どうも、たかしです。
僕はこれまで、ホースとポンプを使用して水を循環させつつ太陽熱を回収しお湯を沸かす装置を実現させるため、過去2回チャレンジしてきました。

1回目は大雑把にホースリールを地面に広げるだけの簡易的な物で、結果水温は30度を超えることさえできず……

2回目は黒ホース50mをビニールで覆って屋根の上にまで上げて試しましたが、かなり惜しいところまで行きはしましたが目標である40度にはどうしても届きませんでした。
そこで今回はその最終章ということで、これまでの失敗で得たことや、動画コメント欄でもらったアドバイス等々を踏まえまして、今度こそは40度のお風呂に浸かるため改良をしていきます。
その第一ステップとして、これまではノータッチできていた浴槽タライに関して、熱を逃がさないための断熱加工をしていきます。
それではやっていきましょう。
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①断熱加工をする理由

前回の実験では、午前中の庭一帯に日差しがビンビン当たっている時には調子よく水温が上昇していったのですが、午後に入って一部が日陰になる時間帯になると途端に温度上昇が止まってしまいました。

屋根上の熱回収部分には日がまだ当たっているのになぜ……と考えた時、僕は「日陰になっているホースリールの部分で熱が放出されてしまったから」だと思ったのですが、動画のコメントの中に「タライの方から結構熱が放出されているから断熱したらどうか」というものがあって「なるほど!」と。

確かに、考えてみると一般的な浴槽は大体が厚みのある構造になっていて、保温性が高められています。
表面積的にホースリールとタライを比べた時、どっちの方がどのぐらい熱放出の原因になっているかというのを調べるのは難しいですが……やって損が無いのは間違いないと思い、今回タライの断熱加工に踏み切りました。
①断熱層の作成

浴槽代わりに使用するタライの周りを覆うようにして、小屋の端材の断熱材を使って断熱層を作成していきます。
小屋につかった断熱材の端材、まだ余ってるんですよね。タライの断熱をどのように加工しようか結構考えたのですが、せっかく余っているのだから活用していくことにしました。

まず、断熱材をタライの側面のサイズに大まかに合わせて切り出していきます。

断熱材をそのままタライの側面に取り付けるのは流石にマズそうなので、45Lサイズのビニール袋で1側面パーツ後に包んでいきます。

断熱材の端材は流石にもう残り少なくなってきてサイズ的に厳しい箇所も出てきたので、その場合は2つ組み合わせてまとめてビニールで包んでパーツにしていきました。

パーツを4面分作成したら……

展開図の如く繋ぎ合わせて帯状にしていきます。

この帯状の断熱材をタライを囲うようにして取り付けることで、断熱層として機能させていく計画です。

ただ、このままだと見栄えも悪いし脆そうなので、この上から更に養生シートで覆って補強をしていくことにしました。

長さ2.7mもあれば、そのまま帯パーツをグルグルと包んで行けるかと思ったら、思いのほか帯パーツが長くて巻けませんでした。

そのため、養生シートを2つに切りまして……

半分ずつ巻いていくことで、帯パーツ全体を養生シートで覆っていきました。

これで断熱層の帯パーツが完成しました。

つづいてこれをタライに取り付けていきます。
緑色のタライは洗濯に使用するための物であるため、今回新しく同じサイズのDCMタライ120Lを購入してきました。
どうせ購入するのならネットで買える「一人用浴槽」みたいなものも良いかなと思ったのですが、どれも結構高い(1万円前後)し、YOUTUBEの使用レビューを見る限り強度が弱そうだったりとイマイチだったので、すでに安くて頑丈なDCMタライ(4500円ほど)をもう一つ調達することにしました。

ただ巻いただけだと、当然持ち上げた際に取れしまうので……

タライの縁に空いている穴を利用して、タフロープを使って落ちないよう固定し、断熱層の取り付けが完了しました。

各面2点ずつで支持しているので、なかなか強固に固定されています。
③浴室に設置する

浴室に設置する際は、地面への熱放出も緩和するために、断熱材の端材をビニールで巻いただけの簡易的な台を置きます。

その上にタライを乗せて、これで浴槽の準備は完了です。

ちょっと狭いですが、十分窓から庭を眺めながら湯に浸かることができます!
④次回、「浴室への黒ホース延長設置」編へ
今回は、ポンプとホースを使った太陽熱温水装置の最終章へ向けて、これまで手を付けてこなかったタライの断熱層作成をやっていきました。
これがどの程度浴槽内のお湯保温に役立つかどうかは未知数ですが、少なくともマイナスにはなっていないはずです。
今回は浴槽を外の日の下ではなく、屋内の浴室に設置するということで熱の放出も起きやすいでしょうから、この断熱層が大きな役割を果たしてくれるのではないかと期待しています。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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