どうも、たかしです。
暖かい。暖かすぎる!!
ここ最近の日本の気候はイカれていると思ってはいましたが、暖かくなるタイミングまでここまで下手糞になってしまっていたとは……どうした!? 日本の季節感!!?
いや、だってほんの1週間ほど前まで早朝空き家のキッチンにつららができるぐらいの猛寒波っぷりだったのに、いきなり日中の気温15度超えってどういうことですか????
なんていうか、季節の移り変わりって言うもんはもっとグラデーション状な物だと思っていたのですが、全然そういうもんでも無く、ある日突然「はい! 今日から春ね!!」ぐらいの雑さで成り立っていたんだなと言うことを小屋暮らしを始めてから身に染みて感じています。

さて、それはそれとしてこうも陽気な感じになってくると、表に出たくなるのが人情というもの。
町にいた時は、暖かくなってから出かけると同じような考えで街にあふれた人々の中に埋もれてしまうのが嫌だったので出かける気も失せていたのですが、物理的に人の少ない山奥であればその心配はありません。
それに、これまで基本的に外出する時には車での移動だったので、自分が住んでいる集落付近の様子をつぶさに観察したことが無かったんですよね。精々自分の家から徒歩5分圏内と最寄りの商店付近だけです。
という訳で今回は、自分の住む集落から最寄りの商店までの約4㎞の道のりを、徒歩で周囲の様子を観察しながら散策してみましたのでその時の様子をお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
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①集落から太い道まで下りる
僕の住む集落は太い道路から一本道を外れた位置にあるため、まずは太い道に合流するため沢沿いの細い道を下りていきます。

道のすぐ横を流れる沢はそれなりの大きさで、僕の土地に流れているミニミニ沢何かとは比べ物になりません。こんなサイズの沢が土地に流れてたらめちゃくちゃ利用法がありそうですよね~。
もし自分の土地に流れている沢だとしても「普通河川」として地図にも記載されているような沢に関しては管理者が自治体になり好きなように利用できないらしいので、もしかしたらこの位の規模の沢だったら普通河川以上の区分に指定されちゃってるかもですけどね。

沢沿いの斜面に、かなりデカいタンクが2個転がっていました。
形やサイズ的に、簡易水洗トイレとかに使われるような便槽じゃないかと思われます。定期的にバキュームでくみ取る必要があるやつですね。
……いや、何でこんな所に捨てられとんじゃい!
あんまり個人が扱うような物じゃありませんからね。ここら辺の家のトイレ工事を請け負った業者が、処分費を浮かせるために捨てていったとか? まさかね……。
②太い道沿いの様子
普段車で何度も行き来している太い道ですが、周囲の様子を眺めながらゆっくり歩くと色々な発見がありました。
1.大量の地蔵

まず何といっても目に付くのがお地蔵様の多さです。
この太い道は山間部の道路あるあるで「片側が沢、もう片側が山肌」という形になっているのですが、その山肌側にかなりの頻度でお地蔵さまが出現しているんですよね。
歩いてみた体感では平均500m~600mに一回ぐらいの頻度です。

こんな風に、崖崩れ防止の擁壁と同一化する形になっているお地蔵様もいます。これはなかなかここ以外で僕は見たことない光景です。
お地蔵様の見た目も一人一人異なってるのも、力の入りようを感じます。

また、ほとんどのお地蔵さまには献花がちゃんとなされており、見た目も結構きれいで管理が行き届いているのが分かります。

こんなにもたくさんお地蔵さまが置かれているのには何かしら理由があるはずです。
やはり太い道沿いと言うことで、交通事故が起きないようにとかそんな理由なのかなと思ったのですが、それにしたって数が多い。それに、ここら辺の道が整備されて太い舗装路となったのはそこまで古くないであろうことを考えると、結構年季の入った感じのお地蔵さまがこれだけ並んでいることとの整合性もあまりないですよね。

それに、やはり謎なのはこの擁壁と一体化しているお地蔵様の存在です。
一体なぜこのような形でお地蔵さまが設置されているのか? 擁壁と一体化しているということは恐らく工事の際に一緒に取り付けたのだと思いますが、一体どんな思いで工事の際擁壁と一体化しているお地蔵様を取り付けることにしたのか?
そんなことを考えながら歩いていると、とある一つの仮説に行き着きました。

こちら擁壁工時事に建てられた記録碑ですが、どうやらこの昭和57年度にかなり大規模な土砂崩れがあったようで、その際に補修工事と一緒にこの擁壁工事もなされたみたいです。
つまり、この辺りの道は結構土砂災害に見舞われやすい土地だったということ。だからこそこれだけの大規模な擁壁工事が行われたのでしょう。
あの擁壁と一体化していたお地蔵さまは、「同じような悲惨な土砂災害がもう起きないように」との祈りが込められているんじゃないかと、「その力で擁壁をお守りください」的な思いの表れなんじゃないかと、この記録碑を見て感じました。

そう考えれば、昔からの古いお地蔵さまも混在しているのにも説明がつきます。舗装路として大規模に整備される以前からもこちらには人々が行きかう道はあったはずで、きっとそこでも同様の土砂災害はあったでしょうから、それに対する祈りの表れが大量に置かれているお地蔵様だったのではと思いました。
……そう言えば僕の所有する山林の中にもお地蔵さまが置かれていたんですよね。あそこもやっぱりヤベエのかも。

2.その他目に付いた物
他にも道を歩いていて色々気になった物をご紹介していきます。

道沿いには空き家だったり、もう一体何に使われていたのかもわからないボロボロの建物が点在しています。
せっかくなので中を覗いてみたのですが、ちょこちょこボロボロのイスやらテーブルやらが転がっているぐらいで特にめぼしい物はありませんでした。
もう2度と使われることはないだろうし、持ち主が積極的に取り壊すことも無いだろうし、自然に倒壊するまで永遠このままなんでしょうね……。

道沿いには田畑も所々にあり、流石は山間部だけあってその全体が隈なく防獣フェンスで囲われています。
基本的にどの田畑のフェンスも同じメーカー企画の物を使用しているみたいなので、農協とかで一括して設置しているフェンスなのかもしれませんね。
こちらのフェンスはかんぬきが上中下の3カ所でびっちり固定されていました。やっぱこのぐらいしなきゃね~。
使っているパイプとかは僕が庭に設置した門と同じように廃材なんかを流用しているようですね。パクられた?

宝の山や~。

太い道沿いの沢は、集落から降りてきた道沿いの沢みたいなのが全て合流した沢であるためか、めちゃくちゃ大きくて大迫力です。
商店のある集落(たぶんこの辺りのメインストリート)近くには、観光地として整備された沢沿いのちょっとした広場なんかもあるため、夏場には結構な数のBBQパリピが押し寄せてきます。
この日はめちゃくちゃあったかい+休日だったため、もしかしたらもうパリピが来ているのではと思ったのですが、全然人は来ていませんでした。パリピはこの時期はまだ花見に夢中なのかな?

めちゃくちゃ気合の入った不燃ごみ置き場の石碑がありました。
昔は不燃ごみ置き場って希少だったのかな?

可燃ごみのゴミ収集ステーションがかなり頑丈な作りの小屋になってるのはいかにも山間集落って感じですね。獣がすぐにゴミを漁りに来ちゃいますからね。

ちょくちょく庭に本格的な焼却炉を構えているお家を見かけました。僕が作成したドラム缶焼却炉とは訳が違いますね。特に煙突。
山間部でのごみ収集が始まったのってやっぱり街中と比べて遅かったんですかね?まだ現役で使用中なのか、全然まだ使える状態の焼却炉が結構ありましたね。

たくさんの実が成っているユズの木が放置されていました。街中でも結構な数のユズの木が実が収穫されずに放置されてますよね。もったいない。
ていうかもうだいぶシーズンも過ぎて熟しまくってる頃だと思うんですけど、それでも鳥に食べられたりとかしないんですねユズって。そんなに不味いかな~?
③まとめ
今回は僕が小屋暮らしをしている山奥集落から、最寄りの商店までの道のりを散策した際の様子をお伝えしていきました。

ゆっくり散策ながら歩いた結果1時間以上かかって商店にたどり着いた僕は、アイスクリームを買って近くの整備された沢広場でゆっくりして、また40分かけて家に帰りましたとさ。
おしまい。
くぅ~疲れましたw これにて散策レポートは完結です!
実は、こんなに暖かかったらたまには歩いて商店まで行ってみたらどうかと思い立ったのが始まりでした。
本当は40分もかかるなんて思っても無かったのですが←
思い付きを無駄にするわけにはいかないので、せっかくなら周囲の様子を記事にもしてしまおうと挑んでみた所存ですw
以下、みんなへのメッセジをどぞ

たかし
皆さんありがとうございました!
終
って、なんでたかしくんが!?
改めまして、ありがとうございました!
本当の本当に終わり