どうも、たかしです。
庭に薪で調理をするための屋外炊事場を作る計画、今回はその第6回になります。
前回は耐火煉瓦で作成したかまどで実際に薪を焚いて、お湯を沸かすまでにどれぐらい時間がかかるのか試していきました。


流石に現状のままだと燃焼効率が悪すぎだし、火力も安定しないしで実際に調理に使うのには不安が残るので、今回はカマドを改良して少しでも早くお湯が沸かせられるよう試行錯誤していきます。
それではやっていきましょう。
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①かまどを改良する
まずはカマドの火力向上のための改良を施していきます。

カマドの薪投入口に一つ耐火煉瓦を追加。ちょっと投入口の広さが足りず、薪や杉枯れ葉のカスがこぼれてしまっていたので、これで投入しやすさを向上します。

次にダイソーで購入した100均の金網を……

掴み箸で折り曲げ加工をして……

カマドの炉内にぴったりはまる上げ底網として加工していきます。

これを炉内に設置して……

最後に投入口の上部をもう一つ追加の耐火煉瓦で塞げば、改良完了です。

上げ底の金網を設置したことにより、炉内の通気性が増し、さらに薪の底から空気が上がってくることにより効率よく炎が煙突内に上がってくる構造になっています。
これは以前作成したドラム缶ロケット焼却炉の構造を参考にしています。
焼却炉の方も同様のロケット構造+上げ底網による下部からの上昇気流効果で火力がとんでもないことになっていたので、カマドでもそれが生かされるのではないかと期待しています。

また、こちらはカマドの改良では無いのですが、投入する薪に関しても大きな塊のまま投入するのではなく、事前に細かく割ってから投入することにより、火が付きやすくなって火力の安定・向上につながるのではないかと考えました。
塊で投入する方が火が長持ちしますが、焚き火とは違って料理に使う火の場合は瞬間火力が重要なので、細かく割った薪を次々投入していった方がより強火が安定するはずです。
②再実験の様子

前回同様、薪と焚き付けの松ぼっくり、着火剤の杉枯れ葉を投入し、マッチで火を付けます。

火が付いたらとにかくうちわであおいで、中の火が安定して炉内温度が高まるのを待ちます。
前回の実験時と比べると、うちわであおいだ時の空気が入っている感じが明らかに向上し、炎の勢いも良くなっているように感じました。

ある程度火が安定したところで、前回同様500mLの水を入れたケトルをカマドの火に当てていきました。
前回は沸騰するまで20分かかりましたが、今回はどれぐらいで沸くのか……。

その後、前回のノウハウもあってか火力は終始安定させて出し続けることができ、ついにお湯が沸きました。
肝心の枠までにかかった時間はと言うと……。

約14分! 前回より6分ほど縮まりました!
理想を言えば10分を切りたかったところですが、とりあえずだいぶ早まったのでこれで良しとしたいと思います。
③次回「調理編」へと続く
今回は耐火煉瓦で組んだカマドを改良し、より火力が向上・安定するように試行錯誤していきました。
現状採れる手段としては、これ以上のカマド改良方法は望めなさそうなので、次回とりあえずこれで実際に調理をしてみたいと思います。
もっと火力を出すのならば、そもそもカマドの構造自体変えて大型化するしか方法はなさそうなので、次回調理をしてみて全然ダメそうならばそっちも選択肢に入れてみようかなと。
まずはこの割と小型のかまどでちゃんと調理ができないか実験していきたいと思います。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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