どうも、たかしです。

「小屋をどのように建築していくか」ということについて、ガチに、真面目に、そして現実的に考えていくシリーズ、今回は「壁・窓・ドア」の設計・建築計画を立てていきます。

前回の「基礎・土台編」では、使用する資材や基礎の位置や水平出しのやり方、床組みの手順などの計画を立てていきました。

床面の設計図

「壁・窓・ドア編」に当たる今回では、同じように設計を立てたうえで必要な資材及び建築の手順についてガチで考えていきます。

基礎や屋根に比べたら壁面はそこまで複雑な内容にはならないと思いますが、だからこそ一切の漏れが無いように綿密な計画を立てていきたいと思います。

それではやっていきましょう。

①設計図・必要な資材

壁設計図
壁パネル(合板)設計図
ドア枠設計図
資材
  • 2×4材……6ft(1830mm)×28本 12ft(3650mm)×4本
  • 2×6材……6ft(1830mm)×3本
  • スタイロフォームIB(30mm)(910mm×1820mm)……9枚
  • 針葉樹構造用合板(12mm)……9枚

壁パネルに関しては、基礎・土台と比べたらそこまで複雑な部分は無く、基本的には設計図通りに組んで立ち上げるだけです。

なので、次の項からは各所のサイズに関する詳しい説明のみしていきます。

②窓枠・ドア枠サイズについて

1.窓枠

今回の設計図では窓枠のサイズを「縦770mm・横870mm」としています。

なぜこのようなサイズに設定したのかというと、それは既製品の窓サッシの規格に合わせたためです。

今回建てる小屋に既製品の引き違い窓を取り付ける理由としては、窓に取り付けるタイプのクーラーの取り付けを将来的に見越しているためです。

小屋をDIYする場合、窓も含めてDIYする事例が多いのですが、DIYで引き違い窓を、それも窓取り付けタイプのクーラーを取り付けられるほどの強度の物を作成するのは難しそうだと判断し、今回はこの部分にだけは既製品の物を取り付けることとしています。

2.ドア枠

ドア枠のサイズに関しては特に理由があったわけではありません。基本的に小屋の壁パネルは合板の規格(1820・910)に合わせて設計図を組んでいるため、自然とドア開口部の大きさがこのようなサイズになっただけです。

なぜ開口部にわざわざドア枠を取り付けるのかというと、蝶番や鍵と言った金具を取り付けるための下地となる部分が必要だったためです。壁パネルの枠には外壁として合板や防水シート、さらには杉板を張る予定なので金具が取り付けづらいですからね。

ドア枠の下側は何もなく開きっぱなしとなっていますが、ここには土台部分がありますので問題ありません。

③合板の切り欠けについて

合板の取り付け図の中にある一部合板の切りかけについて説明します。

壁パネルは大きく「長辺」と「短辺」の2つに分けることができますが、短辺の方の合板の上隅部分が切りかけになっています。

こちらは長辺部分にあたる壁パネルの上部分(屋根の垂木が乗る部分)が突き出る箇所になります。

つまり、壁パネルを組み立てた際に突き出た箇所が合板と干渉してしまわないよう、予め窪ませてあるのがこの切りかけ部分ということになります。

④まとめ

今回は小屋づくりのガチ計画第二弾ということで、壁パネルに関する設計図とその解説をお送りしていきました。

壁パネルは土台や基礎と比べた時そこまで資材の種類も多くないですし、使用する工具もそこまでではないので恐らくは小屋づくりの全工程の中ではかなり難易度が低い方なのではないかと思います。

ですが、それでもこれだけ細かい寸法をきちんと把握しておかないとどこかで狂いが出てしまいますので、作成の際にはこの設計図を基に少しの狂いも出ないように組んでいきたいところです。

次回のガチ計画では小屋組みの大詰めである「屋根」について考えていきます。

ただ上を塞ぐだけを思うことなかれ、今回は「屋根断熱」にもチャレンジしていく予定なので、その分かなり複雑な作りになることは間違いありません。しっかり計画を立てていきたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。