どうも、たかしです。
いよいよ現在借りているアパートの引き払い日まで残り一週間となり、これはもういよいよ空き家への拠点移行待ったなしといった状況になってきました。
しかし、ここで問題になってくるのは実は僕はこれまで一度も空き家で夜を迎えたことが無いということ。空き家での作業はこれまで基本的に午前中のみで、午後の滞在時間はマックスで庭から大量のゴミを掘り出した日の午後5時頃までという体たらくです。
なので、本当に空き家に活動の拠点を移しても大丈夫なのか、空き家で寝食をこなすことが可能なのか本格的に引っ越しをする前に確認する必要があると思いました。
万が一「流石にこれではまともに過ごすことができない……」となってしまった場合は、急いでマンスリーマンションの契約をしなくてはならないかもしれませんからね。
という訳で、今回の記事では空き家での初めてのお泊りをした時の様子をお伝えしていきます。
果たして山奥の空き家で一人無事に朝を迎えることができるのか?
深夜にいきなり獣に襲われるなどということはなかったのか?
それではやっていきましょう。
その他体験記録記事
①今回のお泊りで確認したい事
空き家に寝泊まりするにおいて、最低限確保したい事項は以下の3つになります。
- 作業環境
- 風呂場
- 寝床
つまり、「まともにPC作業ができ」「まともに風呂に入ることができ」「まともに眠ることができる」環境を確保できているのであれば、生活拠点を空き家に移しても何ら問題ないということになります。
他に必要な物としては「食事」「洗濯」「トイレ」などがありますが、「食事」に関しては最悪30分車を走らせれば飲食店がありますし、「洗濯」に関しては大前提としてまだ洗濯機を空き家へ移送できていません。
またトイレ関係に関しては別途コンポストトイレを現在準備中ですので、また別の記事でご紹介するということで、今回に関しては触れないことにします。
②作業環境について
今回お泊りをするということで、暫定として用意した作業環境が以下画像になります。
こちらは空き家の居間に当たる部分で、キッチンへとつながる一角に3畳ほどの広さのブルーシートを敷いて用意した作業環境になります。
床にブルーシートを敷いた理由としては、僕がPC作業をする際には「裸足で地べたに座った状態」でないと集中できないという困った習性を持っているためです。
キッチンと寝室に関しては既に床の張替えが済んでおり裸足でも移動できるよう整えてあるのですが、居間に関しては床がまだ土足の状態であるため、急きょブルーシートを敷くことで裸足でも過ごせるようにしました。
以前はキッチンに設置されていたベッドもこちらの方に移動させており、上から以前も紹介したタスミ「暖房テント」を被せてあります。
なぜベッドをこちらに移したのかというと、キッチンの方は湿気が強くてジメジメしており、それが原因で寝心地がすこぶる悪く、湿気が強いとダニも蔓延るということでまだマシな今の方へと移してきました。
この日は夕方の4時からこの環境でブログ記事を書きましたが、特に問題なく作業をすることができました。
しいて問題を上げるとするならば、この日はかなりの大雨だったためトタン屋根を打つ雨音がかなりうるさかったことと、地面が張替えをしていないためかなりグラグラするということでしょうか。
ですが、雨音はイヤホンをしていれば気になりませんし、地面の状態に関しても座布団を敷いて座って作業している分には特に困ることはありませんでした。
事前に危惧していた「虫がめちゃくちゃ入り込んできて集中できない」とか「隙間風などで寒すぎて集中できない」などということも無く、むしろ想像以上に快適に過ごすことができました。
③風呂について
実際の所、空き家で過ごす中で一番の山場がこの「風呂」がちゃんと入れるかどうかだと考えています。
何と言っても、風呂場の現状がこれですらね。
まともな蛇口・シャワーなし。洗い場なし。浴槽のみ。給湯器無しという、これまでの風呂場環境とはあまりにも違い過ぎるこの状況。
僕がこれまで体験した劣悪な風呂場環境のこれまでのトップは、大学時代サークルの部室に寝泊まりした時の「開始30秒しか温水の出ないシャワー室」でしたが、空き家の現状はそれを大幅に上回る酷さです。
なんてったって、早速浴槽の中でカマドウマが脱皮しかけで瀕死になっていましたからね。
果たしてこれでまともに風呂に入ることができるのか……やっていきます。
まずはバケツに水を溜めます。
こちらのバケツは、以前湯沸かしヒーターのお試し時に使用した物とは違い、よりポータブルシャワーにお湯が移しやすい「園芸バケツ」になっています。
続いて湯沸かしヒーターを投入し、水を45度ほどまで温めます。温度計でいちいち測ったりはしないので、大体の目安で湯沸かしヒーターのタイマーをセットします。今回は12分にしておきました。
ちなみに先ほど浴槽の中にカマドウマがいたという話をしましたが、実はいま湯沸かしヒーターを投入し、お湯の準備をしているこの瞬間にも周りはカマドウマだらけです。
カマドウマは基本的に、こちらからよっぽど刺激を与えない限りは壁に張り付いてじっとしている人畜無害な虫なのですが、流石に十数匹のカマドウマに囲まれながら風呂に入るというのは準シティボーイの僕からしたら発狂しかけますね。
いやほんと、これだけは何とかしたい(泣)
お湯が沸いたらポータブルシャワーに移して……
早速服を脱いで体洗いを開始します!
うわー汚い……ちなみにこの汚れはたぶん僕の足の裏の汚れです。この日結構裸足で空き家の中を歩き回ったので。
それにしても汚れ過ぎなので、早急に空き家の中を水拭きする必要がありそうですね。
浴槽の中で体を洗っていて感じたのは、とにかく物を置くスペースが無いのが厄介ということですね。
現状浴槽の縁のちょっとしたスペースに置くことになっているので、ちょっとした衝撃で下に落ちてしまいそうで怖いです。何かしら物を置ける台を準備しておくと良さそうですね。
ポータブルシャワーと湯沸かしヒーターの組み合わせについては文句なしでした。
相変わらずポータブルシャワーの水量が少なくて泡が落としづらいことに目をつむれば、特に問題なく体全体を洗うことが可能でした。タンクの容量も十分で、むしろ最後まで使い切るのが大変だったくらいです。
ということで、無事に風呂を済ませることができました。
④寝床について
最後に、空き家での寝床環境について書いていきます。
最後寝る前に、ベッドの中にPCを置いて動画を見ながら過ごしたのですが、これがなかなか落ち着くしクセになる感じでした。
やっぱり周りが囲まれているというのは、人間は本能的に安心感を得るのに重要な要素なんですよね。空き家の居間だけだとその包まれている感があまりにイマイチなので、この暖房テントの存在はとても大きいと思いました。
暖房テントの中に入るとこんな感じ。
ちなみにこれは居間の電気を消して、テント内の照明だけを付けた状態なのですが結構明るいのが分かると思います。なんならこの状態でも十分PC作業ができそうです。空き家に引っ越したのがもっと寒い時期だったらそうしていたかもしれません。
ただ、この状態からテント内の照明を消すと一気に暗黒になります。なんせ外は街灯も何もない山の中ですから、ガチのマジで暗闇です。目を開けても閉じても視界が変わらないあの感じ。
唯一の明かりはドコモのホームルーターのランプだけというとんでもない暗さになる訳ですが、その割に音は結構うるさいです。具体的にはカエルの鳴き声と雨音が凄かったですね。
暖房テントは防音性は欠片も無いし、空き家自体にも音を遮る力はほぼ無いため、集落の田んぼや水場で鳴くカエルの鳴き声がめちゃくちゃ響いていて、若干寝るのもしんどいぐらいでした。
これは春~夏場にかけては耳栓があった方がイイかもしれませんね。まさか山奥で騒音になやまされることになるとは……。
翌朝の様子です。ヤモリ君が窓からお出迎え。
暖房テントを張ったことによる効果ですが、単純に包まれているという安心感+若干の暖房効果に加え、これは空き家に限定的な効果かもしれませんが「夜露による湿気が抑えられる」というものもかなり感じました。
というのも空き家は気密性が欠片もありませんから、外気の湿度にもろに影響されます。そのため朝方は山奥ということもあり非常に夜露が下りて湿度が上がるのですが、その影響がテントを張ったことにより抑えられているような気がしました。
何はともあれ、空き家内でも何とか一晩を過ごすことは可能だということが今回で証明されました。
⑤まとめ
今回の記事では、初めて空き家に寝泊まりし、生活拠点を空き家に移しても問題ないのかどうかについて確認した時の様子をお伝えしていきました。
結果としては、まだまだ改善の余地があるとはいえとりあえずは生活の拠点を空き家に移しても万代は無さそうということが分かりました。
現状一番きついのはやっぱり風呂場ですね。カマドウマと一緒にシャワーを浴びなければならない今の環境は早急に何とかしていきたいところです。
また、夜のカエルの大合唱がきついので、耳栓も購入する必要がありそうです。
あと残すところ空き家に拠点を移す際して最も重要となるのが「洗濯」と「トイレ」周りについてですね。
なので、近いうち洗濯機を空き家の方に移送したら、現在の空き家の水回りでも問題なく洗濯機を回すことが可能なのかどうかについて確認していきますので、その様子についても近々お伝えしていきたいと思います。
また、トイレ関係についても準備化完了次第、どのようにしていくのかお伝えしていきます。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。