どうも、たかしです。
庭への獣侵入を阻み、同時にマダニを庭から根絶させるため、庭のぐるりを防獣フェンスで囲っていくシリーズ、今回は第4回になります。
前回の記事では全ての防獣フェンス資材を調達し、全体イメージを掴むために仮設置を行っていきました。


その結果、設置する箇所にはいくつか地面の凹凸があって獣が侵入できてしまいそうな隙間ができてしまったり、防獣フェンスを設置するには邪魔すぎる竹や草木があり、まずはそれらを何とかすることが先決であることがよく分かりました。


と言う訳で今回の記事は、フェンスの本格設置をする前にこれら設置個所の問題点を解決するために土地を均したり草木を伐採したりして行った様子をお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
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①地面の凹凸を均す

まずは入り口付近の崖が一部崩れて凹んでしまっている部分の均しをやっていきます。
この地点はそれなりの角度の坂になっているため、タダ土を敷き詰めただけでは雨などのふとした拍子に崩れていってしまう可能性が高いです。そのための対策も施しつつ作業を進めていきます。
まずは均す部分の下端に、土を支えるためのつっかえ棒(農地から出てきた折れている園芸支柱など)を挿していきます。

個のつっかえ棒の上に土嚢を置いて、その上から土を敷き詰めていけば簡単には土が流れていかないのではないかと言う作戦です。

土はため池を掘った時に出た残土を利用しました。ため池地点と庭とはそれなりに離れており、一輪車を使っても何度も往復するのはそれなりに大変でした。
ため池といい、コンポスト堆肥といい、土地開拓の際にはどちらかと言うと土を掘る方が多く残土が溜まる一方ですので、こういう機会にどんどん消費していきたいところです。

土嚢に土を詰めてつっかえ棒に引っかけて斜面に設置したら……

その上から土を敷き詰めていきます。いくらかこぼれて落ちていってしまいますがきちんと詰まって留まってくれます。

その上から更に土嚢を置いて2段にしたら、またその上に土を敷き詰めて崖の凹みを完全に覆うことができました。

ダメ押しにタンパーでしっかり転圧して作業完了です。

下から見るとこんな感じ。めちゃくちゃ不格好ですが低予算なので致し方なしです。
この土の上に植物が根を張ってくれれば土嚢無しでも土が留まってくれるようになるんじゃないかと淡く期待しています。いつまでもこのままでは流石にダサいので。

その後、もう一カ所の凹んでいる部分である排水部分にも土嚢を敷き詰めて……

同じく土を敷き詰めていきました。一応排水経路は土の下に確保してありますが……土が流れていかないかはそれなりに心配ですね。
この排水路も仮の水路のまま1年間来てしまいました。もうちょっとちゃんとした排水路にしたいと思いつつ、特に問題ないためついついほっといてしまうんですよね。
久しぶりに浸透桝の中を覗いてみたら、既に中に水が詰まってしまっている状態でした。細かいゴミがすき間を埋めてしまって、もはや浸透せずにそのまま排水されてしまっている感じでしたね。
その内詰まって逆流してきてしまいそうなので何とかしなくちゃなんですけどね……防獣フェンスにかなりお金をかけてしまっているので、お安く済む解決案が何かないか思案中です。
話がそれましたが、とりあえずこれで土地の凹み均しは完了です。
②邪魔な竹草木の伐採

続いて小屋のすぐ裏側にある邪魔な竹草木の伐採を進めていきます。
ぱっと見にはそこまで多くの草木がある感じではなく、小一時間もあれば終わるかなと思ったのですが……

実際に伐採を始めるとこれがなかなか大変でした。
というのも、木の伐採は大元の幹をレシプロソーで伐採すればすぐ終わるかと思っていたのですが、この木が何か凄いトリッキーで中ぐらいの幹が十数本も一カ所からワラワラ出ている感じで凄い面倒だったんですよね。
それに加えて、木や竹と更によく分からないつる性植物が絡まりまくっていて、木を伐採しただけだと取り除けなくて絡まり合っている物全部をいちいちほどいていく必要性があったりなど、とにかく密集した竹草木の悪いところが出ていましたね。

そもそも量自体実はそれなりに多くて、これほどの量の竹と草木がありました。
直立している状態だと上の方の物量はあまり意識できないため少なく感じてしまうんですよね。実際は割と大量で伐採するだけでも1時間半近くかかりました。

その後、伐採した竹草木は農地の端の方へと持って行って、とりあえず乾燥させることにしました。
木は来年度の薪として、竹はまたたけDIYの資材として利用するつもりですが……もうそろそろマダニが復活して農地のいたるところに出没するようになるため、おいそれと農地の物に触れなくなるんですよね。なので、恐らくは今年のまた11月ぐらいまで放置と言うことになると思います。
マダニのせいで、夏場の農地は特に身動きがとりづらくなるんですよね……厄介。

最終的にだいぶすっきりして、フェンスも問題なく設置できるようになりました。
これでフェンス設置に際しての問題が解決されました!
③次回「扉設置編」へ続く
今回は防獣フェンスを本設置していく前に、土地の方の問題点を解決していく様子をお伝えしていきました。
問題がなくなった今、次回からはいよいよ防獣フェンスのを設置していく段階へと入って行きます。
まず最初に設置したいのは門や扉など、支柱やフェンスその他部材のバランスが細かく複雑な場所です。
全体をいきなり設置してしまうと扉の大きさなどを微調整したくなっても後から変更することが難しくなってしまうので、最初に扉と門を完全に完成させてしまってから、扉門に合わせる形で全体のフェンスを設置していく流れになると思います。
一応防獣フェンスの扉の設置に関しても事前に色々試しは済ませていますし、畑の防獣ハウス作りの時のノウハウもありますので特に問題は無いと思いますが……ガチで獣を侵入させないようにするための扉作りってなかなか大変なんですよね。
果たして無事盤石な作りの扉を作成することはできのか? 次回お楽しみに。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。