どうも、たかしです。

前回の記事では、来たる冬の寒さに向けて風呂場の環境を改善するため、しばらく放置していた風呂場の石油ボイラーを解体・撤去していきました。

元空き家の住人が使用していたであろう石油式ボイラー
解体・回収したボイラー部分

そこでボイラー部分の構造を観察した結果、上手く改造すればそのまま薪ボイラーとして活用することができそうな構造をしていることが分かりました。

内部に広い空洞があり、穴を広げれば薪ボイラーとして使えそう。

と言う訳で、今回の記事では解体・撤去回収したボイラーを改造し、マキボイラーとして活用できないか色々試してみましたので、その作業の様子をお伝えしていきます。

果たして石油ボイラーを薪ボイラーとして流用することができたのか?

やっていきましょう。

①改造の様子

まずは、ボイラーにある開口部がそのままだと薪を投入するためとしてはあまりに狭すぎるため、開口部周辺をカットして投入口を大きくする改造を行っていくことにしました。

ただ一つ気がかりなのは、この開口部のすぐ横にある「水抜き栓」の存在です。

前回の記事でも書いたように、恐らくこのボイラーは「火の上部に設置した水タンクが温められる」といった単純な構造ではなく、「火の回りを覆うように水タンクが、ボイラー自体が二重構造のなっているかのように配置されている」という構造になっています。そのため、開口部周辺を切り抜くということは即ち水タンク部分ごとカットしてしまう可能性を孕んでいるのです。

そのため、改造にはかなりためらったのですが、とはいえ開口部がこのままでは到底薪ボイラーとしては使えないし、他に開口部を広げる手段が無いのも事実。元々タダで手に入れた物ですし、駄目だったらその時はその時と考えて、思い切ってカットしてしまうことにしました。

切る部分をマスキングテープでマークして、それに沿って穴を大きくするイメージで、ディスクグラインダーでカットしていきました。

すると……

はい。案の定水タンクごとカットしてしまいました。

しかも底部にはびっしりとアスベスト……怖ぇ~。

案の定、水を投入したらこの隙間部分から水が駄々漏れになってしまいました。やはり当初の予想通り、日の周りを覆うように水タンクが配置されていて、効率よく火の熱を回収する仕組みになっていたようです。

何とかこの水漏れを解消できないかと色々試してみたのですが、流石にどないにもなりませんでした。

「鉄製の」「火で熱せられる部分の」「水漏れを」補修するというのがどうしようもなく三重苦なんですよね。コーキング剤は熱に弱いので使えないし、鉄の加工は大変だし、水漏れと言うのは相当精度の高い補修をしないと解決できないし……と言った感じで。溶接技術が僕にあればなんとかなったかもしれませんが……無いものねだりをしても仕方がありません。

と言う訳で、石油ボイラー→薪ボイラー改造計画は完全に失敗に終わりました。

②まとめ・今後の計画

今回は空き家から回収したボイラーを薪ボイラーとして改造・活用できないか色々試してみた様子をお伝えしていきました。

結果としては大失敗に終わった訳ですが、しかしまだまだ薪ボイラー計画は終わりません。

やはりせっかく山林を購入し、畑を運用するとなったなら「枝木を切って開拓する→山の枝木をエネルギーとする→灰を畑の土壌改良剤とする」という最高の流れを諦めたくはありません。

そのためにも、ぜひとも枝木をエネルギーとして冬場の風呂場の寒さを乗り切る「薪ボイラー」は設置したいところです。

しかし、薪ボイラーをそのまま買おうとすると安い物でも6万円以上するという現実もあります……

今後どうやって薪ボイラーを設置していくのか、考えが無いわけではありません。

また近いうち、現実可能そうな薪ボイラー計画が進み次第、お伝えしていきたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。