どうも、たかしです。
生活の拠点とするための小屋建築の様子をお伝えしていくシリーズ、屋根の建築編の第三回になります。
- 建築予定地の整地
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- 壁パネル作成・設置
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- 外装
- 内装
- 建材設置
前回の記事では小屋の外壁合板全体に防水シートを張っていき、棟上げが完了するところまでの作業の様子をお伝えしていきました。
今回の記事では、屋根の下地になる合板を取り付けるために必要な「垂木設置」の様子をお伝えしていきます。
今回作成する小屋の最大の特徴である「二重屋根」を支えるために重要な柱材である「垂木」をしっかり設置していきたいところです。
それではやっていきましょう。
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①垂木の仮設置
まず、前回トラスに棟木を差し込んだ際に、目安となる印とかなりズレが生じてしまっていたのが気になったので、端の方の垂木の身を仮設置して問題が無いかどうかだけチェックすることにしました。
端っこの2カ所にのみ、金具を使って垂木を仮止めして、合板を渡すことでちゃんと直角になっているかどうかをチェックしていきます。
結果としては合板が割ときれいに収まり、とりあえずは問題なさそうという判断で作業を続行することにしました。
②垂木の設置手順
1.使用金具
今回、垂木の固定には「DHたる木ストッパー」という金具を使用していきました。
金具には釘も同梱されていましたが、正直打ちづらかったので別途32mmの木ネジを使用してビス止めしていくことにしました。
2.垂木と棟木の接続手順
まずは桁と棟木、それぞれのマークの位置をしっかりと合わせた後……
棟木と垂木の交差する地点で、金具の固定位置を鉛筆でマークしておきます。
その後、金具の固定位置に合わせて予め垂木にネジ穴をあけておきます。
棟木地点で直接ネジを打ち込もうとしても、位置が安定せずどうしても金具がズレてしまうため、最終的にはこの方法が一番安定して垂木を固定していくことができました。
垂木金具を固定する時には、先に棟木の方にも金具の固定位置をマークしておいて、予め棟木に金具を固定しておいてから垂木と金具を固定するとズレが少なく取り付けすることができます。
なので、垂木を棟木に固定するためには
- 垂木と棟木に金具の固定位置をマークする
- 垂木に金具を固定する位置にビス穴をあけておく
- 棟木に金具を固定する
- 垂木と金具を固定、棟木と垂木を接続する
といった工程をいちいち踏まなければならず、これが片側で9本、両側で合計18本あったので作業時間がかなりかかってしまいました。
3.垂木と桁の接続手順
垂木を棟木に固定し終わったら、続いて垂木と桁の固定ですがこちらはそこまで複雑な手順は無く、慣れたらかなり手早く固定していくことができました、
というのも、こちらはそこまで高所での作業でもありませんし、そもそもすでに垂木が棟木と固定されているため事前に下穴をあけておいたりする必要もないからです。
なので、垂木と桁の固定位置を確認したら、桁と金具を固定し、続いて垂木を金具に固定すれば接続が完了してしまいます。
ただ、一番端の垂木に関しては桁に金具を打ち込む場所が無かったので、65mmのビスで斜めに直接打ち付けざるを得ませんでした。
なので、桁と垂木の固定に関しては、棟木と垂木の固定に比べて半分以下の時間で作業を完了することができました。
③垂木設置完了・まとめ
その後、同様の作業をもう片側の面でも行っていき……
全ての垂木を設置することができました!
今回は小屋の棟木と桁の間に屋根下地合板を支えるための垂木を設置していく様子をお伝えしていきました。
高所作業&手順の多さで、想像以上に時間がかかってしまいましたが、これで屋根下地を付ける準備ができました。
次回は早速屋根下地合板の取り付け……と行きたいところなのですが、先に垂木と下地合板の間を埋める「面戸板」の切り出し&設置をしなくてはなりません。
なかなか屋根の完成は程遠いですが……一つ一つ順番にこなしていきたいと思います。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。