どうも、たかしです。

沢から回収した倒木の切り株分を加工し、非常に大きく頑丈なおニューの薪割り台を手に入れることができました。

非常に頑丈な樫の木の大きな切り株を……
根元を切りそろえることにより、非常に広く頑丈で安定感抜群の薪割り台ができた

今回はこの薪割り台を使って、まだまだ大量に残っている沢から回収した倒木を薪にしていこうとしてのですが……

まだまだ残っている倒木

倒木を薪にするのは思った以上に大変で、更に倒木の中に非常に硬い樫の木が混じってしまっていたことから、恐れていたとある事態が発生してしまいました。

今回は沢から回収した倒木を薪に加工しようとしていったその過程と、結果がどうなってしまったのかについてお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①倒木を切り出していく

倒木をいきなり薪にすることはできませんので、まずは倒木から丸太を切り出す作業から始めました。

1つの丸太につき長さ30㎝を目安に手鋸で切り出していったのですが、やはりと言うべきかこれがまぁ大変!

特にさんざん言っているように樫の木は非常に硬く、木の太さにもよりますが1本丸太を切り出すのに10分~20分かかってしまいます。

3時間ほどかけてようやく切り出せた量がこれだけ。まだまだ倒木は残っています。

体力が無限に続くのであれば1日で切り出すことも可能でしょうが、手鋸で作業しているためこれだけ切り出してしまうともう腕がパンパンで、肩まで上げることさえキツいぐらいになってしまいます。

そのため、毎日少しずつ切り出して行って、1週間ほどかけて地道に作業を完了させていきました。

最終的にこれだけの丸太を切り出していきました。

いや~もういい加減手鋸での作業に限界を感じてきましたね。チェンソーが必要なぐらい太い木を切ることなんかそうそうないだろうと思ってこれまで購入を避けてきたのですが、こういうしんどい作業があるたびに「買っときゃよかった……」と言う気持ちと「でも今更買ったらこれまでの苦労は何だったんだってことになるな……」と言う気持ちとで葛藤してしまっています。何だか作るタイミングを逃したポイントカードみたいですね。

余談ですが、倒木の切り出し中やたら越冬中の虫が出てきて、その度罪悪感を刺激されてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまったので、一部腐食が大分進んでしまっている朽ち木に関しては、どうせ薪にしても大した燃料にはならないので縁に寄せて虫の越冬ゾーンとして置いておくことにしました。

また朽ち木の中から出てくる虫がクワガタやらオオゴキブリやら、僕にとって害の全くない虫がやたら多いのも罪悪感を加速させるんですよね。アブとかマダニとかだったら容赦なく木ごとボイラーにくべてやるんですけどね。

出てきた虫ギャラリー(当たり前ですが虫画像注意)
オオゴキブリ♀と細い芋虫(テッポウムシ?)
コクワガタ♀ 何気に成虫が出てきたのは初めて
アリの大群(アリに対して慈悲は無いので、容赦なく破壊しました)

②割って薪にしようとしたが……

丸太が準備できたらいよいよおニューの薪割り台で丸太を割り、薪を作成していきます。

使用するのは手斧と石頭ハンマーです。

薪を割るというと、漫画なんかでは両手斧を振りかぶって薪を一刀両断! ってイメージだと思いますが、実はあれは狙ったところに真っ直ぐ斧を振り下ろさなくてはならないため難易度が高く、今どきはあまりやらない方法のようです。

僕自身としては、まず片手斧を丸太に刺した後。ひっくり返した丸太をハンマーで叩くと言ったやり方で薪を割っています。

以前隣人からいただいた杉の丸太を薪にした時もこの方法で問題ありませんでしたし、今回用意した丸太も比較的柔らかくて細い木であれば全然イケる感じだったのですが……

やはり問題は樫の木でした。見てくださいこの太さ! そして立派な断面を!

ある程度沢に晒されていた倒木なだけあって、他の木は腐食も進んで柔らかくなっているのがほとんどだったのですが、樫の木だけはやはりどうしても様子が違います。

外側はボロボロでも、内側の芯に近い方はしっかりと生木のままで、硬くてかつヤニが残っていて柔軟性もあるんですよね。

そのため、他の丸太を割った方法で割ろうとしても、全然割れる気配がありませんでした。

これだけ亀裂が入っても、斧が深くまで刺さっても全然割れる気配がありません。

硬いだけなら少し亀裂が入ったらそれきっかけで「パキンッ」と割れてくれるはずなのですが、何せ残っているヤニで粘り気がありますのでなかなか割れてくれません。

この1本の丸太に30分以上格闘したところで結局どうしても割れなかったため、この日はこれにてリタイアとなってしまいました。無念……。

③次回、秘密兵器投入

今回は沢から回収した倒木を薪にしていこうとしたところ、樫の丸太が固すぎてても足も出なくてリタイアせざるを得ないという結果になってしまいました。

じゃあもうこれで倒木を薪にする計画は断念するのかと言うと、もちろんそんな訳はありません!

今回リタイアすることになったのは「今手持ちにある装備では断念せざるを得ない」というだけであって、まだまだ人類の英知である数々の道具が僕には選択肢として残されています!

じゃあいきなりチェンソー……ってことにはなりませんが、もう少し安価で、かつ効果が高そうで導入への心的ハードルの低いとある薪割り道具を楽天市場でポチッてきました!

次回、こちらの「薪割りクサビ」をおニューの薪割り台と合体して使用しまして、硬すぎる樫の丸太を割ることができるかどうかチャレンジしていきます!

これがダメだったら……チェンソー?

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。