どうも、たかしです。
来る冬に向けて、風呂場の寒さを何とかするために進めている「薪ボイラー計画」。前回の記事ではホンマ製作所「時計型薪ストーブ」を改造し、薪ボイラーを作成していきました。
今回は自作した薪ボイラーを使ってお湯を沸かせるられるのかどうか、検証していきます。
水漏れなく無事お湯を温めることができるのか?
どれぐらいの薪で、どのぐらいの時間で、何度まで沸かせることができるのか?
やっていきましょう。
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①実験開始時の状況
水温は24.0度の状態からスタートします。
薪の状態は、下の方に太めの薪を敷き、その周りに紙を丸めて入れて、松ぼっくり、細枝などをたきつけとして配置しスタートしました。
理想を言えばこの初期薪が燃え尽きるまでである程度温まっていてほしいところですが、これで無理そうなら追加で薪を投入していって、お湯ができた時点でストップするという感じでやっていきます。
できれば着火剤はなしでやりたかったのですが、やはり雑誌の紙では燃えやすさに難があるようで何度かトライして無理だったので、やむを得ずたきつけ材を使用しました。
流石に石油が染みているだけあって、とんでもない勢いで燃えました。
実験スタートです。
②途中経過
1.実験開始~10ほど経過まで
実験開始から5分ほどたって、薪ストーブ内では激しく薪が燃えている際の水の様子です。
さしたる変化はないように見えますが……
トタンバケツ上部の穴からポコポコと気泡が出てきているのが分かります。きちんと煙突内のフレキパイプで水が温められ、循環しているようです。
ここまでで特に水漏れも無かったため、まず第一の「そもそも水漏れすることなくお湯を温めることはできるのか」という心配はこれで払しょくされました。
後はどれだけの効率で温められるかという点ですが……
開始から10分ほど経ち、内部の初期薪がほぼ燃え尽きた時点でまだ水温は25.9度……約2度ほどしか上昇していません。
初期薪では、枝木ほどのかなり細めの薪だけを使用していたため、やはり火力・持続力共に足りていないようです。
ここからは、まだ乾燥に難があったため使用していなかった太めの薪を投入して実験を続行していきました。
2.30分ほど経過まで
太めの薪を投入すると、やはりまだ水分が抜けきっていなかったためか最初不完全燃焼による煙がかなりモクモクと出てきてしまいました。
しかしそれでも何とか水分が抜けきると、そこからはぐんぐん火力が上昇していき、かなりの熱を感じるようになっていきました。
実験開始から30分ほど。
写真だと分かりづらいですが、時々出てくる気泡に加えてお湯の揺らぎのようなものが見えるようになってきました。
手を入れるとハッキリとした温かさを感じます。
水温は34.2度まで上昇しました。
このままなら問題なく温度が上昇していきそうなので、時々薪を追加しつつ最低でも40度を超えるまでどのぐらいかかるのかを計測していくことにしました。
3.~40分ほど経過まで
実験開始から40分経過。これまた写真だと分かりづらいですが、水面上部に湯気が出てくるぐらいまで温まってきました。
水温を測ると41.8度。もう十分お湯と言って差し支えないぐらいまで水温が上昇しました。
これにて実験終了としました。が、中で未だに太い薪は燃え続けていたためそのまま放置していたのですが、その後20分ぐらいは火が残っていたため、恐らく水温は最終的に50度近くまで上がっていたのではないかと思います。
③まとめ
今回は自作した薪ボイラーの性能を確かめるため、実際に薪を燃やして水温がどれだけ上昇するか実験していきました。
結果としては
- 水温……24度→約42度まで上昇
- 所要時間……約45分ほど
- 必要薪量……買い物かご2分の1ほど
と言った感じになりました。
無事に水漏れなくお湯を沸かすことができたのは良かったのですが、正直想定したよりもずっと時間も薪の量もかかってしまったので、結構微妙な結果ではあります。
ただこれは、薪管理に慣れていない自分のような人間が、まだ乾燥しきっていない微妙な薪を使用しての結果なので、その辺りを改善するだけでも結果は大きく変わるのではないかと思います。
とりあえず当面の課題としては
- 火付けに慣れること
- 太くて乾燥した薪をどう仕入れるか
- 焚きつけに使用できるものをどう確保するか
等々があると思います。①に関してはひたすら練習のほかありませんが、②③に関してはできるだけお金を掛けずにどうやって解決するかまた考える必要がありそうです。
次回以降は、これら課題をどうやって解決していくまた考えつつ、薪ボイラーをどう風呂場に取り付けてどのようにお湯を利用するかも計画していきたいと思います。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。