どうも、たかしです。
正に本日7月20日、電気工事士2種の実技試験を受けてまいりました。
電気工事士2種の実技試験と言えば去年、あの悪夢のような「当日不合格確定」という事態に見舞われたのが記憶に新しいのですが……。
去年のトラウマまとめ
- 時計を忘れて時間の確認ができない中の試験
- あまりにも慎重に作業しすぎて、練習の時よりも格段に時間がかかってしまった(のを時計が無いもんだから分かっていなかった)
- 一度完成したのち、ランプレセプタクルの一部に心配な部分を発見
- そこだけ直そうとネジを外した瞬間タイムアップ
- 未完成状態は不合格確定

帰りの車の中で発狂したのも今ではいい思い出……な訳はなく、あんな思いは二度としたくないので今年はもう諦めようかと思っていたのですが、筆記試験に合格してから2年間は筆記が免除されるとのことで、だったら受けてみようかと申し込みをし(9300円)、復習のためレンタル実技連取セットを購入して(9500円)、本日を迎えたという訳です。
はてさて、その結果はどうだったのか。当日、試験はどのような流れで進行していったのか。
体験したてほやほやのレポートをお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
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①試験会場到着まで
今回実技試験の会場となった場所は、前回とは違いかなり街中で駅近のエリアでした
電気工事士試験の試験会場は地域だけ大まかに希望を出すことができますが、細かい会場の場所までは希望を出すことができません。なので自分の住んでいる場所から遠く離れた場所を指定されることもあります。
というか、地域によっては会場自体が非常に限定された場所にしかない(R7年上期は、北陸などは石川県に2カ所のみ!)ので、試験会場が家からすぐそこの場所になったという人の方が稀だと思いますが。
それで言うと今回僕はラッキーで、実家のある場所が試験会場へ電車で30分で行ける立地だったので、当日の不測の事態の可能性を少しでも下げるために、実家にお願いして前日に前乗りして泊まらせてもらいました。
電気工事士2種の実技試験開始時刻は11時30分と決して早い時刻という訳ではないのですが、当日10時50分までに会場に入室しないと失格という厳しい条件もアリ、僕の住んでいる山奥から当日行こうとするとかなり早朝に向かわないと間に合わない場所だったので、実家に前乗りすることができたのは非常に幸運だったと思います。

なので当日の朝はかなり余裕をもって出発することができ、前回やらかした「時計を用意し忘れる」ということも無く、電車移動ということもアリ試験の開始時刻にも問題なく間に合い、無事試験会場の席に着くことができました。
②試験時の流れ
1.試験開始前

試験開始が11時半なのに対し、入室可能時刻が10時50分ということで、なぜそんなに間が空いているのかと言うと、その間に「試験の注意事項説明」とそしてなにより「試験に使用する材料の確認時間」がその間にもうけられいているためです。
上記画像に書かれているように、11時18分~28分の10分間の間に、当日配られる材料入りの箱を開けて「材料の不足、欠陥」等がないかを自分でチェックしなければならないのです。
もしもここでちゃんとチェックせずに、万が一材料が足りないだとか壊れているだとかが作業中に判明してもその時点で下手したら不合格が確定してしまうという……恐ろしいですね、怖いです。
それら事前確認をする時間が10時50分~11時30分までの40分間なのですが、とはいえめちゃくちゃ余裕をもって組まれている予定なため大半の時間は何もやることの無い「虚無」の時間が流れていました。
10時50分からは携帯の電源も切らねばならず、当然試験に必要なもの以外は全てバッグに入れて机の下やイスの下にしまって取り出してはならないため、暇つぶしが一切許されず、かつ何もやることのない「虚無タイム」が大体20分ちょっとあります。これが個人的にはなかなかしんどかったですね。
あと、もう一つ衝撃的だったのが今回の会場には試験室に時計が常設されていたことです。更にご丁寧に黒板に試験開始・終了時刻まで書いてくれているという……。
おい、去年この会場だったらワシ落ちんかったんとちゃうんかいワレ。
2.試験時
そうした虚無タイムを何とか乗り越えて試験が開始するわけですが……。
白状させていただきます。今回の実技試験、僕的にはめちゃくちゃ順調で素早く、完璧に作業をすることができました。
やはり1回でも経験しているかどうかっていう差はめちゃくちゃ大きいんだなと痛感しましたね。僕自身試験となると慎重になりすぎてついつい普段より時間がかかってしまう性質の人間だということは去年思い知らされましたので、今年は意識して素早く作業を行うようにしましたし、当然去年大失敗をしてしまったランプレセプタクルに関しては事前の練習から完璧に行えるようにしていたためスムーズにやれましたし。
去年と合わせて事前練習を計3回行っている訳ですから、自ずと実技の腕も上がっていたのでしょう。結局、試験時間40分の内10分以上を残しあっという間に作業自体は完了してしまいました。
ただ、怖かったのがここからでした。
当然その後見直しをし、何か不合格につながるような重大なミスが無いかを繰り返しチェックをし、その時点で「問題なし」と自分の中では太鼓判を押せるような出来であることをチェックし終えたのですが……でもやっぱり気になっちゃうんですよね「これがホントはミスだったらどうしよう」「自分が気付いていないだけで実はミスしてるんじゃないか」とか。
だけど、去年は正にその「これもしかしたらミスになっちゃうかも」という微妙なラインのカ所を修正しようとして時間切れになってしまったわけですから。今回はそういう怪しく見える物も「自分が大丈夫だと判断したならもう大丈夫なんだ!」と思いきることにしました。
※補足しておくと、一応電気工事士の実技試験では明確に「これがこうなっていたら不合格」という基準が定められているのですが、それが「電線が5mm以上露出していたら」とかで「たぶん今2~3mmだからだ以上だろうけど……でも見方によっては5mm露出しているように見えなくもないかも?」と疑心暗鬼になってしまうのです。僕のように教師も何もなく自己採点のみで練習してきた人間ならなおさら。
また、試験終了5分前とかになると、もう自分の作品を目に入れたくなくなってくるんですよね。
だって、もしそんなギリギリに「あ! やっぱりここミスってた!」みたいな箇所見つけたってもう取り返しがつかないじゃないですか。それが怖いから、もうできるだけ「大丈夫、合ってる合ってる……」と自分に言い聞かせて見ないようにするのですが、でもやっぱりどうしても気になってしまって……と、なかなか辛い時間でしたね。
③試験終了後
試験終了の合図がなされると同時に、一斉に作品には手を触れないようにとアナウンスと、工具その他荷物を全てしまって手を膝におくように指示が出ます。
「ああ……去年僕はこの時に絶望に陥れられて、危うくルール違反に手を染めかけたな……」とフラッシュバックしたりもしたのですが。

今回はちゃんと完成しているので、特に何事もなく指示に従い、名札を作品に付けてから「作品」「余った材料や端材」「材料が入っていた箱」等々を机の上に残して順番に退出するようにとの指示に従い退出。会場を後にしました。
その時も、他の人の作品を見てしまうと「うわ~! 自分ここミスってた!」と打ちひしがれてしまうことになるのが怖かったので、できるだけ周りの人の作品は目に移らないようにして帰宅しました。
マジで今年受かっててくれ、頼む。
④まとめ
今回は電気工事士二種の実技試験をリベンジ受験した記録についてお伝えしていきました。
技能試験の解答自体は翌日の7月21日に発表されるとのことですが、こればっかりは自分が「うっかりミス」「見落とし」をしていないかどうかが回答を見た所で分かりませんので、個別の合否が発表される「WEB:8月15日 通知書発送:8月22日(予定)」を待つしかありませんね。
まぁ、合格したとしてもそれから更に免状の発行を申請して1ヶ月ほどかかるとのことですので、実際に電気工事ができるようになるのは9月半ば以降ということになるのですが。
また合否が判明したら、ブログの方で「第二種電気工事士の資格を弱者男性が得るまでの奇跡」としてお伝えしていこうと思ってますので。ぜひ楽しみにしていてください。
え、落ちてたら?
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「【発狂】第二種電気工事士、弱者男性にはムズすぎる【絶望】」とかじゃないですかね。知らんけど。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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