どうも、たかしです。
開拓した飛び地に、新しくベンチと机を設置して休憩地を作成していくシリーズ。今回はその第2回になります。
前回の記事では、竹をシュロ縄で接合してベンチを作成していこうとしたのですが、長らく時間がかかったにもかかわらずでき上がった土台は強度がまるでなく、挫折してしまうという残念な結果をお伝えしました。
今回は竹ベンチ作成のリベンジ編ということで、今度こそ竹を使って強度のあるベンチを作成していきたいと思います。
シュロ縄で接合してもまるで強度の出なかった竹をどのように接合しベンチを作成していったのか? お伝えしていきます。
やっていきましょう。
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①作成の様子
1.竹に穴をあけ、針金で固定していく
シュロ縄ではなぜ強度が出なかったのか、それは、どうしてもシュロ縄では力が加わった時に接合地点からずれてしまい、その結果全体が歪んでしまうためです。
ズレないために接合するためにどうしたらいいか考え、接合したいカ所に穴をあけ、その穴に針金を通して繋いで強度を持たせることにしました。
もともとT字に直行する部分はシュロ縄ではどうしようもなかったため針金を使用していたのですが、それを前カ所に、それも接合する部分双方に穴をあけて針金で繋げていったのです。
本当は穴をあけてそこにシュロ縄を通して接合できればよかったのですが、竹に空けられる穴は小さく、シュロ縄ではとても通りません。なので針金を使うことにしました。
できれば全部品を自然素材で統一したかったのですが、背に腹は代えられませんでした。
開けた穴に針金を通したら、以前防獣ハウス作成でも使用した「シノ(ハッカー)」と呼ばれる針金を巻きつけて固定する工具でしっかりと止めていきます。
補強部材含め、全ての接合場所を針金で固定していったことで、前回よりもずっと安定感をもって自立してくれるようになりました。
2.座面の作成
土台が完成したら続いて座面の作成に入って行きます。
今回は、以前薪棚を作成したような竹を長辺と並行に連結させていくのではなく、長辺と垂直方向に連結していきます。
理由としては、渡し幅が長すぎると竹の強度によっては重量を受け止めきれずたわんでしまう可能性が高まるためです。短辺に並行に繋ぐということは、今回のベンチの場合は竹の渡し幅が30㎝ほどで済むため、その分しっかりとした座面になるはずです。
短辺と並行に竹を渡せばしっかりとした座面になりますが、その場合はデメリットとして連結しなければならない竹の量が格段に増えます。
今回ベンチ座面の長辺が65㎝ほどなので、その長さ分竹を連結していかなくてはなりません。その数なんと35本。だいぶ連結作業にも慣れてきたとはいえ、地道で時間のかかる作業はなかなか寒風吹きすさぶ中堪えました。
両側をシュロ縄で接合し、一つなぎの座面が完成しました。
3.筋交いで補強
座面を固定する前に、まだまだ土台の強度に心配があったので、筋交いを各所に組み込んでいきました。
ベンチの内部に、立体的に斜めに筋交いを入れていきます。もちろんこれも針金で固定します。
強度が確保出来たら座面を載せて、ズレないよう四隅をこれまた針金で固定しました。
一回試しに座ってみると、体重はしっかり支えられるようでしたがまだまだグラグラする感覚がありました。
そのため、側面にも筋交いを追加。もう何が何だか分からなくなってきましたが、筋交いを追加すればしただけ強度が上がる実感がありました。
そうしてついに……
竹製のベンチが完成しました! 長かった……。
ご覧のように、体全体をベンチに預けても耐えられるだけの強度があります。
これで後は残すところテーブルだけとなりました。
②次回、「竹製テーブル作成編」につづく
今回は竹でベンチを作成するリベンジ編をお伝えしていきました。
今回のことで学んだことは、シュロ縄での接合は高荷重を耐えられるようなものでは無いということ、そして筋交いをとにかく入れまくることがぐらつきを抑える最適解と言うことです。
あと、意外と竹は長い幅を渡しても強度が保たれることが分かったので、今後竹ベンチを作成する際には、やりかたによっては長辺と並行に渡す方法で座面を構成するのもアリかもしれません。
2人掛け、3人掛けとかのベンチももしかしたら作れるかも……必要性があるかは別として。
次回、テーブル作成編ですが、ベンチ作成で得たノウハウを使いつつ、テーブルはベンチよりは荷重が低くて済みますからその分シンプルな構造で作成していきたいと思います。
そしてベンチが完成したら休憩場も整備して、どんな感じになるかが楽しみです。
今回記事は以上になります。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。