どうも、たかしです。
庭への獣侵入を阻み、同時にマダニを庭から根絶させるため、庭のぐるりを防獣フェンスで囲っていくシリーズ、今回は第2回になります。

前回記事では防獣フェンス「いのしし君」を模した2mの角材2本を使って設置予定箇所の測定をしていくことで、必要な資材の数を計測し、必要予算の見積もりを立てていきました。
さて、必要枚数が分かったところで早速資材を全て調達して設置していく……というのは、流石に5万円近くもかかる一大事業を進めていく上で若干の怖さがあります。
これは小屋建築だったり空き家補修DIYの時にも思い知ったことなのですが、いきなり大量の資材をまとめて購入するのではなく、少しずつ調達して間違いないことが確認出来てから資材を用意すると言ったようにリスク分散させて作業を進めていくことは、予算の限られている貧乏素人DIYでは非常に重要となります。

そこで今回は、まずフェンス2枚、支柱3本だけを調達してきて、仮設置の更に前段階である「仮・仮設置」をしていきましたので、その様子をお伝えしていきます。
防獣フェンス「いのしし君」は庭のぐるりを問題なく囲むことができそうなのか? 事前の計測は間違ってはいなかったのか? 確認していきます。
それではやっていきましょう。
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①仮・仮設置の様子

まずは裏庭へと連なる作業小屋周りのフェンスからです。
最初はフェンスをこのように設置し、手前側に向かって片開きの扉になるようにしていこうかと思ったのですが……

だいぶ前に作成した浸透桝の蓋が邪魔になって、恐らく左側の支柱に丁番を取り付けた際に扉がつっかえてしまいそうです。
かといって右側に丁番を取り付けるとだいぶアクセスしづらくなってしまいます。
どうしようか考えた結果……

扉を一個奥に設置することで浸透桝蓋とつっかえないように設置するのはどうかと考えました。
このように、実際にフェンスを設置してみることで見えてくるものがあります。

続いてこちらもまた裏庭へと続く通路に設置する防獣フェンスです。こちらは特に問題なく、左側の支柱に丁番を取り付けるような形で片開きのドアにすれば問題なさそうです。
先ほどの箇所もそうですが、長さ2mのままだとフェンスが長すぎるので、また設置する際には短くカットする必要性がありそうです。

ここから庭木を抜けて表側にフェンスを連ねていきたいのですが、乱雑に伸びてしまっている庭木の枝が邪魔になってしまうようでした。

棒準フェンスを設置するのに邪魔な枝はどんどんカットしていきます。
できるだけ庭木をカットしないでフェンスは設置していきたいのですが、どうしても邪魔な物は必要分だけカットしていきます。切った枝は薪にして無駄にはしません。

このような感じでフェンスを設置することになりそうです。やはり実際にセットしてみるとかなりイメージが湧いてきますね。

ただ、排水地点になっている場所が一段下がってしまっていて、フェンスの下に隙間ができてしまっていますから、この地点を整地したうえで対処も考えておく必要性がありそうです。

連ねていくイメージで、どんどん表側にフェンスを延ばしていき……

薪棚の後ろを通って……

柿の木の手前を通り……

ユズの木のすぐ近くまで延ばします。
ここまでで必要枚数は11枚でした。事前計測どおりでしたね。

続いて玄関側。太い木のある地点を始まりとして、丁度いいのでこの木は柱代わりにも使うことにします。

門となる位置ですが、こちらは門をフェンス2枚で両開きにする関係上、微妙に1枚目との間にすき間ができてしまいます。
恐らく裏庭に連なる道のドアになるフェンスの端をカットした余りで、この中途半端分は埋められるはずです。

今回、実際に現在構想している扉の機構を試しで設置してみることにしました。

このように、丁番側となるフェンスの下端に、フェンスを宙に浮かした状態で回すことができるようパイプ材を設置することで、丁番を取り付けたかのような片開きの扉を作成することができます。
現在は仮なので、地面から高すぎますしパイプもボロすぎますが、本番ではしっかり埋めてパイプも頑丈な物に差し替えます。

色々試行錯誤した結果、ちゃんと自立させることが可能であることが分かりました。

このように、スムーズに開閉することができます。
ちなみにこの機構は僕オリジナルではなく、以前突然僕に丸太小屋を丸ごとプレゼントしてくれたご近所のDIY達人の方のフェンス扉を参考に真似たものになります。
この方法なら材料は少なくて済むし、設置も簡単だし、既に実践投入されている物ですから実用性を折り紙つきです。
DIY達人に感謝。

門をイメージした設置図がこんな感じです。やはり庭に車ごと乗り上げて荷物の搬入をすることも多いので、ちゃんと両開きにして問題なく車が入れるようにはしておきたいんですよね。
実線でこれがうまくいってくれると良いのですが……。

門から先は崖の方、洗濯竿のある位置へと進んでいき……

崖が高くなっている地点でストップ。事前計測どおり、ここまででフェンス17枚になります。

反対側から見ると、それなりの高さであることが分かります。

ただ、ここも一カ所崖が崩れて1段低くなってしまい隙間ができている地点があるので、ここも修繕が必要になりそうです。

最後に農地に連なる道のフェンスです。ここも片開きの扉にする予定です。
農地の方は割と行き来が多い道なので、フェンスを取り付けると結構不便になってしまうんですけどね……致し方ありません。

最後に空き家の裏側へと続く形でフェンスを連続させていき、庭のぐるりが完了となります。
事前計測どおり、フェンスの必要枚数は21枚で間違いありませんでした。
そして、多少庭木や地面の回収を施せば問題なくいのしし君が設置できそうなことも分かりました。
②次回、全資材購入&仮設置
今回は防獣フェンスと支柱を一部だけ準備し、仮設置より更に前段階の仮・仮設置をしていく様子をお伝えしていきました。
実際に使用するフェンスを用いて仮・仮設置を進めていったことで、よりイメージが固まり、また安心して次の段階へ移ることができそうです。
正直、このフェンス2枚・支柱3本を用意するだけでもいちいちホームセンターのレンタルトラックで往復自己搬入をする必要性があったため、面倒すぎるのでもう一気に資材を揃えてしまおうかとも思ったんですけどね。まあ、やってみた価値はあったかなと。
次回は、またしてもレンタルトラックで今度は残りのフェンス19枚と支柱21本を自己搬入し、そこから全ての資材を実際に並べてみる「仮設置」を行っていきます。
実際にフェンスを設置した庭の様子はどのような物になるのか? お楽しみに。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。