのか? お伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
①外観
まずは4月現在のビオトープの外観から見ていきましょう。
はい、こんな感じです。
12月時点でのビオトープに比べて目立つ変化としては
- ホテイアオイに全く覇気がない
- マツモの繁茂+藻が発生してしまっている
の2点ですね。
どうやらホテイアオイなのですが、基本的には越冬できず冬には枯れてしまう植物のようです。
もっと繁茂していれば、新しい小さな株が生き残って翌年まで持ち越してくれる可能性もあるようなのですが、僕はホテイアオイが繁茂しすぎないよう定期的にトリミングしていましたのでそれが仇となってしまったようです。
それに対しマツモは冬の寒さに強いようで、結局ほとんど枯れずにこの冬も夏季ほどではありませんが繁殖し続けていました。
ただ、繁殖しすぎ+藻のへばりつきによって水面を埋め尽くしてしまっており、これだとメダカが絡まってしまったり水底に日の光が届かなかったりと色々弊害がありますので、これはこれで問題ありです。
この冬で急激に増えてしまったこの藻ですが、恐らく藍藻類と呼ばれる「細菌」の集合体だと思います。
藍藻類は、水の淀み・水質の悪化により発生します。冬の間メダカもタニシもほとんど動かない+枯れたホテイアオイをそのままにしてしまったことから藍藻類が繁殖しやすい状況が生まれてしまった物と思われます。
これは早急にビオトープ内の環境を改善する必要がありそうです。
②タニシ・メダカの様子
1.メダカ
メダカは結構な数が生き残っていて、画像からでは伝わり辛いですが大体20~30匹ほどのメダカが元気に動き回っていました。
先述したような状況だったのでメダカの体調も悪化しているのではないかと心配だったので、これなら大丈夫そうだと思った矢先……
1匹だけ、何だか体調の良く無さそうなメダカがいたので隔離しておきました。
周囲の個体と比べてふらふらと漂う感じで動きが無く、何だかひれの動きも怪しいような気がします。
杞憂ならそれでいいのですが、万が一病気とかだったら周囲に移ってしまう可能性もありますからね。
1週間ほど様子を見て、問題なさそうだったら戻してあげようと思います。
2.タニシ
タニシに関しては、日本の冬の寒さで7割ぐらいは死んでしまうという話を聞いていたのですが、大きい個体から小さい物までかなりの数が生き残っているようで安心しました。
中には寿命だったのか寒さに耐えられなかったのかは分かりませんが、中身のない死骸も転がっていましたが……。
取り除いても良かったのですが、死骸の殻はタニシにとって貴重なカルシウム源となっているのでそのままにしておきました。
③新たな生き物発見
ボロボロに枯れてしまったホテイアオイを取り除いていた時のことです。
枯れたホテイアオイはタニシにとって丁度良い餌なのか小さなタニシが数匹まとわりついてしまっていて、一緒に捨ててしまってはいけないと思って隅々までホテイアオイの残骸を漁っていたんですよね。
すると、ホテイアオイの根っこの中で何やらカサカサと蠢く影が見えまして……
「何者だ!?」と思い、タッパーに水を溜めてその部分の根っこを浮かべてみると
水中版ダンゴムシみたいな奇妙な虫が出てきました。
調べてみた所こちらは「水ゲジ(正式名ミズムシ)」と呼ばれるフナムやワラジムシに近い甲殻類の生き物のようです。
ダンゴムシと同じく、水中の水草の残骸や他の生き物の糞・食べ残しなどを餌としているようで、特に害がある生き物ではないようです。
それにしても一体どこからやって来たんだか……。
「水ゲジが繁殖しすぎる=水質が富栄養化している」という目安になる生き物のようですので、そのままビオトープに放っておきました。
④環境整備
富栄養化が進んでしまっていたとしたらよろしくないので、今回は水足しをするだけではなくいくらか水を抜いて全体の3分の1ほど水替えをしておきました。
また、ホテイアオイは全て処分し、マツモに関しても藍藻類がこびりついていない一部だけを残して残りは処分することにしました。
だいぶすっきりしました。
本当は引っ越しに備えて水量は少なくしておきたかったのですが、そうすると一気に水質が悪化して大量死につながってしまう可能性がありますのでね。仕方がありません。
隔離しておいたメダカの水槽にも一応マツモを投入し、しばらく様子を見ることにします。
何だかダメそうですけどね……。
⑤まとめ
今回は久しぶりにタニシ・メダカビオトープの様子を観察し、環境の整備をしていく様子をお伝えしていきました。
また近いうちにこちらのビオトープを空き家の方に引っ越しさせる様子なんかも記事にしようと考えていますが、問題は現在の簡易的な防護ネットだけで果たして空き家周辺の過酷な環境を耐えられるかどうかですよね。
↑空き家周辺にいるであろうヤベー奴ら
やっぱり獣からしたらメダカやタニシなんてのは最高の餌でしょうから、もしかしたらタライをひっくりしてでも捕食しようと襲ってくる可能性もあります。
ビオトープを屋内に非難させてもいいんですけど、そうするとやっぱり日光を十分に浴びることができずにまた別の問題が発生してしまうかもしれませんし……どうしたものか。
小屋暮らしにおける今後のビオトープの立ち位置的にも、どのように管理していくかはまたしっかり考えていく必要がありそうです。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。