どうも、たかしです。

つい先日新しく拡張・改造したカエル牧場。ちゃんとカエルたちが健康に生活できているか毎朝様子を見に行っているのですが……

なんとその片隅に、とあるとんでもない侵入者が潜んでいました……。

カエル牧場の奥、角の近くに茶色い固まりが……こ、これは……!?

こ、この特徴的な銭型の模様……小柄な体躯に三角形の頭部……間違いありません。

ま、ま、マムシだあああああアアアアアアァアァァッァァアッ!!!!!??

~~たかしの小屋暮らし開拓記 完~~

いや~やってしまいましたね。この辺りはマムシが居る居るとは近所の方には聞いていたのですが、まさかカエル牧場の中に侵入してくるとは……。

でもよく考えてみるとマムシの出現条件として

  • 水場の近くの湿った環境を好む
  • カエルが好物
  • 日中は日光浴をしに日向に出ることもある

とった感じで、カエル牧場内の環境は正にマムシにとってドンピシャなんですよね。まぁそりゃ侵入されるのも道理か……。

言うまでもなくマムシ(正式名ニホンマムシ)は超々危険生物マムシに噛まれた場合最悪死に至ることもあり得ます(国内の死亡率は1パーセント程らしい)。

ただ、基本的には臆病な性質なので、こちらからよっぽど近づいて刺激することさえなければ向こうから噛みついてくるなんてことはありません。

なので、見つけた場合にはそっとその場を離れるのが一番の対処法なのです。

な~んだ、よかったぁ~~……………。

て、いやいやいや!! カエル食われてまうやんけ!! 

マムシのカエルバイキングが大絶賛開催されてまうでコレ!!!!!

と言う訳で今回は、本来は全く得策ではないのですが、カエルをマムシに全滅させられるわけにはいかないので何とかして捕獲していきたいと思います。

それではやっていきましょう。

※マムシは環境省によって「特定動物(人に危害を加える恐れのある危険な動物)」に指定され、許可のない飼育・保管が禁止されているぐらい危険な生き物です。今回はやむを得ない事情があったため捕獲しますが、基本的には個人による捕獲は推奨はされていませんし、当ブログも推奨している訳でありません。

①トラップ作戦

まずはペットボトルで作ったトラップを使い、マムシを捕獲できるか試していきました。

直接捕まえた方が確実なのは間違いないのですが、やはり間近で相対して捕まえるというのは噛まれるリスクがあり気が引けてしまいます。

上手く行くかどうかは分かりませんが、できればこれで捕まってくれることを願います。

トラップにおびき寄せるための餌には、カエルを使おうかとも思いましたが、どうやらマムシもコオロギを食べることがあるみたいなので、丁度メダカ池周りに最近めちゃデカエンマコオロギがやたら現れていたのでそれを捕まえて詰め込んでいきました。

エンマコオロギを詰め込んだトラップを、おっかなびっくりマムシの近くに設置して準備は完了。

後は翌日マムシがトラップの中に入ってくれていればすべては解決だったのですが……

残念ながら、翌日トラップには捕まっておらずカエル牧場の別の場所に移動しているだけでした。

ていうか、この時怖かったのが途中まで「あれ? 逃げちゃったのかな?」って思ってしまうぐらい全然見つからなかったことなんですよね。

ちょっと引きで写すだけで、もう全然どこにいるのか分かりません。保護色ってヤベェな。

ちなみに正解はココ

このままカエル牧場内で放置していたらカエルが食べられてしまうどころか、その内マムシの位置に気付かず刺激してしまい僕自身が噛まれてしまうという事態も十分ありません。

これはもう、背に腹は代えられないようですね。

直接捕獲したいと思います。

②捕獲準備

当然、マムシを直接捕獲するのに我々人類は手ぶらで挑む訳がありません。それ相応の武器を準備して圧倒しなくては、こちらは一撃噛まれただけで終わりなのです。

マムシを捕獲する際には何といっても「マムシを遠くから押さえつける」ための道具が必要です。マムシは全長1mに満たない小柄なヘビなので、それ以上の長さの押さえつけるための棒があれば勝率はグンと上がります。

ネット通販には「ヘビ捕獲棒」なる物があるようですが、価格は5000円以上とかなりお高めですし、何より注文して待つなんて悠長なことをしていられる状況ではありません。

そのため、身近な道具で何かいい物はないか探してみた所……

こちらの掃除用コロコロローラー(ロング)がめちゃくちゃ丁度いいことに気付きました。

長さは1m以上ありますし、頑丈だし、先端が良い感じに蛇の頭を押さえつけるのに適して良そうな形状をしています。

ただ、このままだと先端の回る部分が邪魔なので……

無理やり引っぺがして、鉄の棒部分だけに改造しました。完璧。

もともとアパートで独り暮らしをしていた時に、カーペットの掃除用に買った物だったのですが、もうカーペットなんか一切使ってないし、コイツは今日この瞬間からヘビ抑え棒です。

後は押さえつけたヘビを挟み込んで移動させるためのトングと、噛まれないための長靴・皮手袋、ズボンは冬用ズボンの2枚重ねで盤石に、上着もジャケットを羽織り、万全の態勢でマムシ捕獲に挑んでいきました。

③捕獲の様子

まずは先手必勝。すぐに捕獲できるように蓋つきケージを開けた状態で近くに置き、ヘビ棒でマムシの首元を押さえつけました。

マムシは夜行性なので、朝方は寝ぼけていたのか相当動きが緩慢でした。ギュッと棒で押さえつけてやっと動き出したぐらい、ノロノロしていました。

ヘビ棒で首元を押さえつけたまま、トングで蛇の頭を掴みます。

この時、このトングだと先端の方になかなか力が入らずに完全に咥えこむまで結構苦労しました。かなりビビっていたので長めのトングを持ってきたのですが、頭を押さえつけることができれば早々ヘビが頭を伸ばしてくることはないので、トングはもっと短めで良いから力が入りやすい物の方が良かったかもしれません。

しっかり頭を咥えこんだのを確認したら、素早くケージに投入し……

サッと蓋をして捕獲が完了しました! やったゼ!!!!!!

そのまま屋外に置いておくと、日光で温められ過ぎたケージ内でマムシが熱中症で死亡する可能性があったので空き家まで持ってきました。万が一にも逃げられないよう、蓋はガムテープでしっかり閉じておきました。

上から見た様子。

これはマムシの臨戦態勢で、休憩している時のとぐろの巻き方とは違い、すぐにビュッと頭を飛び出させて噛みつくことができるようになっているようです。あな恐ろしや。

顔面。禍々しすぎる……毒蛇の顔って感じ。

個人的に一番衝撃的だったのが腹部の模様です。ヘビのお腹ってまっ白なイメージがあったので、こんな禍々しい血しぶきみたいな模様をしているとは思いませんでした。これがマムシか……。

④次回「駆除・調理・実食編」へと続く

今回はカエル牧場に侵入していたマムシを、入念に準備し、捕獲する様子をお伝えしていきました。

さて、空き家に持ちかえってきたこのマムシ、どうするかというと……食べたいと思います。

いやマジで、マムシを捕まえたは良いけど、どう処理するかって言ったらもう駆除する以外ないんですよね。マムシなんて飼えないし、逃がしたところでまたカエル牧場に侵入されたらやだし、誰かほかの人が噛まれてしまう可能性もある訳で、どう考えても駆除一択。

そしてどうせ駆除するのだったら命を有効に役立てた方が良いでしょうということで……次回、調理&実食編となります。お楽しみに。

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