どうも、たかしです。

皆さん、こちらの記事をご存じでしょうか?

こちらの記事は半年以上前の6月7日、まだ旧ブログだったころに更新したものになります。まさかこの頃からずっと見続けてくださっている読者様はいらっしゃらないと思いますので改めて説明させていただくと……

6月の初め、まだまだ小屋暮らしの小の字も始まっていなかった頃の僕は、ブログのネタを稼ぐために必死になって河川敷の野草を食べまくる日々を送っていました。

その中でも特に美味だったのが桑の実でした。

桑の実を使ったジャムは程よい酸味と優しい甘さでとても美味しく、パンやクラッカーとの相性が抜群の一品となりました。

そのため、更に桑の実を有効活用したくなった僕は、桑の実を漬けて作る「桑の実酒」にチャレンジすることにしたのです。

浸けて数時間の桑の実酒

果実酒用の「ホワイトリカー」、角砂糖、桑の実を使ったシンプルなお酒ですが、最低でも3ヶ月は漬け続けなくてはならないということで、長い間放置していました。

そうしている間にも空き家の整備をしたり、コオロギのお世話をしたりとせわしい日々を送っている間にいつの間にか年月は流れ、気が付いたら桑の実を漬け始めてから半年以上が経過していました。

という訳で今回、年末にマイベストフレンド(通称ベスフレ)の家にお邪魔した際に桑の実酒を試飲してみましたので、べスフレによる客観的な味のレビューも含めてどんな感じだったのかお伝えしていきます。

桑の実酒自体の味のレビューはもちろん、今回様々な飲料で割って飲んでみましたので、どんな飲み方が桑の実酒に一番合っているのかもお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①匂い+ストレートで飲んでみた感想

まずはコップにあけてテイスティング。

6月の初めに瓶のふたを閉めてから一切手を触れていなかったため若干の怖さはありましたが、いざ匂いを嗅いでみた所……意外と悪くない!

やはり同じホワイトリカーを使った果実酒ということで、非常に梅酒と似た臭いがしています。結構強めのアルコール臭に若干の酸味と甘みが混じったような感じ。

まずは桑の実酒そのものの味を知るため、何にも割らずストレートで一嘗めしてみました。

ホワイトリカー自体がアルコール分35パーセントもある激強のお酒なためかなりキツイアルコールを感じつつも、まず最初に感じたのは甘い……! 桑の実を漬ける際に角砂糖も一緒に入れたのですが、その量が多すぎたのかもしれません。

そして、その甘さに対して桑の実の味が薄い……! 決して味が出ていないわけではなく、ブドウに似ているような酸味を感じはするのですが、甘さと強烈なアルコールがそれを打ち消してしまっていました。

②ソーダ割り

果実酒と言えばソーダ割りということで、炭酸水に割って飲んでみることにしました。

通常、梅酒なんかだと1対1程度の比率で割るようですが、今回はあまりにも桑の実酒が甘かったためそれよりも若干炭酸水多め(桑の実酒4:炭酸水6くらい)で割ってみました。

感想としては……まあやはりというか味が薄いですね。ストレートでも味が薄かったものを炭酸水で割った訳ですから、そりゃあもう薄いです。ただ甘みはちょうどいいぐらいになったので、めちゃくちゃ味が薄くて甘い炭酸酒になりました。

ホワイトリカー自体にクセがあまりないので、焼酎とかウイスキーのようなクセは無く、そうとう飲みやすいお酒の部類かなとは思います。めちゃくちゃ甘いので、しょっぱい系のスナックやスルメ、サラミ何かとの相性はいい感じです。

この後、比較用に買っておいた梅酒を同じようにソーダ割りにして飲んでみたのですが、やはり梅酒の方が圧倒的に惜しかったですね。残念ながら。

染み出している味の濃さが全く違いますし、砂糖の分量もイイ感じで圧倒的な飲みやすさを感じます。

桑の実は、ジャムにした時も味がかなり薄目でさっぱりとした感じだったので、濃い味のお酒を求める人からしたら物足りないのかもしれません。なので逆に、梅酒とかだと味が濃すぎるという人は、ワンチャン桑の実酒が奥地に会うかも……? 

ただ、砂糖のいれ過ぎには注意が必要ですね。今回ホワイトリカー500mlに対して50gほどの角砂糖を投入して甘すぎたので、次回作る時にはもう少し砂糖少なめにするといいかと思いました。

③リアルゴールド割り

最強のソフトドリンク「リアルゴールド」で割って飲んでみました。

リアルゴールドの黄金色が完全に打ち消されてしまっていることに驚きですが、これでもしっかり1対1で割っています。

その味はというと、「めちゃくちゃゲロ甘ではあるが、ぶどうジュースみたいで美味しく飲める」といった感じになりました。

ただでさえ甘い桑の実酒をソフトドリンクで割った訳ですから甘すぎなのは予想できたことではありますが、その結果もはや「めちゃ甘いぶどうジュース」のようになったのは意外でした。今回ソーダ割りと、この後紹介するもう一つの飲み方と、全部で3種類の飲み方を試した見たのですが、この飲み方が一番おいしく飲むことができました。流石はリアルゴールドですね。

ただ、本ッ当に甘々ですので、当分の取り過ぎにならないよう注意が必要です。

④牛乳割り

果実系だと結構「牛乳で割って美味しいお酒」みたいなものがあるので、桑の実酒も化ける可能性があると思い牛乳割りも試してみました。

見た目は薄く紫がかって、ミックスジュース的な感じで美味しそうですが……

残念ながら味は地獄でした。

牛乳と桑の実酒の味が全くマッチしておらず、牛乳でも無ければ桑の実酒ですらない異様な飲み物へと変貌しています。桑の実の酸味が全く牛乳との親和性を見せず、とにかくマズかったです。

べスフレもこれには表情を歪め、最後まで飲み切った僕のことを「漢」と讃えるほどでした。

皆さんも、桑の実酒を作った際には決して牛乳で割らないよう気を付けてください。

⑤まとめ

今回は半年間漬けた「桑の実酒」を飲んだ感想をお伝えしていきました。

半年間も期間を費やしただけあってその味には結構期待していたんですが、残念ながら野生の桑の実を半年付けたぐらいだと、若干の酸味を感じれるようになるぐらいで、梅酒のような強烈な果実の味を感じれるほどにはならないようです。

砂糖も、入れすぎてしまうとせっかく染み出した果実の味を打ち消してしまうことがよく分かったので、次回作る際にはもっと少なめに入れて、あくまで果実の味をサポートする程度に抑えたいと思います。

べスフレ曰く、今回の「桑の実酒」はこれまで飲んだ飲み物ランキング1位タイとのことでしたが、1位タイの下は200位からのスタートということで全くあてにはなりませんでしたので、それでも興味があろうという方は、桑の実酒を作る際にはそこまで期待せずにいた方が精神衛生上はよろしいかと思われます。

砂糖は入れすぎないように気を付けましょう。そして、絶対に牛乳では割らないようにしてください。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。