どうも、たかしです。

前回の記事から、いよいよ小屋建築について動き出すというお話をしたと思いますが、今回はその記念すべき第1回となります。

今回の小屋建築の建設予定としては以下のようになっております。

  • 建築予定地の整地
  • 基礎の位置決め・高さ合わせ
  • 土台建築
  • 壁パネル作成・設置
  • 屋根建築
  • 内装
  • 建材設置

今回はこの工程で言う所の一番最初である、「建築予定地の整地」作業の様子をお伝えしていきます。

色々ありまして、整地作業に数日かかってしまったため今回は1・2日目の「天地返し」作業の様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

動画も作成しました。よろしければ併せてご覧ください

①天地返しとは

天地返しとは主に農作業の用語で、地面の表層を掘り返し地下層とひっくり返すことで、除草や害虫駆除、また土壌改善などの効果が見込める作業です。

今回小屋建築予定地で天地返しを行う理由としては、大きく3つの理由があります。

  • 除草
  • マダニ駆除
  • 地面均し

まず地面を掘り返すことで、現在小屋建築予定地の地表を覆いつくしている雑草を取り除きます。

特に空き家周辺に生えている竹形の植物は、根っこ同士で繋がっており地下深くから伐根する必要があるため、天地返しをして大きく掘り返して伐採していきます。

また、除草するとともに雑草に取りついているマダニの駆除を行っていきます。草が無ければマダニは生息できず、体に取りつくこともできないため、小屋建築予定地の安全度が高まります。

小屋建築予定地の地面は結構凸凹しており、この状態では小屋の建築もスムーズに進められないため、天地返しをしつつできるだけ地面を均等にならしていく狙いもあります。

以上が、小屋建築予定地を天地返ししつつ整地していく理由になります。

②作業の様子

1日目

まず最初、空き家に元からあった鍬を使って開墾していこうと思ったのですが……

開始5秒で折れました。

鉄は錆び錆びでもまだ使えそうだったのですが、やっぱり持ち手の木の方がダメになっちゃってましたね。一回打ち付けてからテコの原理でひっくり返そうとした時にボキッといっちゃいました。

その後スコップでやろうと思ったのですが、地面に打ち付けるために踏む踵が半端じゃなく痛くなり……

以前先輩が置いていった鍬を使ってやろうかと思ったのですが、恐らくこの鍬が開墾用ではなくあくまで開墾済みの畑を耕すための物だったんですよね。

なので使いながら強度的な面で不安さが出てきてしまい、結局この日はこの1列をひっくり返しただけで作業を中断せざるを得ませんでした。

2日目

ということで購入してきましたのが、こちら「開墾鍬」になります。

この開墾鍬が普通の鍬と何が違うのかというと、それは先端の刃の形状と取り付け方になります。

左の畑を耕す用途の「平鍬」が、薄い長方形の形になっていて、持ち手と釘で接続されているのに対して、右の「開墾鍬(または唐鍬)」は肉厚の刃が持ち手と楔で接合されているという特徴があります。

平鍬が畑の畝立てのような土を耕す用途に向いているのに対し、開墾鍬は固まっている土を起こしたり、植物の根を切ったりといった用途に向いているため、今回の天地返しにはうってつけの農具だと言えます。

また、この開墾鍬のさらに上位版として「タケノコ鍬」というものがあり、こちらは更に刃が大きく縦長で、破壊力抜群の鍬となっています。今回購入した「開墾鍬」が2500円ほどなのに対し、タケノコ鍬は8000円ほどします。

早速開墾鍬で天地返し作業をしていったのですが、やはり段違いにやりやすかったです。

柄が長く、先の刃が肉厚で重たいため、かなりの強さで土に鍬を挿すことができ、また柄もなかなか頑丈にできているためテコの原理で土を起こすことも問題なくできます。

途中、案の定様々な植物の根っこが出てきました。

個の根っこを放置していると、いくら地表を固めたり、防草処理をしたとしても新たに芽が出てきてしまうため、できる限り伐根していきました。

どうしても地面深くまで伸びてしまっていて取り除けない物に関しては、開墾鍬で切断して取り除いていきました。

何とかこの日一気に全部の面積の天地返しを行ってしまいたかったのですが、流石に体力の限界でここまででこの日は終了しました。

③次回3日目以降に続く

今回は小屋建築予定地の整地作業1・2日目の様子をお伝えしていきました。

もっと簡単に済むかと思ったのですが、思った以上に庭地の地面が固く、作業はかなり難航しています。

天地返し作業は気温が低めの日を選び、朝の7時から作業をしていたのですが、それでも汗だくになってしまいもうへとへとでした。終了したのが午前10時半だったため、大体3時間半の作業だったのですが、腰も腕も限界でしたね。

この作業を毎日続ければ確実に痩せられますね。開墾鍬の購入代金2500円も、一回入会したら通い放題の農作業ジムと考えると安いような気がしてきました。

そんなこんなで、整地作業は3日目以降に続きます。

次回は続きの天地返し作業と、草取り、均し、そして転圧作業へと続いていきます。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。