どうも、たかしです。
先日、小屋暮らしをしている土地に流れている沢水を利用し、農地の端に穴を掘ってメダカを大量繁殖させるためのメダカ池を作成しました。


試しメダカ放流から2~3日経って、メダカは相変わらず元気に泳いでおり特に問題なさそうなので、ここらでいよいよ繁殖に向けて本格的に動き出します。

という訳で、早速ヤフオクでヒメダカを200匹購入して、メダカ池に放流することにしました。
今回はヤフオクで購入したメダカを大量放流する際の様子を、その後の様子について併せてお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
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①ヤフオクヒメダカについて

今回購入したのは、「餌用ヒメダカ200匹」です。
非常に安価で、200匹で2000円。何と1匹10円で購入することができました。
とはいえ、配送料が含まれますので、今回は夏場の配送ということでクール便でお願いしたのもあり、合計で1500円ほどかかっています。なので合計額は3500円ほどで、1匹当たり実質18円ほどかかっていることになります。
それでも、ホームセンターとかで購入するとなるとヒメダカは大体1匹100円、安くても50円はしますから、送料込みでも破格です。これぞヤフオクの魅力。
「餌用」というのはどういうことかというと、つまりは「肉食の爬虫類や魚類の餌として利用するための」メダカということです。いわゆる「生餌」ですね。
残酷なようですが、実際生餌という物は肉食動物にとっては非常に重要な役割のある物で、生餌しか食べない生き物もいますし、人口飼料も食べつつ生餌も食べることで食欲が刺激されて健康に過ごせたりと、肉食の生き物を育てている人からしたら無いと困る物なのです。

「餌用」と「ペット用」のメダカにはどんな違いがあるのかというと、それは大まかに「扱われ方」と「魅力度で見た場合の質」です。
まず「扱われ方」ですが、一概に言うことはできませんが基本的に餌用のメダカはそこまで丁重に扱われることはなく、「餌として消費されるまで大多数が生きていればOK」というのが最低限のラインになるので、相応に弱っていたり痩せていたりしている個体が多い傾向があります。
とはいってもそれはやはり業者に寄りけりで、今回購入したメダカに関しては見た目ではそこまで酷い扱われ方をしているようには見えず、普通に健康的に見えるので「当たり」の出品者さんに当たったのではないかと思います。
個人的には、ホームセンターでペット用に売っているメダカでもなかなかの酷い環境で買われているのを時々見かけますから、本当業者によるとしか言いようがないです。
どちらかというと、配送される際の梱包の「THE☆最低限」って感じの辺りに「あ、餌用のメダカだな」という差異を感じましたね。これがちゃんとしたペット用だったら、たぶん段ボールじゃなくて発泡スチロールの箱を使ったりとか、「200匹全部一緒に一袋」では無く「20匹ごとに10袋に分けて」とか、そう言ったところに差が出て来るんじゃないかと思います。
そして「魅力度で分けた場合の質」ですが、むしろこちらの方が「餌用メダカとペットメダカの差」の大きい部分じゃないかと思います。
今回僕が購入したヒメダカですが、餌用に大量繁殖されている物になりますから当然「色のノリ」だとか「体格」だとか、そう言ったところに特徴は全く無く「至って平凡なヒメダカ」って感じです。
一方ペット用のメダカは、やはり鑑賞のために購入するメダカになる訳ですから「見た目」や「体格」が美しく魅力的で、特徴のあるメダカとしてブリーダーがしっかり管理している物だからこそ「ペット用」として成り立つはずです。
つまりは、僕が今回購入したメダカは「大量繁殖されているためごくごく平凡な」「必要最低限の梱包でとにかくコストカットして販売されている」メダカ=餌用メダカということになります。
まぁ、僕自身も販売するための「餌用メダカ」を大量繁殖させるためにメダカを購入しましたから、とにかくどれだけ平凡でも安くて大量にメダカが欲しかったのでこちらのメダカを購入したということなのです。
②放流までの様子

早速メダカをメダカ池まで運んできて、バケツに移して水合わせを行っていくことにしました。

クール便で送られてきたメダカは冷たい水の中に入っているため、いきなり沢水の中に放り込んだらショックを受けてしまう可能性がありますので、まずはバケツを池に浮かべて温度合わせをしていきます。

その間、排水のためのパイプが上手く行っていなかったので取り換えていきました。

とにかく細かくフィルターしたかったのでスポンジをはめ込んでいたのですが、それだと排水が追い付かなかったみたいなので、今度は網戸の替えアミを2重にしてより細かくしたフィルターに取り換えることにしました。

勢いよく水が吸い込まれていきます。今度は上手く行きそうです。

この位の細かさだと、生まれたばかりのメダカなんかは通り抜けていってしまいそうですが……基本的に卵は都度回収して別の飼育容器でふ化させる予定なので問題はないかと思います。
回収し損ねた卵から生まれたメダカは通り抜けていってしまうかもしれませんが……それは仕方がないですね。

温度合わせが済んだら、今度は池の水をバケツに入れていき、少しずつ水質を合わせていきました。
本当はこの作業は、本当にちょっとずつ時間をかけてやった方が良いのですが、今回は配送されてきた時にメダカが入っていた水は絶対悪くなっているはずなので、少しでもその環境にメダカを晒したくなかったので手早く行っていきました。

1時間ぐらいかけて水合わせをし、いよいよメダカを放流していきました。

早速集団になって、広い池の中をぐるぐると元気に泳ぎまわり始めました。

なかなか良い光景ですね。やはりメダカは集団になってこその魚だなという風に思います。
ヒメダカという品種自体が、元々野生下にいた「クロメダカ」を、鑑賞した時に映えるよう体色を品種改良していった結果生まれた物なので、土丸出しのメダカ池によく映えます。
ちなみに、それ故に天敵からも目立ちやすくて狙われやすくなってしまっているという悲しみを背負っているのですがね。人の業。

ここで、繁殖のために大量購入しておいたメダカの産卵床をメダカ池に投入していきます。
これはメダカが水草に卵を産み付ける習性があるのを疑似的に再現するための物になります。

池の水で軽くゆすいでから……

購入した8個全てメダカ池に浮かべていきます。
後は上手く行けば数日後にはこの産卵床に卵がワッサワッサ……となるのが理想ですが、果たしてどうなることやら。
③翌日の様子
翌日、放流したメダカたちの様子を見に行くと……

変わらずメダカたちは元気に泳いでいました!
やはり配送されたメダカというのは狭い空間と悪化していく飼育水に長時間晒されて弱っているはずなので、翌日には全員☆になってメダカ池が地獄絵図……となっているのを恐れていましたが、とりあえずは大丈夫そうです。

と、思いきや、やはり池底で1匹静かに☆になってしまっていました……。

やはり餌用メダカとして、長時間狭い袋の中で運ばれてきただけあって、どうしてもこういうことは起きてしまいますね。南無……。
④次回「メダカ池の課題編」へ続く
今回はメダカ池にヤフオクで購入した200匹のヒメダカを放流していく様子をお伝えしていきました。
メダカの放流自体は大きなトラブルも無く済み、メダカ池で元気よくメダカたちが泳いでくれているのを見て一安心ではあるのですが……
実は現在このメダカ池は、とある深刻な課題を抱えているのです。それは……

小さいトノサマガエルが、大量に侵入してきてしまっていることです。

また、それに付随してオタマジャクシもメダカ池の中で発生してきてしまいました……。
この課題に対してどう向き合っていくのか、どのような問題があるのか。
次回はこれらについて考えていきたいと思います。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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