どうも、たかしです。

前回、前々回に引き続き、小屋づくりの第二行程目の「基礎建設」作業を進めています。

  • 建築予定地の整地
  • 基礎の位置決め・高さ合わせ ←今ここ
  • 土台建築
  • 壁パネル作成・設置
  • 屋根建築
  • 内装
  • 建材設置

これまで「木材切り出し」「基礎位置仮決め」「地盤固め」と、1・2日目の作業として進めてきました。

木材を切り出し……
基礎の位置を仮決めして……
地盤を固めて行った

今回は3日目の作業として、「基礎の高さ合わせ」「土台枠の作成」までの作業の様子をお伝えしていきます。

今回は2つの作業共に、後々振り返った時に「もっとこうしておけばよかったな」と反省の多い内容となりましたので、その部分も踏まえてお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

動画も作成しました。よろしければ併せてご覧ください

①基礎の高さ合わせ

今回基礎の高さを合わせる方法として、「地盤として敷いた砕石を、位置の高い基礎から低い基礎へと移す」といった方法でやっていたのですが、正直これは失敗だったと後から思いました。

なぜかというと、結局各基礎の高さが数値化されていない(できない)ため、どの基礎からどの程度砕石を移動させるかというのが完全に水平器を使いながらの感覚に頼ることになってしまうのですが、どう考えても「基礎間の砕石を移動する」よりも「低い基礎に砕石を足す」方が楽だし手っ取り早かったんですよね。

水平器を見ると、奥の方に向かって基礎が高くなっていることが分かる。

今回、地面自体が手前右側に向かって下って行っていたこともアリ、一番右手前と左奥の高低差がとんでもないことになっていたため、多くの砕石を右下の基礎の地盤へ移動させることになった結果、奥側の地盤用の砕石が著しく少なくなってしまうという事態にも発展してしまいました。

なので、基礎の高さ合わせを後からやるのを分かっているならば、追加用の砕石を用意しておくか、もしくは砕石を元からある程度取っておく必要があったなと感じました。

また、今回結構意識して穴を掘る時に基礎間の高さを合わせようとしていたのですが、それでも全然だったので、もっと坂の上側の基礎位置の地盤は深く掘っておく必要があったと思いました。

何とか基礎間の高さを合わせることができましたが、一番右手前側は結局ほとんど穴が埋まるぐらい高くしないと他の基礎と水平が取れなかったことからも、勾配による基礎の高さの変化が大きいことがよく分かります。

②土台の枠組み作成

基礎の高さ合わせが済んだら、いよいよ基礎位置の本決めに向けて土台の枠組みを組んでいくのですが、これまたかなり大変な作業でした。

何が大変だったかって、「インパクトドライバーの喧しさ」と「木材のねじれ修正の難しさ」ですね。

まず、木枠を基礎に固定するためには2×6材と基礎に刺さっている角材を、一カ所に付き8~9本もの木ネジ(90mm)を打ち込むことで固定する必要があるのですが……

これがまあ~うるさいうるさい! 90mmもの長さのビスを角材に打ち込むためには相当な力が必要で、インパクトドライバーの「ガガガガガガ!!」という音が木枠を通して響き渡るため普通に工事現場の騒音と変わらない喧しさになります。

僕の住む空き家と隣家までは200mぐらい距離が離れているのですが、それでも騒音で苦情が来ないかかなり心配になるぐらいでしたからね。

もしも密集住宅地の庭に小屋を建てたいを考えている方がいらっしゃたら、作業前にはご近所さんにごあいさつに回っておくことをぜひおすすめします。 

あと「木材のねじれ」ですが、これは基礎位置仮決めの時にも感じてはいたことなのですが、実際に基礎に固定して組むとなるとその厄介さがより顕著になって現れましたね。

上記画像のように、どれだけ設計図通りに切り出したとしても、木材自体がねじれてしまっているせいでこのように角が収まらないことがままありました。

これは恐らく土台だけでなくて、壁でも天井でも木材を使う以上はどうしても発生してしまう歪みとなるため、この歪みをできるだけ小さくするために、組み方の順番を意識することが重要だと今回痛感しました。

具体的には、「まず枠を組んでから基礎軸の木材に固定していく」ということですね。今回途中順番を横着してしまい、枠を組む前にもう2×6材を軸の角材に固定してしまっていた時があったのですが……

これが本当良くなくて、この順番で組んでしまうと最後ここの角の枠を接合しようとしてもねじれのせいでどうしようもなくなってしまう事態が発生したんですよね。

木材の捻じれを矯正するタイミングというのは、基礎軸の角材に半ネジで無理やり固定していく時しかありませんので、それを最後にしないとねじれが矯正できていないまま枠を組まなくてはならなくなりどうにもならなくなってしまいます。

なので「枠を組んでからねじれを矯正する」というのが、恐らく今後小屋の壁パネルやら屋根やらを組んでいく中でポイントになって来るんじゃないかなと感じました。

③3日目:後半へ続く……

今回は3日目の前半ということで、「基礎の高さ合わせ」と「土台の枠を組む」の2作業の様子をお伝えしていきました。

この2つの作業だけでも相当時間を取られてしまい、後悔の残るような場面もあったのですが、次へとつながる良い経験もあったのではないかと思います。

次回は3日目後半ということで、「基礎位置の本決め」「防草処理」の2つの作業を経て基礎建築が完成するまでの様子をお伝えしていきます。

3日かかった小屋の基礎完成をぜひお楽しみに!

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。